“新潟市一家溶解事件”そして謎めいた“手記”―。

自分が異なるなにかに乗り移られることの恐怖、自分の愛するものが別のなにかになってしまう恐怖、それにさえ気づかぬ恐怖。

闇夜を震わせる激情。狩りの悦び。

「闇を愛する異形の物語」の蒐集者のために奉仕する。

人里離れた山中の別荘で、私は最愛の妻・由伊とふたりで過ごしていた。妖精のように可憐で、愛らしかった由伊。

今宵のコレクションは壮大です。早速、我らが“驚異の部屋”の扉を開け放ちましょう。

―甦る屍体。人造人間。

ミステリ作家の「私」が住む“もうひとつの京都"。その裏側に潜む秘密めいたものたち。

伝説の傑作『殺人鬼』、降臨!!’90年代のある夏。

本書は、皆様に笑って戴くための一冊なのです。

希望に燃え、警察学校初任科第九十八期短期過程に入校した生徒たち。

母と二人で大切にしてきた幼い妹が、ある日突然、大人びた言動を取り始める。

黒史郎が初登場。高橋葉介「夢幻紳士」最新作。

ここに集まった作品は、進化し続ける妖怪。宇宙空間の現象に潜む妖怪。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。

伝説の『殺人鬼』、ふたたび。双葉山の惨劇から三年、最初にそれと遭遇したのは休暇中の一家。

いっぺんしか願いを叶えない神様を探す少年とその友人の奇跡を描く感動の表題作「いっぺんさん」、田舎に帰った作家が海岸で出会った女の因縁話「磯幽霊」とその後日譚「磯幽霊・それから」、山奥の村で、ほのかに思いを寄せた女の子に起きた出来事「八十八姫」など、じんわり

全篇新作書下ろし。大石圭、大槻ケンヂ、福沢徹三が初登場。

今宵のテーマは「ロボットの夜」。ホラー、ミステリ、幻想怪奇、ロマンス…さまざまな意味合いの「夜」が登場します。

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。

季節外れの吹雪で孤立した館、奇面館。主人影山逸史に招かれた六人の客はそれぞれの仮面を被らされた。

アイヌ紋様デザイナー・赤城ミワ。 彼女といると、人は自分の「無意識」に気づいてしまう。

美しい容姿からは想像もつかないほどガサツな叔母の意外な秘密についての表題作、雨の日だけ他人の心の声が聞こえる少女を描く「雨つぶ通信」、西日暮里の奇妙な中華料理屋を巡る奇譚「カンカン軒怪異譚」など、『花まんま』『かたみ歌』の著者が、昭和の東京下町を舞台に紡ぐ

オールナイトの怪奇幻想映画祭！ 今宵も、私たちが愛してやまぬ素敵な闇の物語です。

新興宗教団体の教主が殺された。

1997年暮れ、彗星のように現れたオリジナル・アンソロジー「異形コレクション」。

ようこそ。おいでくださいました。

悪戯か御馳走か?この世は恐怖に満ちていると震え上がったあなた。…そしていつのころからか、本を読むことを覚えたあなた。

「J・Mを殺したのは誰か?」。私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

首を切り取られた石膏像が、殺人を予告する―著名な彫刻家・川島伊作が病死した。

今回のテーマは“ショートショート”。

奇天烈な洋館に集まった人々は目を疑った。六年前に殺された女流作家そっくりに、その妹が変貌していたのだ。

全篇新作書き下ろし! ! 待望の復活第二弾! いざ、〈本〉を巡るワンダーランドへ―― 平山夢明、真藤順丈、三上 延、坂木 司、澤村伊智、大崎 梢、斜線堂有紀、柴田勝家…… 超ベテランから期待の新鋭まで、短編の名手15人が競演! お待たせいたしました。

兄の急死に不審を抱いた医学生・翔二は、元予備校講師・占部の協力を得て事件の真相を追う。

湯島の白梅が香り、根津の躑躅が朱と燃える、江戸の暗闇…。

全篇新作書下ろし! 〈非日常〉の時間にこそ幻想怪奇の扉が開く―― 怖ろしき〈休暇〉を巡る傑作十五編！ 〈収録作品〉井上雅彦　あの幻の輝きは 　　宇佐美まこと　田休み 　　空木春宵　双葩(ふたひら)の花 　　王谷 晶　 声の中の楽園 　　最東対地　ジャイブ

姉さまが亡くなって、もう30年以上が過ぎました。

全篇新作書下ろし! 生誕二十五周年を飾る５４冊目の《異形》 「異形気象」を遙かに凌駕する「超常気象」の世界へ―― 〈収録作品〉 朝松健　怪雨は三度降る　　 井上雅彦　彩られた窓　　 上田早夕里　成層圏の墓標　　 空木春宵　堕天児すくい　

誰も知らない、魔都・京都の奥の奥へとお連れします。今宵は、古都へのご招待。