第七期棋幽戦第二局は、〈碁の鬼〉と称される槇野猛章九段の妙手で一日目を終えた。

黒死館の当主降矢木算哲博士の自殺後、屋敷住人を血腥い連続殺人事件が襲う。

推理小説マニアの大学生・曳間が、密室で殺害された。しかも仲間が書いている小説の予言通りに。

昭和29年の洞爺丸沈没事故で両親を失った蒼司・紅司兄弟、従弟の藍司らのいる氷沼家に、さらなる不幸が襲う。

謎々を拾った者が、次第に心を病み、墓地で死体を掘り返す―六本木界隈で、ある怪談が広まっていた。

昭和十年一月、書下し自費出版。狂人の書いた推理小説という異常な状況設定の中に著者の思想、知識を集大成する。

囲碁界では有名な老舗旅館で発生した怪死事件。

あの殺人ゲームが帰ってきた。ネット上で繰り広げられる奇妙な推理合戦。

“頭狂人”“044APD”“axe”“ザンギャ君”“伴道全教授”。

昭和初期産婦人科病院だった古びた洋館アパート「樹影荘」。壁から無数に湧いてくる虫。

乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。

「私を誘拐してください」小宮山佐緒理は潤んだ瞳で俺の手を握りしめた―。

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。

雪に閉ざされた山荘に、UFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女性作家、癖の強い面々が集められた。

月世界開発用に調整されたロボットが地球上で行方不明になって起こったとんでもない大騒動を描く「AL76号失踪す」、地球から派遣されたロボットと木星人との奇妙な遭遇「思わざる勝利」、美男子の召使いロボットのトニイと女主人クレアのただならぬ関係を描く「お気に召す

有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。

鎌倉の自宅で、異様な姿で死んでいる男が発見された。白いシーツを体にぐるぐる巻き、ヘルメットとゴム手袋という重装備。

地球の人類は鋼鉄都市と呼ばれるドームのなかで、人口過密に悩まされながら生きていた。

ロボットは人間に危害を加えてはならない。

「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

第17回『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作です。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

森に包まれた廃墟の洋館で次々と鬼に変化していく仲間たち。何故か見るだけで激しい恐怖に襲われるCM。

「あの家のこの部屋は……密室、だったんです」 持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘〈星月荘〉。

『このミス2017』国内編第1位『涙香迷宮』の竹本健治が贈る軽やかにして深遠なミステリの精華12篇。

全身に“顔”が発症する奇病“人瘤病”が蔓延した日本。

聖女伝説が伝わる里で行われた婚礼の場で、同じ盃を回し飲みした出席者のうち、毒死した者と何事もなく助かった者が交互に出る「飛び石殺人」が発生。

テーマは「館」、ただひとつ。 今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

首なし死体、密室、蘇る、死者、見立て殺人……。

VS帝国陸軍1000人 たった二人の六日間戦争 小曽根百合――実業家・水野寛蔵の下、幣原機関で訓練を受け、十六歳で実地任務に投入。

『涙香迷宮』の流れを汲む、鬼才が放つ圧巻のサスペンス・ミステリ。 土砂降りの雨の夜、湯河原の町で起きた轢き逃げ事件。

武藤類子は明峰寺学園高校の二年生。剣道部のエースにして、学園の有名人だ。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

楽譜を探して歩く謎の男が、依頼人の凍った時間を溶かし出す。奏でられた楽曲を、あなたは二度と忘れられない。

テーマは「館」、ただひとつ。今をときめくミステリ作家たちが提示する「新本格の精神」がここにある。

あやしい噂が囁かれるお屋敷町の洋館、その名もびっくり館。

他人を寄せつけず奥深い山で芸術家たちが創作に没頭する木更村に迷い込んだまま、マリアが戻ってこない。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

新本格ミステリの牽引者・法月綸太郎が生んだ同名の探偵・法月綸太郎が型破りな謎に父・法月警視とともに挑む。

梵貝荘と呼ばれる法螺貝様の異形の館。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

蒼白い霧に峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登家の人々が住まう「暗黒館」。

何人も書物の類を所有してはならない。もしもそれらを隠し持っていることが判明すれば、隠し場所もろともすべてが灰にされる。

山村で起きたカルト宗教団体の斬首集団自殺。

江戸川乱歩はミステリーを「犯罪に関する難解な秘密が、論理的に、徐蕨に解かれて行く径路の面白さを主眼とする文学」と定義した。

まるで拾った宝くじが当たったように不運な一日は、一本の電話ではじまった。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

臨床犯罪学者・火村英生と助手・有栖川有栖のコンビが、美しく謎を解く、多彩な事件を散りばめた短編集。

京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。

国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

津島海人は明峰寺学園高校一年生。

ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。

リアリティと非現実感が交錯する! 竹本健治が連載を始めた本格推理に、いつのまにか埼玉で起こった女性連続殺人事件の、犯人を名乗る男の手記がまぎれこんでいた!現実と虚構の境界線はあいまいになり、事件は思わぬ展開に。

信州の山荘で、鍵の掛かった密室状態の部屋から会社社長の遺体が発見された。

本邦初トリックに唖然！　「蛇の悪夢」は「地と天の密室」に関わりが？ミステリランキングを賑わす「らいちシリーズ」最強作！　援交する名探偵・上木らいちの「お客様」藍川刑事は「二匹の蛇」の夢を事あるごとに見続けてきた。