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クローズド・ノート
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クローズド・ノートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 61~80 4/6ページ
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友人が教員を目指し頑張っている中で、担任をもったときの喜びなどを 聞いていただけにこの中ででてくる手紙に心を打たれました。 世の中にもこんな風に頑張っている先生もいると思います。 案外小学校の時の先生って記憶に残っていると思います。 とてもさわやかな気分になる本でした。 | ||||
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映画を見ないままで原作読みました。個人的に大変気に入りました。 前半は退屈に感じますが、 中盤からあっと言う間に読み切りました。ドキドキ感もありつつ、 ほのぼの感もあって、何より主人公が自分と同世代ということもあり、共感できるし憧れに近い感情も抱きました。とても純粋で素敵な作品だと思います。私はこの作品をずっと大切にしていきたいと感じています。 | ||||
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「私じゃダメですか」というセリフは沢尻エリカさんなら現実には言わない(本人弁)、 という予備知識しかないままに読みました。映画も見ていません。 このセリフは原作にはありませんでしたが。 冒頭から日記で始まり、その持ち主の現在が想像できてしまい 結局、ストーリーも思った通りでした。 多少は必要だったかも知れませんが、万年筆のくだりはくどいと感じました。 万年筆図鑑ならまだしも、文字だけで延々説明されてもつまらないです。 私の持っているものも書かれていましたが、分かったのはそこだけです。 先生の日記も(当然とはいえ)たくさん出てきます。 小学校の先生として大変熱心に純粋に臨んでいたことは分かりますが、 あまりに優等生で逆に冷めてしまいました。 作者のお姉様がモチーフになっているそうなので、 こういう言い方は失礼かとは思いますが・・・。 最後は主人公が日記の一部を(大変長いです)丸暗記していたことが分かります。 涙をさそう部分ではありますが、この日のために暗記したのかと思われ 大勢の前で暗唱することかな、とは思いました。 好みの問題だとは思います。 世間摺れしてしまった私だから、共感できなかったのかもしれません。 もっと素直に読めたらよかったとも思いました。 「犯人に告ぐ」や「火の粉」は夢中になって読みましたが、 これに関しては時間がかかりました。 | ||||
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伊吹先生の日記に感動した。持病を抱えながらも生徒のため、好きな彼のために一生懸命な彼女の姿が日記からも感じられるくらい鮮明に描かれていた。伊吹先生が想っていた相手と香恵が惹かれている男が同一人物であることはすぐに分かったが、香恵がどのようなきっかけでそれに気付くのか楽しみにしながら読むことができた。 | ||||
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ようやく文庫化ということで購入しました。映画化もされて、話題になった作品ですが... まず、作者の他の作品とは全く違った雰囲気の本だったことに驚きました。 にもかかわらず、作者の“読ませる”文章は健在です。終わりまで一気に読んでしまいました。 ただ正直、内容的には何ら意外性も感動もなくどうして話題を呼んだのかわかりませんでした。 前半の万年筆のくだりは不必要とも思えるくらい長く、親友や職場の先輩などサブキャラクターの存在もいまいちはっきりしません。 しかし後半、特に伊吹先生のノートの話など、読んでいて心に響くものがあるのも確かです。 特別な感動はなくとも、終わりまで読んでなんだか暖かい気持ちになりました。 今後も幅広い作者の活躍が楽しみです。 | ||||
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世間では、ライトノベルというか中高生向けみたいな小説が大流行していますが、 雫井さんもついに、「そっち系統」に手を染めてしまいましたね。 ガッカリしました。 最初の数ページで筋が見えた上、どこまでも薄っぺらな文章の羅列で、 最後の場面なんて思わず失笑。 唯一、よかったのは、「子供のメッセージ」ぐらい? 雫井さんの筆によるものではない部分が一番良かったなんて、とても皮肉。 「火の粉」の筆力はどこへ行ってしまったのか…。 陳腐な「お坊ちゃま」「お嬢様」キャラの造形にも失笑。まるで「安物の」 少女漫画を読んでいるよう。 こんな小説だったら、「作:雫井脩介 画:○○××」として最初から少女漫画 として売ればよかったのでは? 最後まで「何か」を期待して丁寧に読んでしまった自分が馬鹿みたいです。 | ||||
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うーん。。。なんていうか、私としては、大はずれ(笑 『火の粉』『犯人に告ぐ』が、とても楽しかったので、 大いに期待していたのですが。 そのうち楽しくなるのか?と我慢しながら読み進み、 最後まで楽しくならなかった(笑 雲井さん、悪いことはいいません、恋愛物はやめたほうが無難と思います(激笑 | ||||
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このクローズド・ノートは壺井栄の二十四の瞳や灰谷健次郎の太陽の子系列の教師と児童の心温まる交流を描いたスクールストーリーと、堀井香恵という教育大3年、マンドリンクラブに入っていて大学近くの文具店(オリジナル万年筆も売る老舗)でアルバイトをしている女子大生の片思いラブストーリー、この二つの物語を香恵が一人暮らしをしているマンションのクローゼットに置き忘れられていたノートを媒介に巧みに綾織りにしている作品です。 ノートの書き手であった伊吹先生は、児童一人ひとりの特徴をいかしながら教育指導していくことに熱心で、子供の心を開くのに懸命です。プライベート面では大学で同窓であった隆との進展の遅い恋愛に一喜一憂しています。もう一人の主人公、香恵は平気で立つ鳥跡を濁すと言ったりしてクラブ仲間からはしょっちゅうからかわれ、何事にもスタンスがふわふわして周囲に流されやすいが、内面気配りは細やかで、感じのよい女学生。この香恵が文具店に万年筆を求めにきたイラストレータに次第に引き寄せられていくが、意中はなかなか相手に伝わらず、伊吹先生のノートに書かれている恋人との行き違いに同感したり励まされたりしています。 香恵の天然ボケぶりに思わず吹き出しそうになりながら読み進みうちに、読者は次第にこの綾織りラブストーリーの結末はこうなるのではないかと予感を持ち始めるにちがいありません。そしてほぼその通り、大変ドラマチックな終幕に至ります。 私が驚いたのは、作者があの男っぽい「犯人に告ぐ」の書き手でもあることです。これほど作調を変幻できる作家にはあまり思い至りません。刑事の胃の痛むような焦燥感や犯人を追い詰めていく緊張感とかとは全く別の世界がこの作品には展開されていて、香恵と友達との会話などまるで雫井さんご本人が二十歳前後の女子学生なのかと思える程、ライブ感に溢れたものになっています。ほんわりとした読後感にうたれます。 | ||||
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最初、映画の存在は知っていましたが、内容は全く知らず、興味もありませんでした。それから数日後『犯人に告ぐ』の小説を読み、面白いと思って原作者の他の本を調べたらこの『クローズドノート』もそうだったと知り、びっくりしました。しかし私は勝手によくある恋愛小説だろうと全く手を付けませんでした。ある日ふと気になり購入、読んでみると・・・確かに恋愛小説といえばそうかも知れませんが、でもそれだけではなかった!読み始めから結末は予測出来ているのに…ボロボロ泣きました。素直に心打たれました!全部読み終えて、あとがきを見て、なるほどと思いました。映画がどこまで表現されているかはわかりませんが、この本は読んで良かったと思います。 | ||||
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なんとなく、装丁がきれいだったから、何の気なしに購入したこの本。僕は、ありとあらゆる小説を読みまくっています。だから、本当にいい作品しか内容を覚えていないんです。この作品、数日後に内容を忘れていました。映画化されると聞いた時、はて、一体どんな本だったっけと思ってしまった。それほど印象が薄い作品です。沢尻エリカのあの騒動を見て、もちろん映画は見る気はしませんが、この作品そのものもそれほど印象的なものであるとは言えません。素晴らしい小説は、どんなに時が経っても、その作品が放つ独特の空気感が心の中に残っていますから。後に、この作家が実は、警察小説のミステリー作家だと知り、早速読んでみましたが、正直、ミステリーとしては薄すぎる。非常に中途半端な印象を受けた。読み終わっても、「ふ〜ん」という感じしか残らない。数日後には、ストーリーを完全に忘れてます。この作者、すべての作品において言えますが、詰めが甘いんです。あともう一工夫必要なんです。今まで1,000冊以上小説を読んできた一読者の正直な感想です。 | ||||
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引越し先で見つけた1冊のノート。そこに綴られていたのは、ノートの 持ち主真野伊吹の心だった・・・。読み進めるうちに伊吹の心に共感 した香恵は、伊吹に会ってみようと決心する。 会ったことも話したこともない女性真野伊吹。香恵は、ノートを通して 伊吹の心に触れていく。その過程が読んでいてとても心地よかった。 伊吹の思いはやがて香恵の心に変化をもたらす。綴られた言葉が人の 心の琴線に触れ、そしてその人の人生感をも変えていく。つながる 伊吹の思いと香恵の思い・・・。震えるような感動と、泣きたくなる ような切なさがこの作品にはぎっしりと詰まっていた。そして、本の 後書きにも、もう一つの感動が!!哀しいけれど、心温まる作品だった。 最後に余談だけれど・・・。私は万年筆愛用者♪小学生のときに初めて 買ってもらったのをきっかけに、もう30年以上使い続けている。 大好きな万年筆の話がたくさん出てきて、読んでいてうれしくなって しまった(*^▽^*) これからも使い続けていこう♪ | ||||
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こういう恋愛系?はあんまり好きじゃないけど話題作なので読んでみた。 が、しかし・・・何これ!?(ーー;) そもそも設定に無理があるし、ストーリー展開はのっけからバレバレだし、最初の万年筆のうんちく長過ぎるし、途中で投げ出すとこだった。 主人公の友だちの彼氏が胸焼けするほど不快な人物だったり、ライバルのお嬢様が(主人公もだけど)型で押したような個性の無い人間だな〜と思ってたら、この作者は男性だったんだね〜!(読み終えてから気付く<爆)なるほどなるほど!((−−) いかにも男性が書いた女性、男性が書いた男性、って感じのラブストーリーだった。 | ||||
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読み終わって思った。「雫井さん、あなた何者ですか!」、と。 斬新な展開でグイグイ引っ張られた「犯人は告ぐ」、唾を飲みこむことさえ躊躇うほどの緊張感があった「火の粉」。その二つの作品を書いた作者の新作だから、と中を開くことなく購入したこの本。家に帰って読み始めてびっくり。「えっ?」。表紙をみて「え?」、恋愛小説???嘘でしょうー!!と。 だって、どう考えたって、サスペンス作家だと思っていたのに! ま、読んでみよう。とりあえず読んでみよう。そう思って読み始めたら、あれよあれよという間に、引きずりこまれました。丁寧で柔らかい文体。温かい文章。爽やかな人物たち。 ああ、沁みるな〜。なんて綺麗な文章なんだろう。ああ、読んでよかったぁ。 そう思いました。 恋愛小説を求めている人は勿論のこと、私のように思いっきりサスペンスを求めている人が読んでも、ちゃんと響く良作です。 で、「雫井さん、あなた何者ですか!」と思ったわけです。 | ||||
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自分にとって「犯人に告ぐ」「火の粉」についで三冊目の雫井作品だったが、 全く色合いの違う作風に、改めて引き出しの多い人なんだなと感心した。 正直言って万年筆の薀蓄が延々と続く前半三分の一くらいまでは読み続ける のが辛かったが、伊吹先生のノートにストーリーの比重が置かれてからは俄然 面白みが増した。なんといっても伊吹先生のひたむきさがいいし、ノートに書 かれている言葉がいい。そして現実の主人公・香恵も地味で天然というキャラ がいい味を出している。香恵のような女の子が伊吹先生のような誰もに愛される 女性に憧れる気持ちが痛いほど伝わってくる。ノートと現実のつながりは確かに 読者には途中で見えてくるが、「それに気がつかない香恵」も作者の意図的なもの ではなかったのか、と思う。 | ||||
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主人公の住む部屋に残されていた女教師の日記、バイト先で知り合うイラストレーター、そして恋。 女教師に逢いに行ったところ、事故死を知る。この展開に驚かされる。ここで途切れてしまうのか? イラストレーターの個展で、女教師との関係に気付く。こういうふうにつながっていたのか・・・! とまた先ほどとは違う驚きを与えられてしまう。 これはとても暖かいトリックです。 | ||||
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映画の予告を見て、切ないラブストーリーだと思い、 原作を手にしてみました。 雫井さんが原作とは驚きました。確かに今までの作品と違いますね。 映画はまだみてないけど、たぶん、映画と世界観が違うんじゃないかな? ラブストーリー中心に話はすすむけど切ないというより、 ひとりの女の子が、いろいろなことを通じて成長するお話でした。 ほんわかした気持ちになるお話です。 | ||||
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冒頭の日記の部分から思わず、涙が出そうになった。 こういう子どもの話にはちょっと、弱いなぁ。 どきどきするようなお話ではないけど 淡々と、日常が流れていく話の中で ときどき心に引っかかる場面がある。 隣のクラスの先生が『同じ意見禁止』といったときのこと。。。。 もっと一生懸命考えて安易に他人の意見に同調しないようにさせたい、 これは、わかるけど同じ意見が安易とは限らないのではないか? 小説や、映画の主人公に共感するし・・・(略) クラスメートに「同じ意見です」って言われた子はちょっとうれしいじゃないか。 特に仲がよくなくっても、そのことで2人の距離が少し縮まったりすることもある。 なるほどなぁーって、思うな。 そのときの状況を思いうかべてちょっとにんまりになった。 きっと、女の子(勝手な想像だけど)2人が目配せしてかたをすくめて微笑む・・・ そんな 1シーンを思い浮かべては微笑んだり、おかしくて笑いをこらえたり 最後の展開では、なみだがでた。 読み進めていくうちにいつのまにか香恵の目を通して本の中にはいってた。 伊吹先生が好きで、会いたくて。 伊吹先生のクラスに入りたくて。 携帯読書サイトで配信されてた小説だったみたいだけど そういうのでも、なかなかおもしろいのもあるんだなって、 ちょっと見直したな。 ・・・・・ただ 最後の落ちに苦笑w | ||||
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沢尻エリカの舞台挨拶で、絶対見ようと思っていた映画を見る気がなくなり せめて原作だけでもと思い読んでみましたが、ガッカリしました。 先が読めるストーリーでかなり薄っぺらな感じがします。 こんな話で映画を作ったんだから、沢尻エリカが「別に・・・」 と感想を言うのも納得できます。 | ||||
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ストーリーの展開の予想は出来てしまい、いまいち驚きというものが読んでいて感じなかった。 でも、読みやすいし共感出来るところもあり、伊吹先生の言葉に励まされたのも事実。 この本を読むと勇気が湧いてくるし、恋がしたくなると思います。 | ||||
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映画化の話を知り読みました。 雫井氏の今までの作品を考えれば、何故この作品を…という気がしますがすべて読了すれば納得します。何故この作品なのか… どこにでもいそうな主人公の日常と、一冊のノート… どこか物語が見えてしまう気はするが、積み重ねていきながらラストの『ことば』『声』『想い』にたどりつく、久しぶりに心に響きました。 きっと今一番大事なひとが思い浮かぶはずです。 | ||||
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