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殺気!
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殺気!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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些か大仰なタイトルの割には---。というのが正直な感想。何か「事件」が起こりそうになるとその予兆を 感じる女子大生まひろ。彼女は少女時代に誘拐、監禁されたという過去を持つ。そして小学校時代の 親友だが父が変死してからまひろとは疎遠な関係になる理美子。この二人の友情そして、周りの 友人たちが醸し出す雰囲気はまさに青春小説なのだ。書評によると作者はミステリーを骨格にしながら 青春小説を意図して書いたらしいので、ある意味作者の意図通りの出来ということだろう。だが、 死人も出て、重い刑事犯も登場する物語と青春小説とは果たして同居できるものなのか。ましろの 過去の誘拐事件と理美子の父の変死事件はミステリー的謎解きの要素として展開されるが、雰囲気が 青春小説なので、どうもしっくりと来ない。まあ、これは趣味の問題かもしれないけど。 | ||||
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どんな展開になるんだ?最初は少したるいのかなと思いながら読み進めると、途中から止まらなくなってしまいました。最後は理美子を送るましろの気持ちが乗り移りました。 | ||||
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序盤の特殊能力紹介みたいな流れは面白くて期待が膨らみましたが、以降は失速。普通のミステリーになってしまいました。 中盤以降、青春群像の割合が大きいのも40歳の僕には退屈でした。 あらすじから「特殊能力×ミステリー」を期待していたので、がっかりしました。 ましろの特殊能力を軸にした短編集の方が、この作品は活かせたのではないでしょうか。いろんな事件を解決できたりできなかったりしつつ、ましろが成長する感じの。 | ||||
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この作家は、「火の粉」を最初に読んでファンになった。 その後、「犯人に告ぐ」を読んだが、巷の評価は高かったし、賞も受賞したけれど、ぼくには「火の粉」よりも落ちるかな、という感じだった。 その後、「クローズドノート」を読んで感動し、こんな小説も書けるのかと感心した。 けれども、「ビターブラッド」はまあまあ、その次の「犯罪小説家」には少なからずガッカリした。 このあたりは、以前の日記に書いていると思う。 それで、今回の「殺気!」である。 結論から言えば、かなりいい! 多摩近郊に住む女子大生が主人公なのだけれど、その普通の感覚がとても上手く描かれている。 もちろん、普通の感覚を持った女子学生なのだけれど、小学生の頃に拉致された経験があり、その頃の記憶が封印されている。 そして、彼女には人の殺気を感じる特殊な能力があって・・・・、という設定なのだけれど、その特殊能力がSFのようにはなっていかないので、通常のミステリーの範囲に収まっている。 それから、今回の作品で気づいたことがある。 以前の作品では感じなかったことなので、多分、今回からそうなっているのだと思うのだが、文体が奥田英朗に似てきているのだ。 特に、地の文に主人公の一人称の気持ちや行為を入れるところなどは、そっくり。 たぶん、奥田のほうがこのような文体を確立したのは先なので、雫井が影響されたのではないかと思う。 奥田の、この文体は「上手いなあ」と思っていたので、別に、構わないのだけれど、ちょっとした発見だった。 確か、雫井の初期の作品である「白銀を踏み荒らせ」とか、「虚妄」などの文庫本も買い置きしてあるので、これも読んでみようか、と思った。 でも、この作家、かなり波もあるし、どのジャンルも好きとはなっていないので、どうしようか・・・・、思案中である。 | ||||
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雫井脩介、とっても好きな作家だったけど、初めて読む彼の駄作。青春群像劇と思しきストーリー展開。いつかはミステリの気配が出てくるかと読み進めたが、残念だけど期待はずれ。好きな作家に裏切られた気分。本作は駄作です。残念! | ||||
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キャラクターもストーリーも魅力が なく 引き込まれないです ケータイ小説ならいいけど損した気分 | ||||
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コンディションは表示どおりのきれいな本でした。良かったです。 | ||||
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不思議な小説。なにがかというと、主人公の持つ他人の殺気を感じる特殊能力(タイトルにもなっているが)予想をはるかに超えて目立たないのだ。その特殊能力を主軸に物語が展開するとおもいきや、時には完全におざなりになってるときもありで。逆にこれが面白かった。たしかにこの能力をもっていたところで、せいぜい役立ってこんなものかもしれない。それよりも、しっかりとしたミステリー、仲間との青春色、そこに軽くサイコ的なものをスパイスで絡めて構成されている感じで、なんか悪くない読後感だった。小説を読む前には見ないようにしているアマゾンのレビューで、酷評されているのをたまたま見てしまっただけに、いやな気はしていたが、個人的には全然面白かった。むしろ軽快な会話が物語をリズミカルにすすめてくれて楽しく読めた。 | ||||
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『火の粉』を読んで雫井さんのファンになりました。 それから続けて読んだ『犯人に告ぐ』も気に入って、全部ではないけれど、 10冊ほど持っています(まだ読んでない物もありますが)。 これまでに本作『殺気!』を含め、5作読みましたが、アタリ・ハズレの大きな作家さん、 という印象が強くなっています。 大アタリの『火の粉』と比べてしまうと、今回の『殺気!』はハズレでした・・・。 『火の粉』のときのような緊張感はありませんでした。 注意:ここから下は物語の内容に触れています。 「殺気」を感じ取れる女の子、という設定はおもしろい着想だと思いましたが、 それを活かしきれないまま終わってしまった感じです。 ミステリーというよりは青春小説の要素が強く、そのせいで「殺気」の能力が 残念ながら脇役になってしまっています。 裏表紙に書かれている「友人らと事件解決に立ち上がる・・・」という場面は、 後半3分の1で、それまでは主人公の女子高生の日常を描いています。 かなりカワイイ女の子、という設定で、ひょんなことから地元のショッピングモールの ファッションショーに出演が決まるのですが・・・ この場面が異様に長くて物語が進展しないため、ページをめくるペースが落ちました。 「ミステリー」という触れ込みのわりに緊張感のない展開が続くため、 「これはミステリーなの?」という気持ちで読み進み、肝心の後半のミステリー部分も、 『火の粉』や『犯人に告ぐ』のときのようなインパクトが感じられないまま・・・。 解説を読むと、インタビュアーの質問に対して雫井さんが 「単なるミステリーじゃないものを書きたかった」と答えており、 それなら最初から「青春小説+ミステリー」と分かるように宣伝して欲しいです。 「ミステリー」と書かれているから、そういう先入観を持って読み、そのせいで 消化不良な読後感を持ってしまいました。 ミステリーとしては得点を付けられない感じですが、解説も踏まえた上で「青春ミステリー」 ということで考えたら、星2つです。 『殺気!』というタイトルから受ける印象と違う、爽やかなストーリーに星1つ。 主人公の明るい性格に星1つ。 雫井さんのファンで、作品をコンプリートしたい、という人でないのなら、 特におすすめしたいとは思えません。 もし雫井さんを読んでみようと思ったなら、『火の粉』が一番おすすめです。 | ||||
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「火の粉」や「犯人に告ぐ」を期待してしまいました。「クローズド・ノート」に近いけど、そこまででもなく、でもさらっとは読める作品でした。帯がこの街では少女が消える・・・なんて書いてあるもんだから。「どおおおん」とかの表現は全くありません。 | ||||
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著者の最新作を文庫で購入しました。 これまでも一通り、読んできていたので、期待していました。 正直なところ、少々がっかり。 たぶん、著者は人間の性善説を信じているのかな、と思ったり。 それとも、少しばかり田舎(とはいえ、都内でしょうが)の設定なので、 素朴な人間の集まりということなのでしょうか。 読後感が悪いということはありませんが、 残念ながら、期待はずれでした。 | ||||
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悪いが、とても雫井脩介の作品とは思えぬ軽さに愕然とした。 『虚貌』『火の粉』『犯人に告ぐ』は非常に面白かったのにどうしたんだ。思えば『ビター・ブラッド』『犯罪小説家』辺りから翳りが… | ||||
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これはミステリー風の青春小説ですね。 なのでミステリー小説として読むと蛇足が多かったり、 展開が冗長だと感じると思います。 過去の記憶と真相がリンクしていく部分も良かったです。 個人的にはさらっと読めて楽しめました。 | ||||
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主人公は女子大生のまひろで、作品は全体を通して彼女が1人称として進んでいきます。 物語は、彼女に存在する特異な過去と、特異な能力が中心となっています。 特異な過去とは、彼女が少女時代に「拉致・監禁事件」に遭ったこと。 特異な能力とは、彼女には人の殺気を感じる能力があること。 です。 特異な過去については、カウンセリングによりその思い出を封印されているのですが、 本書を通して、その過去を自分なりになんとか探り出そうとします。 特異な能力については、この能力のお陰で何らかの事件の発生を予測できるため、 事件の被害を少なからず食い止める、という流れとなっています。 一見推理小説のような気もしますが、十分に人物は登場せず、読者が犯人を想像することは 不可能です。また物語も行き当たりばったりの展開で、比較的長いストーリーにも関わらず、 作中の出来事も伏線となってもおらず、読み進める醍醐味が味わえなかったように感じられます。 また、結末も場面としては感動的なのかもしれませんが、感動感を一切味わえなかったです。 作者はクローズド・ノートでも有名な雫井脩介さんで、私も少し期待して読んだのですが、 非常に残念です。 | ||||
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主人公は女子大生のまひろで、作品は全体を通して彼女が1人称として進んでいきます。 物語は、彼女に存在する特異な過去と、特異な能力が中心となっています。 特異な過去とは、彼女が少女時代に「拉致・監禁事件」に遭ったこと。 特異な能力とは、彼女には人の殺気を感じる能力があること。 です。 特異な過去については、カウンセリングによりその思い出を封印されているのですが、 本書を通して、その過去を自分なりになんとか探り出そうとします。 特異な能力については、この能力のお陰で何らかの事件の発生を予測できるため、 事件の被害を少なからず食い止める、という流れとなっています。 一見推理小説のような気もしますが、十分に人物は登場せず、読者が犯人を想像することは 不可能です。また物語も行き当たりばったりの展開で、比較的長いストーリーにも関わらず、 作中の出来事も伏線となってもおらず、読み進める醍醐味が味わえなかったように感じられます。 また、結末も場面としては感動的なのかもしれませんが、感動感を一切味わえなかったです。 作者はクローズド・ノートでも有名な雫井脩介さんで、私も少し期待して読んだのですが、 非常に残念です。 | ||||
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この人は、「虚貌」や、「火の粉」といった非常に面白い作品も書くが、この作品は、まひろを中心とした軽い読み物。同じ登場人物が出ているということもあるが「白銀を踏み荒らせ 」「栄光一途」に近い。「ビターブラッド」も同じ感じ。この3冊とも共通しているが、まあ、時間つぶしとして、読んで悪くはないと思う。旅行中やあんまり考え事をしたくない時とか・・・?「火の粉」も最初は確かに良かったが、最後の最後で、お笑いみたいにハチャメチャだったし。良くも悪くもこれがこの作家ということで・・・確かにちょっと期待はずれか・・・ | ||||
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この人は、「虚貌」や、「火の粉」といった非常に面白い作品も書くが、この作品は、まひろを中心とした軽い読み物。同じ登場人物が出ているということもあるが「白銀を踏み荒らせ 」「栄光一途」に近い。「ビターブラッド」も同じ感じ。この3冊とも共通しているが、まあ、時間つぶしとして、読んで悪くはないと思う。旅行中やあんまり考え事をしたくない時とか・・・?「火の粉」も最初は確かに良かったが、最後の最後で、お笑いみたいにハチャメチャだったし。良くも悪くもこれがこの作家ということで・・・確かにちょっと期待はずれか・・・ | ||||
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雫井脩介氏は私の中でトリックスター的な位置づけでした。 しかし、本書でそれは一気に翻り、青春小説作家のような清々しさを放ち始めました。 そんな雫井氏の書き下ろしミステリー。 ちょっと設定は外連味がかっていますが、内容はしっかりとミステリーになっています。若干謎が単純すぎる点が惜しいです。 それより何より、作中人物がとても活き活きとしていて、映像が頭に浮かんでくるようでした。上手いなと思いました。 これは是非映像化をしてもらいたいと思います。2時間だと厳しいですね。連ドラですかね。十分1クールいけると思います。 主人公「ましろ」には、そうですね、堀北真希さんかなぁ。「理美子」には戸田恵梨香さん。いや、逆の方が面白いかな。 | ||||
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雫井脩介氏は私の中でトリックスター的な位置づけでした。 しかし、本書でそれは一気に翻り、青春小説作家のような清々しさを放ち始めました。 そんな雫井氏の書き下ろしミステリー。 ちょっと設定は外連味がかっていますが、内容はしっかりとミステリーになっています。若干謎が単純すぎる点が惜しいです。 それより何より、作中人物がとても活き活きとしていて、映像が頭に浮かんでくるようでした。上手いなと思いました。 これは是非映像化をしてもらいたいと思います。2時間だと厳しいですね。連ドラですかね。十分1クールいけると思います。 主人公「ましろ」には、そうですね、堀北真希さんかなぁ。「理美子」には戸田恵梨香さん。いや、逆の方が面白いかな。 | ||||
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ミステリー作家として着々と力をつけてきた雫井さんだと思いましたが、今回の作品は「ない」です。殺気に関係のない話ばかり出てきますし、本当に退屈な小説でした。半分から先は斜め読みをしましたが、それでも長く感じました。次回に期待しますよ。 | ||||
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