「お気に召すまま」の観劇のあと一杯やった女性観光客が喉を掻っ切られて死んでいた。

ポリー・プレイド、といえば『「鎮痛磁気ネックレス」亭―』でおなじみの女誘推理作家。

デヴォンの森でヒッチハイカーが殺されて一年後、ロンドンのパブで殺人。

女相続人が手に入れたアンチークの書記机、これが大変な掘出物で警視の目の前で中から男の死体が…雰囲気描写ますます冴える佳篇

ドーセットの寒村シェンステッドに、死と暴力が不穏な空気をもたらしていた。

本好きの老婦人ペギーが死んだ。彼女は「殺人コンサルタント」を名乗り、数多くの推理作家の執筆に協力していた。

母親と妹を切り刻み、それをまた人間の形に並べて、台所の床に血みどろの抽象画を描いた女。

女は裸で波間にただよっていた。脳裏をよぎるのは、陵辱されたことではなく手指の骨を折られたことだった。

ある不穏な噂と少女の失踪が人々を変えた。封鎖された団地での二千人規模の暴動、監禁、そして殺人。

邸の氷室は十八世紀に小丘を模して造られた。

これは伝説的作家の短編の見立て殺人なのか? ――イギリスの中等学校タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の作家ホランドの邸宅だった。

ミステリ好き、クリスティ好きなアリシアとリネットの姉妹が出した読書会メンバー募集の告知に応えてきたのは、古着ショップのオーナー、医師、主婦、図書館司書に博物館勤務員といった面々。

イギリス小村のパブが舞台の奇怪な連続殺人事件。

旧友の結婚式のためシェトランドを訪れたテレビ関係者の女性は、「海辺で踊る白い服の少女を見た」と同行した友人に話した翌日、失踪しやがて死体で発見される。

秋の夕方、小さな村をドライブしていたジェリーは、一人の若い娘に出会った。

本物のレンブラントには右下隅に“RvR”と署名があるんです―。

英国で大人気のロングセラーシリーズ第10弾！ アガサが苦しまぎれに描いた探偵小説が現実のものになり、大ピンチに!? アガサは愛しい人への未練を断ち切るため、やけくそで地図の上にピンを刺し、適当に引っ越し先を決めた。

ちいさな村に待望の春がきた。ラッキーは親友ソフィーの結婚式の準備に大忙し。

20世紀初頭のスコットランド。英国王族でありながら、公爵令嬢ジョージーの暮らしは貴族とは名ばかりの貧乏生活。

探偵稼業は女には向かない。ましてや、22歳の世間知らずの娘には―誰もが言ったけれど、コーデリアの決意はかたかった。

山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。

秋風だつバラクラヴァ。早朝から床みがきをしていたローマックス夫人は、猫のエドモンドがくわえてきたものを見て仰天した。

生涯の伴侶を得て、幸せいっぱいのシャンディ教授をあらたな騒動が襲う。

潜入任務でちょっぴり暴れすぎたせいで、一時潜伏を命じられた凄腕秘密工作員のわたしは、ルイジアナの川辺の町にやってきた。

北欧ミステリの帝王ヘニング・マンケルが生んだ名物刑事、クルト・ヴァランダー。

ジェーンの朝は、三人の子供たちを起こして回ることから始まる。平凡な一日？　でも今日はいつもと様子が違う。

麻薬密売人キーナンの魅力的な若妻フランシーンが、ブルックリンの街角で誘拐された。

人骨騒ぎにケリをつけ、当初の計画どおり静かに暮らそうとした秘密工作員フォーチュンの決意を、一本の電話が打ち砕く。

凄腕の女性弁護士アイゼンベルクは、ホームレスの少女から弁護を依頼される。

海辺のリゾート地ウィスタブルでシーフードレストランを経営するパールは、警察官になるというかつての夢をあきらめきれず副業で探偵をはじめたばかりだ。

霧に包まれたエーランド島で、幼い少年が行方不明になった。

マイン川で少女の死体が発見された。年齢は14歳から16歳、長期にわたって虐待された痕があり、死因は溺死だと判明する。

「新しい人生のスタートよ!」PR業界を引退し、英国一美しいコッツウォルズの村で、憧れの隠居生活をはじめたアガサ・レーズン。

ボストン郊外に越してきた版画家のヘンと夫のロイドは、隣の夫婦マシューとマイラの家に招待された。

国家犯罪捜査局の元凄腕長官ヨハンソン。脳梗塞で倒れ、命は助かったものの麻痺が残る。

外海に流されようとしていた死体は地元出身の若い新聞記者だった。

シェトランド島に夏がやってきた。人びとを浮き足立たせる白夜の季節が。

「追われている。殺されるかもしれない。

新年を迎えたシェトランド島。孤独な老人を夜に訪れた黒髪の少女は、四日後の朝、雪原で死んでいた。

雄大な自然の広がるウェールズ地方のちいさな村。

売春婦が殺された。殴られ、切られ、散々に犯されたうえに、身の毛がよだつ行為で体を傷つけられていた。

劇場の最前列に座っていた男は、暗闇のなかで喉を掻き切られて死んでいた。

シェトランド署のサンディ刑事は、帰省したウォルセイ島で、祖母ミマの遺体の第一発見者となってしまう。

嵐の直撃で交通が途絶したフェア島で殺人が発生。故郷である島に偶然帰っていたペレス警部の捜査が始まる。

暗号法に取り組んでいた伯父の死をきっかけに、ヒロインの周囲で不可解な出来事が次々と起こる。マクロイ円熟期の暗号ミステリ。

「ドイツの王女のお世話をせよ」と、英国王妃からまたもや無理難題を言い渡された公爵令嬢ジョージー。

クリスティ愛好家の読書会、捜査に乗り出す 蒸気船での豪華クルーズに参加したブッククラブの一行。

大人気! アンソニー賞、バリー賞、ラヴィー賞に輝いた ミステリ界で話題のコージー・ミステリシリーズ第6弾! 父を殺したのは誰――? ホワイトハウスの厨房を離れたつかの間の休息。

11歳のあたしは、イギリスの片田舎で、化学実験に熱中する日々をすごしてる。

もうすぐクリスマス。

大人気！　アガサ賞受賞のコージー・ミステリシリーズ第８弾！ 豪華客船でいざ大西洋横断の旅へ！ ひょんなことからハリウッドに到着した公爵令嬢ジョージー。

夫を事故で喪ったアリスは、亡夫の書斎でミス・ラッシュという知らない女性の名が書かれた封筒を見つける。

サンフランシスコ・クロニクル紙のグルメ記事担当だったダーシーは、突然クビを言いわたされ、叔母のフードワゴンを手伝うことになった。

紅茶を注ぐネズミ!?セオドシアは目の前の光景に驚きを隠せなかった。たしかに招待状には「ネズミのお茶会」と書かれてあった。

静かな町で衝撃的な事件が発生。大雨で増水した川を花嫁姿の若い女性の遺体が流されていったのだ。

スキーリゾートのスープ店が舞台の大人気コージーミステリ! 身元不明の遺体、7年前の未解決事件、そして若い恋人たちの過ち――。