総理とスパイの意識を丸裸にする驚異の一人称語り。

「誘拐犯の娘が新聞社の記者に内定」。

日本推理作家協会賞受賞!心に刺さる連作短篇集 島に生まれ育った人々の、島を愛し島を憎む複雑な心模様が生み出すさまざまな事件。

陽気なギャング一味の天才スリ久遠は、ひょんなことからハイエナ記者火尻を暴漢から救うが、その正体に気づかれてしまう。

北関東のある町で、中学二年生の名倉祐一が転落死した。

木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島のヒロを訪れた。

若い夫婦が自宅で惨殺され、現場には「怒」という血文字が残されていた。

今の僕という存在に何らかの意味を見いだそうとするなら、僕は力の及ぶかぎりその作業を続けていかなくてはならないだろう―たぶん。

東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。

施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。

無人島とはこれまた古風な―とは言い条、お得意ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店“北斎屋”の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶS島へ。

天才暗殺者とシャーマン探偵。真の敵を暴け! 神の子に生まれた天才暗殺者と、シャーマンの子に生まれた探偵ナルヒコ。

結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

神降市に勃発した連続猫殺し事件。芳雄憧れの同級生ミチルの愛猫も殺された。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

＜講談社百周年記念書き下ろし100冊＞ 闇の天才ビジネスマンVS.美人過ぎる刑事 成功するのは、恋か、捜査か？ 島田雅彦最新小説 ある日、ホームレスが大金を拾う。

山中で交通手段を無くした青年クインは、〈塔〉と呼ばれる新興宗教の施設に助けを求めた。

大学生の望月良夫は愛車のデミオ運転中に、 偶然会った女優の翠を目的地へ送り届けることに。 だが翌日、翠は事故死する。

民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤三國は差出人不明のメールを受け取った。「鬼無里がなくなる……」と。

1955年。頭に、双子の片割れの死体が埋まったこぶを持って生まれ、周りの人間を次々と死に追いやる宿命を背負った男―ボズ。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。

紀元前の中国から、源平合戦、戦国時代と乱世を経て、文化爛熟の上方へ…前世巡りに出た王子の旅の結末は?ブンゴー渾身の大作、感動の完結。

きっかけはパワハラだった!トップセールスマンのエリート課長を社内委員会に訴えたのは、歳上の部下だった。

橋口雄一郎は40代のプロの結婚詐欺師。

「ごめん。もう、会えない」。

政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。

僕の小説の中では もっとも本格ミステリー度が 高い自信作です。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

深夜のファミリーレストランで突如、人間が炎上した。その数日後、天王洲では無残に咬み殺された男が発見される。

破産寸前の地方都市に流れ着いた、ひとりの新米坊主。

助言あり〼(ます)――。スーパーの駐車場で“相談屋”を営む稲垣さんの下で働くことになった浜田青年。

大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂は覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。

拉致監禁。両手親指切断。

一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。

かつてなくリアルに描かれる捜査の実態と癒着、横領、隠蔽、暴力、…日本警察の真実のなかにあぶりだされる男たちの強烈な光と闇。

池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十カ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。

「大きくなること、それは悲劇である」。

この事件は、私には解決できない。

県警捜査四課のエースだった片桐誠一は、情報漏洩の疑いで左遷された。

ひょんなことからやくざの組事務所に出入りすることになった大学生の亮。そこは個性豊かな面々がとぐろをまく強烈な世界だった。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

デビュー作の絵本がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。

倒産寸前の零細代理店・ユニバーサル広告社に大仕事が舞いこんだ。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。

私、生徒会長、辞めるね―。あまりに突然の告白に、みなが言葉を失った。

墨田・江東地区連続殺人事件の容疑者として相浦純也が逮捕された。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

道東・釧路で『ホテルローヤル』を営む幸田喜一郎が交通事故で意識不明の重体となった。

ヤクザ、ホステス、不動産業者、町の出納室長。欲望と思惑は複雑に絡み合い、互いを取り返しのつかない地点へと追い詰める。

キトラ古墳の謎、北京の陰謀。1300年の時空を超えた考古学ミステリー 奈良天川村-トルファン-瀬戸内海大三島。

あなたのことは今でも好きよ、という言葉を残して妻が出て行った。