■スポンサードリンク
なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数208件
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
最近葉村晶シリーズの文庫化が進んでますので、とりあえず最初から読んでみました。小林警部補の話と両方が入っていますが、結構読み口が違いますね。しかし、いずれも最後は意外な結末と言うか、皮肉な終わり方になっています。作者の作品は1作しか読んで無いので良く分かりませんが、作風なのかな?本作は可もなく不可もなく、と言う感じでしたので、もう少し追いかけて見たいと思います。いつもの通り、先にもうシリーズ全部買っちゃったし。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
現代の若者も大変ですねぇ。バブル時代の人間には、あまり共感する部分は無かったかな。それとも一流大学生じゃ無かったからかも(笑)。人間裏表は誰しも有るでしょうが、透けて見えるもんかも知れませんね。ラストはある意味どんでん返しです。ミステリーでは無いですが、結構おススメの作品、直木賞だし。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。プロ野球のスカウトを題材とした作品。作中に「人買い」と有りますが、希望の選手を自チームへ引き込む為の、他チームへ問題のある選手を採らせる為の方法は、虚々実々で結構面白かったです。ストーリーの先が気になり一気読みでしたが、キャラクターの誰にも感情移入出来無かったので、総合評価はまずまずと言った所です。騙し合いの中で傷つく選手が多く、倫理的にと言うか、人道的な部分で気分が悪くなった所がリアルなんだろうなぁ、厳しい世界。プロ野球ファンの方ならまた感覚も違うでしょう、私には最初から選択ミスだったかな。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。第32回横溝正史ミステリ大賞受賞作です。警察小説では有りますが、リアル感を持った社会派と言う訳では有りません。警察のパートでは、不可解な事件が起き動機がどうにも分からない。一方デッドマンのパートでは、額面通り受け取ればSF?になってしまう様な記述が続きます。中盤からは、少しづつ繋がりながらクライマックスへ進むのですが、ラストはねぇ、好き嫌い分かれるかな?両パート共、色々都合よく展開するので、詰まる事無くスイスイ読めます。刑事たちのキャラが好みなら、満足出来る作品だと思います。悪くはない。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
「努力しないで作家になる方法」の続編。前作は主人公に感情移入出来無くていまいちだったのに、なぜか今回は滅多に買わないソフトカバーを購入。で、結果的には今回は面白かったです。本作は、執筆の苦労や将来への不安みたいな部分に共感出来、読んでいてストレスが有りませんでしたね。その当時の流行や話題が少し書かれているのも懐かしく感じ、著者の初期作品の紹介になっている部分も興味深く読めました。文学賞には縁が無い方ですが著作を出し続けられるのは、やはり独特の発想、読み易い文章などにファンが沢山いると言う事なんでしょうね。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
「僧正殺人事件」を読んだばかりなので、続けて本作へ進みました。金田一耕助が「僧正殺人事件2」を解決するというWパスティーシュですが、結構面白かったです。論理的に考えて特定出来る犯人、と言う意味で本格推理では有りますが、当時のアメリカの排日感情が詳しく書かれ、社会派ミステリーの側面も強いでしょうか。金田一物の予備知識は特に要らないですが、「僧正殺人事件」を先に読む事が必須です。まあ概要見ていただくと分かる様に、万人受けする作品では無いでしょうが、ご興味があれば是非。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
救いが無く、やるせない話。沢山の人物の日常を細切れに描きながら、それぞれの内面が丁寧に書かれている。人の心が読める能力者になった様な感じ?後半は、子供を亡くした主人公が責任の所在を探して歩くのですが、これがまた読んでいて辛い。確かにそれぞれが身勝手には違いないが、そこまでの悪人では無いからね。後、妙に印象に残ったのは、奥さんの事が急に分からなくなる旦那達の事。分かってるつもりがそもそもの間違いやし(笑)。テーマが重いので楽しめないが、良く出来ており読むのを途中で止められない。作者の能力の高さを感じた傑作。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
以前読んだ皆川作品は、過去の外国が舞台でした。本作は、戦前から戦後にかけての日本が舞台になっており、随分感じが違います。どの作品も冒頭の一文が素晴らしく、すっと引き込まれて行きます。しかし、それからが手強い。耽美的で、幻想的で、変態的。そして、魅力的なのに共感出来ない辛さ。時代が違えば決して、「外道」とまでは呼ばれなかったであろう、「少女」達の悲劇。いや、本人達にとっては、悲劇では無いのか?自身の、表には出せなかった「魂」に殉じた当然の帰着か。どの作品にも哀しさは感じ無かった、多分それで良かったのだろう。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。読み始めて見ると、文体や使う漢字が独特で、物語全体に妙な違和感がある。「小人地獄」と言う毒薬の非現実感もあり、キャラクターも全て作り物めいて見えてしまう。「名探偵を呼びます。」なんてセリフは、ねぇ?第一部を読んだ時点では、割とあっさりしてるな、という印象でした。第二部になると、物語の視点が別の人物に変わります。そしてここからが本番でした。展開は二転三転で、最後は何がどうなって、結局誰が、なぜやったの?何も信じられずに怒涛のラストへ。面白かった。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
わたしは探偵で犯人で被害者で証人なのだ――。The Beatlesのデビューした年でもある、1962年のフランスミステリーです。「わたし」は記憶を失っており、その為冒頭に有る様な大混乱な状況が生まれてしまいました。いやー、何が何だか、とにかく読んで見て欲しい。新訳版は、創元とは思えない大きな活字で、凄く読み易い。翻訳物の読み辛さはまず感じませんが、作風のせいでクラクラします。結局最後はどっちなんだ!って、あとがきに煽られそうですが、私は普通にラスト2ページを受け入れたいと思います。逆じゃないと思うなぁ。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。あんまり分厚いんで3年以上積んでましたが、急に気になって読む事に。タイムスリップして自分の父親に会う、と言う有りがちなSFですが、ジョン・レノンを救いに行くっていうのは面白い設定ですね。サスペンスな部分も有りますが、ハートウォーミングな物語で、楽しかったです。サツバツとした本が続いてたんで、とても癒されました。やさしい気分になりたい方、ぜひおススメします!
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
三部作読了。とても重いテーマの社会派ミステリーです。こう言う救いが無い話を読むと、読書とは何の為にしているのか?と考えてしまう。心を揺さぶられるのは間違い無い。しかし、楽しんで読めるストーリーではなく、少年犯罪等の知識欲が満たされた充足感も無く、最後には前2作で馴染みになったメンバーの、それぞれの選択に気持ちは塞ぐ事になるのです。ハッピーエンドの有り得ない設定は、読まん事だな。シリーズこれで終わりではイカンでしょう。「環」って何だったの?どちらとも取れるラストシーン、見間違いじゃ無い方を自分は望んでます。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
シリーズ2作目を続けて読了。前作より断然面白かった。事件は誘拐なので、前作よりもっと卑劣な犯罪です。その割には穏やかだった序盤から急展開して、終盤は一気に盛り上がって行きます。気持ちはどんどん落ちて行きますが。特殊工作チームについては、連携した活躍が見られると言うよりは、各人のキャラが少し見えて来る事が興味深かったですね。しかし「環」は今作で更に謎が深まった気がする。何なんでしょうこの人は。いずれにしてもこのシリーズは、順番通りに読まないと絶対ダメですね。数年置きに発表された作品を、一気に読めるのは幸せ。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
読み終わった感想としては、結構面白かったです。途中までは不満が満載で、嫌になってました。まず設定として、特殊任務チームが地味過ぎ。今野敏「ST」を見習え!って感じでした。普通に淡々と捜査しているだけで、チームのメンバーの個性や能力も良く分からんしね。原田の娘も、高3にもなって拗ねて親に反抗してグレるなよ、中2か(笑)。しかし、ゼックが出て来て、馬橋が出て来たあたりから、終盤まで一気に面白くなって行きました。ただ、元々シリーズ構想だったのか、今作ではメンバー全員の正体が見えない(特に環)。続き読んで確認だ!
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
色んな意味ですっかり騙されました。本格推理を、真剣にトリックや犯人を見極めるべく読んではいないので、素直に楽しみましたけど。良く考えられているのは間違い無いんですが、全体的に地味で盛り上がりに欠けるかな?探偵役が父親の後ろに隠れたアドバイザーになっていて、失敗の責任もリスクも苦悩も無いのが、緊張感が出ない理由かも。犯人側の必死感と探偵側の他人事感、特に魅力的な犯人でも無いんですが、そちらを応援したくなる不思議な風味の作品でした。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。別々の国で起きた事件5編が収められた短編集。1話目で驚き、2話目で呆れて2か月放置。気を取り直して再開したが、3話目で目が点になり、4話目はゾッとした。ただ、5話目の必要性があまり理解出来なかった。ミステリーとしては動機を推理するタイプの作品で、全て意外な理由で良かったと思う。クローズドサークル的設定なので容疑者が少なく、犯人当てに良いかな。文章も凝っていて面白いんだけど、美文と言うよりは読み辛い文だと感じた。力作でしたが、自分の好みとは方向性が違ったんでしょう。向きが合う方は痺れると思うよ。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
第9回本格ミステリ大賞受賞作。辻真先と言えば、30年くらい前に「迷犬ルパン・シリーズ」とか、「トラベル・ライター瓜生慎シリーズ」等、随分夢中になって読んだもんです。久しぶりでしたが、老先生の力作に感服でございます。戦中から現代に至るまでの大河ドラマで、主人公は作者の分身の様に各時代を懸命に生きている。そのストーリーを楽しめば良い、そう思います。ミステリーとしては、まあトンデモな感じですが。「作者は読者に嘘をついてはならない。だがすべての事実を明かすこともない」「フェアプレーであればいいんだ」だ、そうです。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
予知能力者が出て来るSF味の連作短編集です。各話の主人公は未来有る若い女性達で、そこに予知能力者が絡んでくると言う訳ですね。軽く読めて、ハートウォーミングなストーリーで、とても面白かったです。たまには、優しい気持ちになれたり、切なくてグッとくる様な話も良いですよ。最後の話は、結構サスペンスの緊張感が有りましたから、ゆるゆるだけでも無いし。エロとかグロとか後ろから殴られた様なトリックとか、そう言うの要らない時におススメします。箸休め的佳作。
|
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
|---|---|---|---|---|
|
著者初読み。第18回松本清張賞受賞作です。時代小説は普段全く読まないので、本作が有りがちなのか、異端なのかは分かりません。ただ、余りにも重く、余りにも切なく、本当に悲しいお話でした。予備知識無しに読み始めたので、どんな事が起きるか全然知らなかったのですが、青春小説だったんですね。ミステリー要素も有りますが、エンターテイメントとして面白かったとか、楽しめたとは言えず、息が詰まる様な作品でした。秀作。蛇足ですが、文庫で読まれる方は、巻末解説先に読まない方が良いですよ。作品内容が最後まで全部書いてありますから。
|
||||
|
||||
|

