美しく逞しい継母が父を殺した。女子高生の瑠璃はそう確信していたが、証拠はなく警察も信じてくれない。

深雪は婚約者の俊亜貴を連れ故郷の雪之島を訪れる。結婚をしてありふれた幸せを手にいれるはずだった。

聖母女子高等学院で、一番美しく一番カリスマ性のある女生徒が死んだ。

沙織が地元の結婚相談所で紹介された男・杉下はハンサムで真面目、収入も十分だ。

郊外の町で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。

村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。

病院で目が覚めると、冴えないオタクだった僕の見た目は、イケメンの姿に変わっていた。

「憎きあいつを殺したのは……私!?」二十年前に起きた通り魔事件の犯人が刺殺された。

医者である英雄と一見、幸せな結婚生活を送る絵里。

脅迫電話に呼び出された医師とその娘婿が、白衣を着せられ、首に針金を巻きつけられた奇妙な姿で遺体となって発見された。

「レインマンが出没して、女のコの足首を切っちゃうんだ。でもね、ミリエルをつけてると狙われないんだって」。

若きパイロット間宮治郎は、国際線デビューに胸を膨らませていた。

東京グランド・バレエ団の創立十五周年記念公演の演目が「ジゼル」に決定し、如月花音は準主役に抜擢される。

陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。

願いを叶えると噂される一枚の鏡。持ち主に訪れる愛憎に塗れた運命の行く末とは。

人生は、いつでも大どんでん返し。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

半年後までに、邪魔なものはみんな“片付ける"――。

公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。

ただ幸せになりたかったはずだった―― 市役所の児童福祉課で働く咲良は、8歳の娘・カオリを男手ひとつで育てる開業医の孝太と出逢い、結婚。

列車に飛び乗り、上京して四十年。

都内で働く広太は、合コンで知り合った桃美とスノボ旅行へ。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

新設された東京スペリオール・バレエ団。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

匿名生徒による自警団「ガーディアン」が治安を守る中学校に赴任した秋葉は、問題が少なく安堵する。

わたしたちは永遠の共犯者。二度と離れることはない―(「Partners in Crime」)。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

幼い娘の育児と仕事の両立に限界を覚えた由紀恵にとって、今日が勤務の最終日。夜勤の間は、夫の雅之が自宅で娘を見ている。

一九七四年生まれの二人の「陽子」。

悲哀にみちた人間ドラマ。温かな余韻が残るラスト。

片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

ここは万両百貨店外商部。お客様のご用命とあらば、何でも(殺人以外)承るのが外商の仕事。

神奈川県警生活安全サイバー犯罪対策課の桐野良一は、あるPCの中から、死体で見つかった女の情報を探っていた。

医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌を振りまく双子・梨花と結花。

ドミトリータイプ、キッチン、バス、トイレ共同、敷金礼金なし、保証人不要、性別および年齢制限なし。

獣医の手島伯朗のもとにかかってきた、弟の妻・矢神楓からの電話。

大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。

『このミステリーがすごい!』大賞受賞後第一作が、待望の文庫化! 雑誌編集者の楓は、娘の衣装を自作する人気ブロガーに批判的なコメントを残したことから、過去のブログを匿名掲示板で晒され、陰湿なストーカー被害に遭うようになった。

一家離散によって幸せな生活を失った女子高生の真由。義父の虐待から逃れ、街で身を売るリオナ。

「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の〈私〉は驚愕する。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

老舗画廊勤務の中田由紀、三十二歳。穏やかで上品な彼女が、一人旅から帰ってきた途端に豹変した。

家庭裁判所調査官の仕事は、少年事件や離婚問題の背景を調査し、解決に導くこと。

二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。

大ヒット小説『スマホを落としただけなのに』著者の第2作目は、ラジオ局勤務の著者の経験を生かした(?)、ラジオ業界×密室殺人! FM秋葉原のラジオディレクター・矢嶋直弥は、泥酔して昨夜の記憶がなかった。

コンビニの店員が男にナイフを突きつけられるなか、電話の音が響いた。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

ある大雨の夜、冴えない中年男・戸沼暁男が刺殺された。

ふいに思い知る、すぐそこにあることに。 時に静かに、時に声高に――「死」を巡って炙り出される人間の“ほんとう"。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。