隕石誘拐-宮澤賢治の迷宮-
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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宮沢賢治さんに限らず、ゴッホなど生前は貧困で悲惨な生活を送ったとされる人が多いのが芸術の世界と思っているのですが・・・偏見ですかね?確かに画家に関しては当時の流行及びアホな評論家に左右される世界なので報われない人が多い気もします。 | ||||
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デビュー作である奇想天外な歴史観を綴った連作短編集『邪馬台国はどこですか?』を読んでその面白さを堪能し、その後読んだのは古事記を下地にした鯨版古事記伝の2冊と、異色の近未来小説『CANDY』と、どこかキワモノ感が濃い鯨作品を経て、読んだ本書は比較的まともなミステリであったことにほっとした。宮沢賢治の諸作と生涯をモチーフにした誘拐ミステリである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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読んでわくわくする。 | ||||
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鯨氏の作品は多作だが、本書が著者の記念すべき2作目で初の長編作品となる。 誘拐ものに挑んだ作品だが、鯨氏のことなので、普通のまともな誘拐サスペンスにはならず、お得意の宮沢賢治の童話の強引解釈ネタから隠されたダイヤモンドを巡る主人公と謎の宗教組織との攻防戦が描かれている。 初長編ということで力が入ったのか、鯨氏の作品としては描写が生生しいのが特徴である。かなりのハード路線だ。 通常の誘拐ものミステリーのようなリアルさは全くないので、そういうのは期待しないように。 真犯人もバレバレだが、気にしないように。 | ||||
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読み終わった後に気づけば本を読んでいたんだってことに気づく…… 鯨さんすごいです。 | ||||
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『邪馬台国はどこですか?』で脚光を浴びた作者の長編第一作。 妻が息子ともども誘拐され、夫の研二は残された手がかりから妻が誘拐された理由が宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』に隠された重大な秘密にあると推測し、誘拐犯人から妻子を取り戻すべくその秘密を探り始める、という内容。 童話に隠された秘密の謎解きに加えサスペンス要素のある作品だが、不必要に多いエログロ描写はいったい何なのだろうと思う。エログロがいけないというわけではないが、『銀河鉄道の夜』に隠された謎解きを主眼とした作品にはまったく合わない。 『銀河鉄道の夜』に隠された秘密にしても強引な解釈だし、『邪馬台国はどこですか?』や『金閣寺に密室(ひそかむろ)』など、作者の作品は面白いものと勝手に期待していただけに、超ガッカリだった。おかげで本書の読後、作者の作品はまったく読まなくなってしまった。 後から書かれた『金閣寺に密室』は面白かったので、私の読んだ順が逆になっただけでのことで、以後の作品は面白いのかも知れないが。 | ||||
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「邪馬台国はどこですか?」で衝撃的なデビューを飾った著者の長編第一作。 童話作家への夢断ちがたく,一方で経済的な問題と子育ての方針の食い違いで夫婦間の亀裂が危機的状況にある主人公・中瀬研二。妻子が誘拐されたのをきっかけに学生時代の旧友や隣人を巻き込んでの宝探しへ・・・。 宮沢賢治についてのトリビアと作品,人間像の新解釈は「さすが鯨統一郎」とうならされたものの,作風に似合わないバイオレンスとレイプシーンは無いほうが良かったのでは・・と思う。 読めばされなりに楽しめるものの,やはり著者の持ち味は短篇と連作にあると思う(もちろん大化けする可能性も否定できないが)。 | ||||
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