約束の地
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
約束の地の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク
約束の地の総合評価:
8.15/10点 レビュー 13件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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家出した妻を探して欲しいという男の依頼を受けたスペンサー。妻はすぐに見つかるが、狂信的ウーマンリブの活動家と一緒に生活していて、依頼した夫のほうは悪名高い金貸し業者から借金を追われる身。スペンサーはこの二人をトラブルから救おうと決意する…というお話。
レイモンドチャンドラーのハードボイルドを受け継いでいるだけあって、自分の世界からブレることがなく、冷静かつシニカルで人を食ったジョークで、事を進めていく。チャンドラーと比べると、ロバート・B・パーカーは快楽主義的なところが見られ、特に料理についての描写は読んでいてこちらが唾を飲み込みそうになります。
加えてスペンサーは雇われ探偵でありながら、自分がこうあるべきと決めた結論で解決するところがこのシリーズの最もユニークなところではないかと思いました。
独自の作品世界で首尾一貫しているところがエドガー賞受賞となったのでしょうが、好みの問題で、私にはいささか理屈っぽ過ぎました。特に男女間のセリフのやり取りが、やたらに内省的すぎてワザとらしい。
あと、訳者の菊池光さんですが多分ロバート・B・パーカーの世界が大好きなんでしょうが、日本語があまり分かりやすくないです。それにしては突然「ガア」とか変な感嘆詞のセリフがあったりします。独自のカタカナを使われて「へロー」「テエブル」とか、確かに英語の発音だとそれに近いのでしょうが、一応日本語に訳しているわけですしあまり訳者の独自色を出さなくても…と思いました。