冷たい太陽
- 誘拐ミステリ (101)
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全3件 1~3 1/1ページ
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誘拐モノのミステリの場合は「どのように?」がメインになるのですが、本作品は・・・。 | ||||
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誘拐ミステリ物として | ||||
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鯨統一郎さん初読了。誘拐犯からの奇妙な指示、それ以外はオーソドックスな誘拐ミステリかと思いきや、用意周到に張られた伏線とミスディレクションにひっくり返されました。これは想定外でした。探偵役を第三者に移すことで、誘拐ミステリで「犯人当て」を成立させてるのが面白かったです。 | ||||
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読み終えた後、 本書を破り捨てました。 ハナっから作者が読者をだまそうという仕掛けがあり、 物語中での見事なトリックに驚嘆して興奮するタイプの小説ではありません。 しかも前半、登場人物が次から次へと紹介されていく中で、 “潤三”と“謙二”という人物が出てきますが、 ある場面で“謙三”と明らかな誤植がありました。 編集者にも文句を言いたい。 慎重に読み進めてく中、混乱しました。 今まで読んだ推理小説で最低の一冊でした。 | ||||
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空想の話ならばよいが、実際の捜査において、初歩ミスにもならない、 あり得ない構想と展開。 途中までは読ませたが、伏線にしても、お粗末。 後半になって、実は質の悪い2時間ドラマを見ていたことに気づかされ、 損をした気分にさせられた、一冊。 | ||||
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著者の作品はデビュー作では感銘を受けましたが、 その後はエログロが前面に出過ぎて、 また思いついたネタがさらなる広がりを見せずに 思いつきだけで終わる作品が多く、 残念に感じることが続いていました。 本作は、ゴールまでの道筋を常に思い描きながら書かれてあり、 ミステリーとして見事に読み手を裏切ってくれています。 確認のため、すぐに二度めを読んでみましたが、 傷が二ヶ所ほど、またちょっとわざとらしい場面もあり、 完璧な作品ではありません。 でも、充分に楽しめました。 騙され「やられた!」ということ受け合いです。 エログロもなく、安心して読めます。 著者が今後もこのような作品を作り出してくれることを 楽しみにしています。 | ||||
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鯨統一郎といえば、かなり昔に読んだ「邪馬台国はどこですか?」であるが、その珍説・逆説に膝を叩いたのを想い出す。要するに正攻法ではなく、予想外のプロットなり、ミスリードを画策する作家という印象があり、そういった興味も手伝って、私の好きな「誘拐モノ」をどう料理するのか、大いに興味をもった。 身代金は5千万円のブルーダイヤモンド(冷たい太陽)であるが、宝石店へ5千万円を持って買う人物に盲目者を指名するのだ。登場人物にたしかに盲目の人間がいるが、この設定、かなり不自然である。そのダイヤモンドを伝書鳩で運ばすという計画も子供じみており、宝石店で5千万円を渡したまさにそこが身代金の受け渡しであると、誰でも判るはずなのに、かなり遅れて警察が動く。 ここまで読んできて、鯨統一郎も色褪せたかなと思わせるが、ここから怒涛の驚愕の展開が待っているのだ。ちょっと、ちょっと、ちょっと、それはないでしょうと云いたくもなるが、細部に亘るまで論理で捻じ伏せられてしまう。「妹が・・・」という点は、どうだと逆襲したが、これもよく読めば間違っていない。ふーむ、異能作家、鯨統一郎健在なり! | ||||
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鯨氏は出版社とその発行形態によってあからさまに手を抜いたり力入れたりの差が激しいが、今回は原書房の有名推理作家が力の入った作品を発表することで定評のあるミステリーリーグからの刊行だけあって、いつになく力の入ったマジモードの氏の創作姿勢がひしひしと伝わってくる本気印の作品である。 氏としては隕石誘拐以来の誘拐もので、一見読んでいるだけだと結構普通の誘拐ものっぽく進行するが、最後の最後で叙述トリック炸裂の読者を騙す見事な技巧作に仕上がっている。 一種の事件の過程が劇中作っぽい扱いで、外部からの勧誘で事実が指摘されるというちょっとメタっぽい構造になっており、同時期に出た深水黎一郎氏のこれまた叙述トリックを遊びまくったミステリーアリーナと趣向が共通している。 こういう叙述トリック系の作品に必ずある設定に無理があるという意見がこれまたあるが、叙述トリックなんだから読者に向かって騙しを仕掛けているんだから一種の全ての話の要素がリアリティがなくなってくるのは当然だろう。叙述トリックに対して設定に無理があるなんて意見ほど意味のない意見はない。 鯨氏はミステリーリーグから以前も二人のシンデレラというこれまた技巧を尽くした傑作を出しているので、そちらも是非。 当り外れの大きい作家であるのは否めないが、このミステリーリーグから出した鯨作品はどれも力作である。 | ||||
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