元自衛隊レーンジャーで今は代行業を営む降矢浩季は、結婚式当日に失踪した新郎の行方を捜していた。

自衛隊第１空挺団ＯＢで、現在は代行業を営む降矢浩季のもとを学生時代の恋人・優子が訪ねてきた。

タクシードライバーの蛭間正は深夜、新宿で若い女を乗せた。

都内で奇妙な事件が頻発していた。ターゲットにされた者の衣服に、突然、真紅のしみが浮かび上がる。

警視庁捜査一課の横渡刑事は帰宅途中、暴漢に襲われた女性を助けようとして男と格闘し無念にも刃物で刺殺された。

深夜のコンビニ強盗殺人事件と、同じ夜に起きた轢き逃げ事件。

会社のエースとして飛ぶ鳥を落とす勢いだった山名功は、突然、関連企業末端のゴルフ場に異動となった。

東北から上京してきた出稼ぎ三人組のうち一人が死体で発見された。その数カ月前、三人はある邸で女の絞殺現場を目撃していた―。

種々雑多な人間が去来集散し、人生の破片を落としていく駅・新宿。

性欲の処理を出来ず勉強が進まな

資産家の木部信夫が突然失踪、直後に彼が所有する6億円もの不動産が売買されたことが判明した。

ナンバーワンホストの有光は、人身売買シンジケートから逃げ出してきたタイ人女性・トウイを匿うが、彼女はある日部屋から忽然と姿を消し、廃屋で死体となって発見される。

昌枝は自分でも説明がつかなった。相思相愛、理想の結婚を実現した7年後、突然、夫の慎治が嫌いになってしまった。

“世の中には、死にたがっている人間がいる一方で、殺したがっている人間もいる”少年時代、幼女を殺した波多野と的場。

警察官桐生が気づいた時、惨劇はもはや終わっていた。下宿先の少女は凌辱され骸を晒していたのだ。

公園の片隅で発見されたホームレスの死体。

文壇の寵児ともてはやされる若きベストセラー作家の浅沼は、出版社から請われて新人文学賞の選考委員となった。

新宿の超高層ホテルの一室で、男性の死体が発見された。被害者は女性と宿泊する予定だったらしいがその形跡はない。

新任教師の佐倉弥生が不良グループのリーダー・後藤龍雄に犯された。少年と級友にとって、弥生は憧れの女神だった。

サラリーマンの妻から一転、市長夫人、そしてベストセラー作家になった・彩。

一九八二年九月、著者は戦後三十七年にして初めて“悪魔の部隊”の痕跡を辿った…。

美貌と一枚の名刺だけを頼りに上京した若い女性。ツテも実力も無く、甘い野望を背負って来た若者たち。

アルプスの名峰グロスグロックナーで出逢った二人、国際刑事警察機構の若き警察官高木史朗とミステリアスな女性陽子は運命の恋に落ちた。

OLが旅先で拾った恋が地獄の入口とは。

戦後第七三一部隊の研究成果は米陸軍細菌戦研究所に受け継がれ、朝鮮戦争にまで影響を与えた。

十和田への帰郷を楽しみにしていた奥田は、なぜ殺されたのか?彼を慕うスナックのママ・明子は、奥田が乗るはずだった「はやて13号」で、青森に向かった。

新宿・歌舞伎町のラブホテルのフロントに立つ本杉高志は、奇妙な成り行きから18歳の少女理絵と同居を始めた。

遅いデビューながら人気作家となった宮越には、胸に畳んだ青春の思い出があった。

京都を走る嵐電（らんでん）こと京福電鉄と京都の町を愛する会員7名の「嵐電会」が、寺社巡りをし、終点の嵐山まで行くという企画を立てた。

「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?」。西条八十の詩集を持った黒人が、ナイフで胸を刺されて殺害された。

三家庭に襲いかかった災いは、あの夜と関わっているのか?家庭内暴力、援助交際、恍惚老人―それぞれに家族問題を抱えながら、ある夜、三人の男は偶然同じ路線バスに乗り合わせた。

始まりは新宿発、松本方面行きの最終列車、急行「アルプス号」だった。

忠誠を尽くした自分をゴミのように捨てた上司の米原を、衝動的に殺した桑崎。

精密機械の技術者で人型ロボット開発の中心人物である早川啓介が越前海岸で溺死体となって発見された。

過去を捨て、警備員として暮らす桐生。迷い猫が縁で、飼い主の少女・翔子と出合う。

三十数年前、謎めいた女性を誤殺して北アルプスに埋めた過去を持つ北尾俊也は、離婚と退職を機に贖罪の旅に出た。

金色のネックチェーンをつけた女が、新宿中央公園で殺された。被害者は、かつて歌手として一世を風靡した蓼科由里―。

棟居は北アルプス後立山縦走を試みる途中、唐松岳山頂でトレッキングツアーのグループに写真撮影を頼まれた。

ニュースを見ていた笹村慎介は息が止まるほどの衝撃を受けた。

財閥・紀尾井グループ会長の令嬢姉妹が搭乗していた小型飛行機が、北アルプス後立山で消息を絶った。

江戸川区内の交番に勤務する巡査長・山中浩平のモットーは、地元住民と仲良くすることだった。

轢き逃げで一人息子を喪い、妻にも先立たれた作家の成田正隆は、妻の郷里・佐賀へ、傷心を癒す旅に出た。

T省課長補佐が、公共事業の受注先である大手商社のビルから墜落死した。

車の接触事故を目撃した女。 婚約者が失踪した女。

東京の巨大ホテルの社長が堅牢な密室で刺殺された。

権威ある小説新人賞を受賞した川名純子は、専業主婦から一転、華やかな人気作家に。

鑑識技官・新美格の趣味は、通勤電車で乗客を観察しスケッチすることだった。

警視庁捜査一課刑事・山科正人は殺人事件の捜査本部に参加しているが、仲間にもペアを組んだ新宿署の牛尾刑事にも「話したくない秘密」があった。

大手建設会社の営業課長家田幹朗は、常務の懐刀として社内で最も汚い役を一手に引き受けている。

霧笛が呼ぶ襟裳岬ですれちがった謎の美女多鶴子は、新進作家白沢に死の影を落とし、朝里川温泉の火災で消息を絶つ。

埼玉県武州市の沼で、美人ホステスが愛猫と一緒に水死体で発見された。事故死と思われたが、ホステスの“猫”仲間が、突然失踪。

「刑事は必ず正義の上で死ぬんだ」。ミステリー界の巨匠、珠玉の短編集。

指一本触れることなく言葉を交わすだけで官能の極点に達する。

「小樽へ行ってくる」と言って家を出た62歳の老人が、東京で死体で発見された。

二十五年前、群馬県榛名山中に埋めた女性の骨が発見された。

部下の田中刑事が十津川警部に突如辞表を提出、失踪した。