タイムスリップ水戸黄門
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 | 2009年11月13日 タイムスリップ水戸黄門 (講談社文庫) 現代にタイムスリップして来た黄門様、美貌の女子高生にして正義感の強い麓麗に三須七海、私腹を肥やすため高速道路を新たに造ろうとする政官財のトップたち、日本中の自動車工場の爆破を企むテロリスト集団「赤い馬」。四者が絡みあい、偶然と必然が混然となって突き進む、カタルシス満点の痛快ミステリ。 (「BOOK」データベースより) |
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| 前作が今一つだったので、正直不安半分という心境だった。 もし、同じくらいがっかりされるのならこのシリーズは読まないという事も考えていた。 が、そんな不安はものの１０分足らずで解消された。 本作を一言でいうならとにかく面白い。 とにかく面白くて、読むスピードが落ちるという事は全くなかった。 そして、本作を評価するのに、面白さともうひとつの要素がある。 それは、「親子で読んで議論をする価値がある」作品だという事だ。 読んだ日の午前中、選挙権が２０歳から１８歳に引き下げられるというニュースをきいた。 それに対する街の意見はどうかというアンケートの賛成派の意見に「親子で政治について話し合えるから賛成」という意見があった。 これを聞いたとき、引っかかるものがあった。 政治について語り合うというのに選挙権の有り無しは関係ないと思ったからだ。 もし、本当に語り合いたいのならば、『タイムスリップ水戸黄門』を読ンだほうがずっといい。 私はそう思う。 順番はどちらでもいいので、親子で読み、じっくりと政治や幸せについて語り合ってほしい。 | ||||
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| 正義の味方、水戸黄門が現代にタイムスリップ。 現代の悪を華麗に華麗に裁く。 過去の人間が現代にタイムスリップしてきたら。 そういう空想がまた面白い。 タイムスリップネタってどうしても細かいところの 辻褄を合せようして破綻しますが、 本作ではそんなことは一切ありません。 細かいところにはこだわらないからです！ | ||||
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| 今回は楽しめる内容だ。黄門様の活躍も好感が持てる。世直しというよりも世間の思いを伝える内容だ。読み返そうとは思わないけれども、時間つぶしには絶好の作品だった。 | ||||
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