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なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4:
(1pt)

密室の鎮魂歌の感想

タイトルの通り、密室事件が立て続けに起きます。そして最後に明かされる驚愕の真実とは?という事なのでしょうが、とにかく酷い作品です。もちろん個人的な好みの問題ですが、登場人物が全員気持ち悪く、誰にも共感出来ません。また密室の謎解きも内容、方法共に最悪で、これでは本格ミステリとはとても言えず、強いて言えば心理サスペンスかも知れません。評価する所の無い物を久しぶりに読んでしまいました。警察もそんなに馬鹿じゃないでしょう、見つけますよね。
密室の鎮魂歌(レクイエム) (創元推理文庫)
岸田るり子密室の鎮魂歌 についてのレビュー
No.3: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

夏と花火と私の死体の感想

乙一デビュー作、当時16歳で書いた作品。死体の一人称で書かれたと言うのが、特筆すべきアイデアの様です。ホラーテイストのサスペンスになるのでしょうが、いずれにしても嫌な話に違いありません。子供はみんな天使だ、とは言いませんが、これではあまりにも悪すぎるでしょう。どうも若い作家の作品は、歪んでいる人物が多すぎて、気分が悪くなります。特にこの作品には良い所は一つも無いので、全くオススメいたしません。
夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
乙一夏と花火と私の死体 についてのレビュー
No.2: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

オーデュボンの祈りの感想

コンビニ強盗に失敗し捕まった後ひょんなきっかけで逃走し、見知らぬ島へと逃げた主人公。その島は百年以上鎖国を続けており、喋るカカシが存在すると言う不思議な所でした。シュールな設定で、SFではありませんがファンタジーですね。
作者のデビュー作ですが、この頃からすでに後につながる本質は同じです。いつも通りにレイプ、身体障碍者、病人、社会生活不適合者等々、底知れぬ悪意と狂気に満ちていて救いが無い。読んでいて本当に気分が悪くなる。もちろん現実には信じられない様な事件が毎日起きていて、許せない悪人はいっぱいいる。けれどそう言う話はもっとリアルな世界観とハードな文体が似合う。こんな軽い文章でこんな若い人に書いて欲しくない。ただ、ストーリーの続きがとても気になる。この才能をもう少し違う方向に向けて欲しい、本当に勿体ない。さらりと読み易いだけに、内容とのギャップが最低でした。
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂幸太郎オーデュボンの祈り についてのレビュー
No.1: 8人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(1pt)

イニシエーション・ラブの感想

裏表紙から引用ですが、最後から二行目で全く違った物語に変貌する、と言われると何か仕掛けられてるのだろうな、と警戒しながら読む事になります。おかげで何をされているのかは、途中すぐ分かってしまいます。なぜこんなに評価が高いのか分かりません。とにかく言えるのは、これは完全に恋愛小説であり、全くミステリーではありません。

▼以下、ネタバレ感想
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イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみイニシエーション・ラブ についてのレビュー