家族の名誉
- 女性探偵サニー・ランドルシリーズ (6)
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ロバート・B・パーカーの本ではスペンサー・シリーズものを何冊か読んだ記憶であるが、本書は女性探偵サニー・ランドル登場著者第一作であった。 女性探偵サニー・ランドルが探偵の仕事をする舞台はスペンサー・シリーズと同じボストン。 スペンサー・シリーズでは、ボストンという街の描写のなかには必ずといっていいほどフェンウェイ・パークやレッド・ソックスの話が挿入されているが、本書の主人公女性探偵サニー・ランドルは、探偵の仕事をしながら絵を描き、美術の修士号を取るため夜間大学院に通うというインテリであるから、この物語に野球の話などの出番はない。(フェンウェイ・パーク添いの道路を車で走る場面が一度だけあったが) サニーは、夫のリッチーと8年も暮らしたのに家族背景があまりにも違い過ぎることから互いに愛し合いながらも離婚してしてまう。 サニーが住み慣れた家から引っ越しするシーンからこの物語は始まる。 富豪の銀行家ブロック・パットンから15歳の一人娘ミリセントが家出したから探して連れ戻してほしという依頼を受けることになり、元夫のリッチーなどの協力もあり娼婦となったミリセントを探しだして自分の家に住まわせることになる。 何故このミリセントが突然家出したのか? 何故この二人が命まで狙われるようになったのか? その謎を突き止めながらストーリーは展開してゆくのだが本書の読ませどころは、サニーが女性探偵ながら果敢に悪党どもに対峙してゆく姿であろう。(最終的には元夫の家業に頼らざるおえなくなってしまったのだが・・・) まあ、犬好きな読者にはサニーの愛犬ロージーの登場も興をそえてくれるかも知れない。 スペンサー・シリーズに馴染んでいる評者には、ロバート・B・パーカーの女性探偵ものに興味をもって15年も前に読んだ本だから、いつもながらその内容をすべて記憶していなかったから初めて読むように楽しみながら読むことができた。 著者ロバート・B・パーカーはじめての女性探偵ものとして、まあまあ読ませる作品であったから星4ヶにしました。 | ||||
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現在、The Spenser Novels(8)まで読み終えた段階。別に飽きたというわけではないのだが、まだまだ先は長いことを考えて、別シリーズであるThe Jesse Stone Novels(1)の"Night Passage (Jesse Stone Novels)"とThe Sunny Randall Novels(1)の本書を購入してちょっと寄り道してみることに。 冒頭の9ページに渡るSunnyの過去が、変わったフォントで書かれているうえに内容もとっつきが悪く一年以上放置していたのだけれど、前述の"Night Passage (Jesse Stone Novels)"が思いの外楽しめたため、この部分をなんとか乗り切って読み始めた。Chapter1からは(フォントも含めて)いつも通りの読みやすさになる。1997年から始まったThe Jesse Stone Novelsは組織に所属しているためか三人称で描かれているが、二年後の1999年から始まった本シリーズは、The Spenser Novels同様一人称で話が進む、慣れ親しんだいつものかたち。 本シリーズの最大の特徴は主人公Sunny Randall(画家、探偵)が女性であるということ。しかし、だからといって、Sunnyは女性版Spenserでは決してない。 失踪した娘Millicentの捜索を依頼されたSunnyが彼女を見つけた後も家に帰さない(帰せない)状況は、”Early Autumn"におけるSpenserと少年Paul Giacominの関係を思い起こさせるが、Millicentからきわどい質問を浴びせられて顔を赤らめたり、話を聞くはずが逆に聞いてもらったり、という点を考えると、少女というよりもSunnyの成長が描かれているように思える。また女性と会話する際の親近感や敵意、男性と会話する際の怒りや甘えといった部分も、Spenserにはない部分なので楽しめる。 まったく気付かなかったのだが、本書の表紙で拳銃をはさんでいる赤いバンドが「あれ」だったとは…う〜ん実に良い装丁だ。 | ||||
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スペンサーシリーズのファンとしてはこのシリーズも読んでおいた方がいいかなという軽い動機で読みましたが、もしかしたらスペンサーシリーズよりも楽しめたかもしれません。父親も本人も元警察官の女性私立探偵が主役で、ギャングの家系の男性と結婚に失敗し、ボストンに犬と住み、ユニークな友人に囲まれ。。。というプロットがとてもよい。ストーリーはスペンサーシリーズの「初秋」に似ていなくもないが、パーカーにこういう筋書きを書かせると実にうまいと唸らされる一冊。 | ||||
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僕はパーカーの本は初めて読みましたが、主人公の女性探偵Sunnyと、登場人物たちとの会話が面白い。家出をした少女とのやりとりや、その母親とのやりとりとか。女性探偵のSunnyが非常に裕福な夫婦からの依頼で、家出をしたらしい少女を探すことになるんですが、この夫婦のお互いによそよそしい感じとか、家出した本当の理由をなかなか話してくれない少女の様子など、先が気になってしまってどんどん読んでしまう。でまた一文一文が短くて読みやすいから、どんどんページをめくっていけちゃう。次々にページをめくっていけるっていうのも僕は読書の快感だと思うな。含みをもたせた英語ならではの表現は読んでいて本当に爽快。また、わりと登場人物たちの表情とかしぐさなどもうまぁく描写されています。その人がイライラしている様子であったり、どうしようか迷っている様子だったり、頑なだった心が次第にほぐれていく様子がわかります。英語は簡単です。ただし会話文のなかでは主語などが省略されていたり、気の利いた一言で言い返したりするセリフが多いので、英語の本を初めて読むという人は、最初の数ページは慣れないかもしれませんね。事件そのものよりも、その事件を解決していく中で進行したり解かれていったりする人間模様に魅力を感じます。 | ||||
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主人公サミーは、35才の美ぼうの女性で、離婚し、生活のために探偵をしています。ステファニー・プラムのシリーズと同じような設定ですが、決定的に違うのは、サミーが結婚するまで警官で、必要な時にはためらいなく、銃の引き金を引くことです。ステファニー・プラムのようなコメディタッチの小説ではなく、サミーの行動は全て合理的で着実に真実に迫っていきます。作者が男性だけに男性向きな小説と言えるかもしれません。分からない単語は少なく、会話で分からない所があっても構わずに読んでいけます。ハリーポッターシリーズより読みやすいように思います。ただし、会話や情景描写が多く、話の展開は、それほどスピード感はありません。また、夢中になって寝不足になる心配もないと思います!。気軽に楽しみながら読める小説だと思います。 | ||||
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