絶望キャラメル
- 青春小説 (221)
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日本の田舎における土地開発問題、借金問題などが山積する事態。 それらの問題解決に若者が一躍買うストーリー。 若者の勢いにより活気づくストーリーは明るくキラキラしていた。 下品な描写が少し多いのと、成り行きが気になっていた分、エンディングの軽さが少し残念だった。 | ||||
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登場してくる主役の4人の高校生がみんなそれぞれ成功していくなんてことは全くの非現実ですが、そもそも、小説ですからそれもまた良しです。 話のテンポがよく、痛快です。 お坊さんが4人のまとめ役となっている点については、誰かがドン・キホーテ役をやらないと何も始まらないということで、町おこしのヒントになりそうです。 好みの問題でしょうが、もう少しほろ苦さがあった方が青春小説としてはいいと思うので、☆4つとさせてもらいます。 | ||||
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左翼作家として知られる島田正彦氏の作品。新聞か雑誌か忘れたが書評に取り上げられていたので読んでみた。 その書評によると、バブル期に強欲な政治家が補助金をもらって町興しに資金を投じた施設がうまくいかず、借金だけが残った町を、若者たちが再生するお話だということだが、確かにそういう内容だった。 物語としてはスピーディにテンポよく進んで、非常に読みやすい。あり得ないような都合のよい展開や地域も全然再生していない、といったことも物語なので許せるので、星三つをつけたが、日頃から安倍政権を批判している人物が書いたとなると、星一つでもいいくらいというのが本音。 というのは、政治家や芸能界は悪い人ばかり、日本の学校教育もウヨク的でいい人材が育たない、と既存の体制をちゃっかり貶す一方で、主題の地方再生に関しては、余りに能天気で将来への展望も何も見えてはこない。物語に目くじらを立てるなと言われそうだが、暇つぶしにはよいが何も残らない小説だ。 | ||||
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衰退する地方都市と利権を貪る大人たちを背景にした4人の若者の成長物語である。 ストーリーは予定調和ではあるが、日常に忙殺されて小説に飢えていた評者には心地よく読むことができた。 昨今の社会的動向に関しては悲観的にならざるを得ないいが、希望を捨ててはいけない。 小説が現実を超越できるように、我々は現実を飛び越せるはずである。 そのような錯覚を抱かせるだけの楽しさがこの小説にはある。 | ||||
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「絶望キャラメル」は、荒廃する地方の田舎町の若者たちの物語だ。若きヒーロー、ヒロインこそが、地域活性化の原動力となる。 そして、2018年は、そういった年だ。 冬季オリンピックで大活躍した、カーリング女子チームの熱狂は、スポーツ選手Xアイドルの要素合わせて、北海道の田舎町、北見市常呂町の町おこしに大いに貢献した。また、フィギュアスケートの金メダリストの羽生結弦の凱旋パレードは、スポーツ選手としてだけでなく、アイドルとしておおいに仙台を盛り上げた。 日大アメフト、殺人タックル問題で焦点をあびた、スポーツの陰で、若者とそれを利用する大人たち問題が噴出し、また、芸能界のブラックな雇用契約問題は、働き方改革を推進する政策とあいまって、引き続き世間の注目を浴びた年だ。 故郷愛で、資本主義の論理の挑戦する若者たち。それを後押しする、大人たち。若者VS地元の利権政治家。 「サヨク」作家、島田氏の真骨頂。インチキ保守政治家が跋扈する、2018年「利権まみれのインチキ保守政治家をやっつけろ」と応援したくなる。 地方からの、若い有能な人財 X 知恵 X プロデューサーこそが、現代日本の問題の解決策だと作者は教えてくれる。 2016年、2017年に「文藝」に掲載されたこの物語は、2018年を先取りしてる。 青春、闘争、恋愛、冒険、スピード感あふれる軽快な文章は、最後まで読者を大いに楽しませてくれる。 | ||||
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