異次元の館の殺人
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あらすじ
反骨の検事・名城政人が殺人容疑で逮捕された。検察内部の不正を告発しようとしていた彼の罪状には、冤罪の疑いが色濃い。後輩検事の菊園綾子は、好敵手で弁護士の森江春策に協力を仰ぎ、証拠品の放射光による鑑定と、関係者が集った洋館ホテル“悠聖館”での事情聴取に乗り出す。しかし、放射光鑑定をするはずの研究機関で暴走事故が起こり、“悠聖館”では新たな殺人事件が発生する。それは、菊園検事を謎と推理の迷宮へといざなう招待状だった―パラレルワールドと化した事件現場。真相を見抜かないと、元の世界にはもどれない。知恵と推理と正義感を武器に、迷い込んだ異次元で、孤独な闘いがはじまる。奇想爆発。作家が、持てる技と力のすべてを結晶化させた、渾身の本格ミステリ長編!(「BOOK」データベースより)
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評判
異次元の館の殺人の評価:
6.00/10点 レビュー 3件。 C ランク
異次元の館の殺人の総合評価:
6.18/10点 レビュー 11件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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大型放射光施設「霹靂X」。次に(これがメインテーマなのだが)量子論の「シュレーディンガーの
ネコ」という思考実験。どちらも理系ネタでハードすぎて消化不良のところに完全なる密室殺人事件
が発生。えっ!SFとミステリーの核融合小説?とびっくり。
何といっても圧巻は「ネコ」の立場になった主人公のパラレルワールドジャンプ。パラドックスに
対するヘルシンキ解釈を紹介しながら、ドタバタ喜劇にも似たカオスの渦へと飲み込んで行く技巧は
流石。ツッコミどころも多かったが、難解で理解困難な量子論の興奮を味わえた。
ー蛇足ー
余計なお世話だが表紙イラストに”うさぎ”が描かれているが、あれは絶対”猫”でなきゃいけないで
しょう!それとも、それまでが目くらましですか?