殺気!
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些か大仰なタイトルの割には---。というのが正直な感想。何か「事件」が起こりそうになるとその予兆を 感じる女子大生まひろ。彼女は少女時代に誘拐、監禁されたという過去を持つ。そして小学校時代の 親友だが父が変死してからまひろとは疎遠な関係になる理美子。この二人の友情そして、周りの 友人たちが醸し出す雰囲気はまさに青春小説なのだ。書評によると作者はミステリーを骨格にしながら 青春小説を意図して書いたらしいので、ある意味作者の意図通りの出来ということだろう。だが、 死人も出て、重い刑事犯も登場する物語と青春小説とは果たして同居できるものなのか。ましろの 過去の誘拐事件と理美子の父の変死事件はミステリー的謎解きの要素として展開されるが、雰囲気が 青春小説なので、どうもしっくりと来ない。まあ、これは趣味の問題かもしれないけど。 | ||||
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どんな展開になるんだ?最初は少したるいのかなと思いながら読み進めると、途中から止まらなくなってしまいました。最後は理美子を送るましろの気持ちが乗り移りました。 | ||||
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序盤の特殊能力紹介みたいな流れは面白くて期待が膨らみましたが、以降は失速。普通のミステリーになってしまいました。 中盤以降、青春群像の割合が大きいのも40歳の僕には退屈でした。 あらすじから「特殊能力×ミステリー」を期待していたので、がっかりしました。 ましろの特殊能力を軸にした短編集の方が、この作品は活かせたのではないでしょうか。いろんな事件を解決できたりできなかったりしつつ、ましろが成長する感じの。 | ||||
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この作家は、「火の粉」を最初に読んでファンになった。 その後、「犯人に告ぐ」を読んだが、巷の評価は高かったし、賞も受賞したけれど、ぼくには「火の粉」よりも落ちるかな、という感じだった。 その後、「クローズドノート」を読んで感動し、こんな小説も書けるのかと感心した。 けれども、「ビターブラッド」はまあまあ、その次の「犯罪小説家」には少なからずガッカリした。 このあたりは、以前の日記に書いていると思う。 それで、今回の「殺気!」である。 結論から言えば、かなりいい! 多摩近郊に住む女子大生が主人公なのだけれど、その普通の感覚がとても上手く描かれている。 もちろん、普通の感覚を持った女子学生なのだけれど、小学生の頃に拉致された経験があり、その頃の記憶が封印されている。 そして、彼女には人の殺気を感じる特殊な能力があって・・・・、という設定なのだけれど、その特殊能力がSFのようにはなっていかないので、通常のミステリーの範囲に収まっている。 それから、今回の作品で気づいたことがある。 以前の作品では感じなかったことなので、多分、今回からそうなっているのだと思うのだが、文体が奥田英朗に似てきているのだ。 特に、地の文に主人公の一人称の気持ちや行為を入れるところなどは、そっくり。 たぶん、奥田のほうがこのような文体を確立したのは先なので、雫井が影響されたのではないかと思う。 奥田の、この文体は「上手いなあ」と思っていたので、別に、構わないのだけれど、ちょっとした発見だった。 確か、雫井の初期の作品である「白銀を踏み荒らせ」とか、「虚妄」などの文庫本も買い置きしてあるので、これも読んでみようか、と思った。 でも、この作家、かなり波もあるし、どのジャンルも好きとはなっていないので、どうしようか・・・・、思案中である。 | ||||
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雫井脩介、とっても好きな作家だったけど、初めて読む彼の駄作。青春群像劇と思しきストーリー展開。いつかはミステリの気配が出てくるかと読み進めたが、残念だけど期待はずれ。好きな作家に裏切られた気分。本作は駄作です。残念! | ||||
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