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なおひろ さんのレビュー一覧
なおひろさんのページへレビュー数128件
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剣崎比留子シリーズ3作目。今回も特殊設定ミステリかつクローズドサークルミステリでした。巨人の存在は特殊過ぎてその存在の設定やルールが面倒ですし、兇刃邸の内部は見取り図の付録?をずっと横に置いて読んでいても分からない位複雑で、著者も本作書くの大変だっただろうなぁ、とそれが気になったかも(笑)。難点は葉村と剣崎のホームズワトソン問題がしつこくて鬱陶しい所ぐらいで、概ね楽しく読めました。こう言う書き飛ばしでは無い力作を読むと背筋が伸びる様に感じる。結構疲れるけどたまには良い刺激です。
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全編読み終えると良い物語であったと感じた。ミステリ、何なら本格ミステリだ、と思っていたので前半の時点では不満しか無かったが、本屋大賞らしいドラマとして素晴らしい作品だったと思いました。登場人物に感情移入出来無い部分は多かったし、行動に対して納得出来無い事も多かった。しかしそれでも良いのだ、皆違う人間であり自分の正義で、信念に基づいて動いているのだから。と言う訳で、謎解きだとか真犯人だとかは重要では無く、不幸な姉弟と不器用な署長が信じて歩くその道を、その壮絶なその先の結末を見届ける為に読む訳です。読んでいて辛かったが、生き残った人達皆の幸せを祈りたい。
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詠坂作品を読むのも4年振りと言う事で、序盤警察小説なのを読んでいる時は、こんな作風だったっけ?、と思っていました。その後、警察小説、学園ミステリ、アクションとドンドンぐしゃぐしゃになるにつれて、滅茶苦茶面白くなって行きました。いやまあ筋立てとしては結構ストレートで分かり易いし、良い人も悪い人もキチンと行動してるんですが、それを全体を通して俯瞰で観ていると笑うしか無いと言うか。本作はどのキャラも魅力的でしたし、もっと読みたくなりますね。とは言え、次作以降再登場が有るのかは調べませんので、期待だけはして置く。
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「葉村シリーズ」六作目。前作を読んでから6年も空いてしまった。今作の葉村もいつも通り肉体的にも精神的にもボロボロに追い込まれます。事件もプロットが複雑で登場人物も多く、全体像の把握がとても難しい。この辺りは葉村長編の特徴ですが、逆にスッキリ切れが良い短編の方が面白い理由かなとも思いました。とは言え心身ともにタフで事件解決には蛇の如き執念深さを見せる葉村には不気味な魅力が有り、ハラハラしながら応援する事になる。40代になっても安定や落ち着きとは無縁の探偵とはハードボイルドな人生。50代も自分を貫いて欲しい。
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著者初読み。70年前に書かれた古典SFミステリー。かなりの未来が舞台になっており、現在から見ても想像の付かない時代の話です。なので、逆に古く感じると言う事でも無くストーリーを楽しめました。今流行の特殊設定ミステリーとはすなわちSFな訳で、そう言う意味では非常に現代に合った作品なのかも知れませんね。人間とロボットのバディ物として、また推理が二転三転する正統派ミステリーとして、そして閉塞感漂うディストピア物として、色々な面から楽しめる傑作。
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作家アリスシリーズ。今作は本格ミステリーと言うよりも、ヒューマンミステリー。物語の半ばを過ぎるまで火村はほぼ登場せず、アリスの単独捜査が続く。この間は推理の材料を集めている期間になるが、ここが正直長かった。中之島の情景描写やホテルに関するうんちく、登場人物達の背景の説明等。じりじりと進んで行き火村登場から一気に加速、が本作の醍醐味で有るとは思うが、少々疲れました。とは言っても内容としては十分満足、とても面白かった。文章が良く読み易いし、このコンビは品が有って好き。シリーズとしては異色作ですけど、おススメ。
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上巻ではゆったりしていた物語は、下巻に入り展開のスピードを上げて行く。島民の対立の様子や、犯人捜しが丹念に描かれるが、あくまでも主題は主人公荒巻の若さである。情熱、正義感、後先考えない暴走…若気の至りと言えば、正にその通り。この周りを滅茶苦茶に巻き込む新米警官に共感出来るか、それとも事なかれ主義の先輩警官に共感するか、途中までは読んでいて複雑な心境でした。しかし、犯人が分かってからクライマックスまでの圧倒的な迫力、ラスト数行からエピローグに至る情感には、すっかり痺れた。私はこの作品、良いと思う。
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夏目信人シリーズ1作目。複雑な家庭環境を持つ登場人物が多く、やるせない気持ちになる短編集。それぞれの事件は、主人公夏目刑事の鋭い洞察力で鮮やかに解決する訳ですが、勧善懲悪でスッキリ、とも行かず重い読後感となりました。引き付けられ、引き込まれる話を読み進めて行くと、本作だけで一応の決着が付いています。今後シリーズがどの様に続いて行くのか分かりませんが、続けて追いかけたいと思います。多分これでも薬丸作品にしてはライトな方じゃ無いんでしょうか?。でも「オムライス」はキツかったかなぁ、んー、やっぱり全話苦しいか。
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法医昆虫学捜査官シリーズ第二弾。今作も面白かった。東京で起きた殺人事件と、福島の農村での青年の日常が交互に描かれています。どう繋がるのか?、そこは赤堀先生の活躍により、と言う訳です。読者が推理するのでは無く、探偵役と共に展開を追いかけて行くタイプの作品。隠された真相は想像出来ず、最後まで気が抜けなかった。少々強引だったり、偶然が過ぎる所も有りますが、目をつぶって気にしない様に。一番良いのは、人物が良く書けている事かな、と思う。主役も端役もどのキャラも印象に残る。だからまた次作も読みたくなる、ハマりました。
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いやー、面白かった。連作短編集ですが、主人公は毎回変わります。前の短編に出て来た人物の一人が、順々に次の短編の語り部となる形で数珠つなぎになっています。全て「私」と言う一人称で語られるので、最初は誰か分からない。読んでいると、あー、あの人か、と分かってきて、さてどんな話かな?、と興味が深まる様に上手く出来ています。各話は短めなのですが、隠された人間関係が明らかになる、と言う話が多く、読みごたえが有ったと思います。これは続けて読んでこそ面白さが分かる作品、短編集ですが細切れに読まない事をお勧めします。
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四国遍路をする元刑事夫婦の描写がメインで、ミステリーと言うよりはヒューマンドラマ。主人公の人生の悔恨を、遍路を通して新たな物へ再生する為の物語だと感じた。事件は小児に対する暴行殺人で有り、陰惨過ぎてそれを楽しむ事は出来ない。冤罪を自ら告発する事は現実的では無いし、ミステリーとしてはトリックも弱い。それに、出て来るのが皆良い人ばかりなのは最早ファンタジーですが、とても素直に、感動的に読了する事が出来ました。主人公夫婦に自らをダブらせて、後半に入ったこれからの人生を考える。私にとってはそんな作品、良作でした。
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