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殺気!



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【この小説が収録されている参考書籍】
殺気!
殺気!(トクマ・ノベルズ)
殺気!  (幻冬舎文庫)

殺気!の評価: 2.23/5点 レビュー 35件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.23pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

大仰なタイトルの割には---。

些か大仰なタイトルの割には---。というのが正直な感想。何か「事件」が起こりそうになるとその予兆を
感じる女子大生まひろ。彼女は少女時代に誘拐、監禁されたという過去を持つ。そして小学校時代の
親友だが父が変死してからまひろとは疎遠な関係になる理美子。この二人の友情そして、周りの
友人たちが醸し出す雰囲気はまさに青春小説なのだ。書評によると作者はミステリーを骨格にしながら
青春小説を意図して書いたらしいので、ある意味作者の意図通りの出来ということだろう。だが、
死人も出て、重い刑事犯も登場する物語と青春小説とは果たして同居できるものなのか。ましろの
過去の誘拐事件と理美子の父の変死事件はミステリー的謎解きの要素として展開されるが、雰囲気が
青春小説なので、どうもしっくりと来ない。まあ、これは趣味の問題かもしれないけど。
殺気!(トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺気!(トクマ・ノベルズ)より
4198509018
No.3:
(3pt)

彼の作品の中では可もなく不可もなく

この作家は、「火の粉」を最初に読んでファンになった。
その後、「犯人に告ぐ」を読んだが、巷の評価は高かったし、賞も受賞したけれど、ぼくには「火の粉」よりも落ちるかな、という感じだった。

その後、「クローズドノート」を読んで感動し、こんな小説も書けるのかと感心した。
けれども、「ビターブラッド」はまあまあ、その次の「犯罪小説家」には少なからずガッカリした。
このあたりは、以前の日記に書いていると思う。

それで、今回の「殺気!」である。
結論から言えば、かなりいい!
多摩近郊に住む女子大生が主人公なのだけれど、その普通の感覚がとても上手く描かれている。
もちろん、普通の感覚を持った女子学生なのだけれど、小学生の頃に拉致された経験があり、その頃の記憶が封印されている。
そして、彼女には人の殺気を感じる特殊な能力があって・・・・、という設定なのだけれど、その特殊能力がSFのようにはなっていかないので、通常のミステリーの範囲に収まっている。

それから、今回の作品で気づいたことがある。
以前の作品では感じなかったことなので、多分、今回からそうなっているのだと思うのだが、文体が奥田英朗に似てきているのだ。
特に、地の文に主人公の一人称の気持ちや行為を入れるところなどは、そっくり。
たぶん、奥田のほうがこのような文体を確立したのは先なので、雫井が影響されたのではないかと思う。
奥田の、この文体は「上手いなあ」と思っていたので、別に、構わないのだけれど、ちょっとした発見だった。

確か、雫井の初期の作品である「白銀を踏み荒らせ」とか、「虚妄」などの文庫本も買い置きしてあるので、これも読んでみようか、と思った。
でも、この作家、かなり波もあるし、どのジャンルも好きとはなっていないので、どうしようか・・・・、思案中である。
殺気!(トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺気!(トクマ・ノベルズ)より
4198509018
No.2:
(3pt)

軽く読む作品

この人は、「虚貌」や、「火の粉」といった非常に面白い作品も書くが、この作品は、まひろを中心とした軽い読み物。同じ登場人物が出ているということもあるが「白銀を踏み荒らせ 」「栄光一途」に近い。「ビターブラッド」も同じ感じ。この3冊とも共通しているが、まあ、時間つぶしとして、読んで悪くはないと思う。旅行中やあんまり考え事をしたくない時とか・・・?「火の粉」も最初は確かに良かったが、最後の最後で、お笑いみたいにハチャメチャだったし。良くも悪くもこれがこの作家ということで・・・確かにちょっと期待はずれか・・・
殺気!(トクマ・ノベルズ)Amazon書評・レビュー:殺気!(トクマ・ノベルズ)より
4198509018
No.1:
(3pt)

軽く読む作品

この人は、「虚貌」や、「火の粉」といった非常に面白い作品も書くが、この作品は、まひろを中心とした軽い読み物。同じ登場人物が出ているということもあるが「白銀を踏み荒らせ 」「栄光一途」に近い。「ビターブラッド」も同じ感じ。この3冊とも共通しているが、まあ、時間つぶしとして、読んで悪くはないと思う。旅行中やあんまり考え事をしたくない時とか・・・?「火の粉」も最初は確かに良かったが、最後の最後で、お笑いみたいにハチャメチャだったし。良くも悪くもこれがこの作家ということで・・・確かにちょっと期待はずれか・・・
殺気!Amazon書評・レビュー:殺気!より
419862805X

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