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最後の証人
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最後の証人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全144件 101~120 6/8ページ
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初めて読んだ作者ですが、やられました。とっても面白いです。 裁判とか冤罪関連のサスペンスなのですが、最初に中年の女が裸で男を殺すシーンから始まります。 本を読み進めながら、自分の頭の中ではそのシーンを思い浮かべていると思いますが、そのシーンが見事に裏切られるという場面が少なくとも3回ありました。 3回作者にしてやられた事になります。 この私のコメントを読んで「だまされないぞ…」と思って読み始めた人でも、だまされるのではないのか? と思えるくらい巧妙な罠が仕掛けられています。 だまされるにも程があるというか、全く逆の事を予想してそのシーンを思い浮かべて読んでいる訳だから、だまされたと知ったときのショックはいかばかりか…。 その技法もともかく、ストーリーも本当に面白い。シーェークスピアの「肉はとってもいいが血を取ったらいかん」的な裁きが繰り広げられるので、とても暗い話なのだが。何とか報われる。最後の証人のシーンでも見事に裏切られる。しかしその事によって正義が救われる…。 とてもいい作家に出会いました。まだ新人さんみたいで、デビュー作の方が面白いとの事ですので、すぐにポチリマした。 簡単に読めますので、出張の鞄にぜひ。 | ||||
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法廷ミステリはあまり好きではないので、読み始めはあまり乗り気ではなかったのですが、作家さんの読ませる力というのでしょうか、気が付けば一気に読んでいました。 出てくる主な登場人物たちには、それぞれの境遇や心情を丁寧に描いているせいか、すっかり感情移入でき、感情を揺さぶられました。 ただの法廷ミステリではないとは思っていましたが、その仕掛けが思いのほか早い段階で分かってしまったので、それ以上のことがもしかしたらあるのかもしれないと期待をしていたのですが、それ以上のことは無かった点のみが唯一の残念な点ではあります。 | ||||
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著者の近作から後戻りで読みました。個人的には、これがベストかも。(孤狼の血もいいですが) 始めはどこかにありそうなミステリー風で、ややもするとクドイくらいの展開ですが、中盤過ぎ(公判3日目)に突然びっくり、あわててこれまで読んだところを後戻りしました。そして最後の証人の証言シーンでは思わず涙、さらに罪人はまっとうに裁かれるべきというオチで晴れてスッキリ、と一冊でかなりの物語が堪能できました。 無理に言えば、子供の父親が偶然に事故の真相を知るシーンと、病人の描写、そして元警官が最後に証言台に立つまでの流れにやや出来過ぎ?と思えなくもないですが、全体の流れがよいのでご愛敬でしょう。 文庫でこれだけ堪能できれば充分です。 | ||||
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憎いほど爽快で聡明で格好いい佐方の活躍の後読感が実に良い! でもね、通勤列車の車中でこの本読んでしまうと、誰もが「佐方」になってしまうから 注意が必要ですね。 会社の到着まもなく、アホ上司の嫌みに反応して大げんかをやらかして、挙句に悲しい 沙汰を受けるというようなことになりかねません。ご家族が悲しみますからね。駄目ですよ! 事故を犠牲にして儀や優しさを貫く英雄は作中に居るのであって、現実社会でそんな人達 ばかりだったら、正直なところ社会や会社が成り立たないかもしれませんね。 そんな私ですが、過去に上司を二人ほどノックアウトしたことがありました(-_-) | ||||
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柚月さんの本は「盤上の向日葵」や「パレートの誤算」「孤狼の血」など読ませてもらっておりますが、この作品ほど身につまされて涙しながら読んだものはありませんでした。そして、ミステリー大好き人間の私が、迂闊にもこのどんでん返しにあっと驚かされました。伏線もよく書かれていて、天は二物を与えるものなんだなぁと、この美人作者の今後に大いに期待したいと思っております。 | ||||
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やや冗長なせいでトリックはバレてしまった。碇弁護士と原を、彷彿させる主人公と助手のやり取りも思わずニヤリとした。夫は何も罪は問われないのでは? | ||||
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物語のプロット最後まで飽きさせない登場人物の描写うまい、面白く、スイスイ読み終えた。 | ||||
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テレビドラマで見て購入しました。これで柚月さんのファンに なってしまいました。 | ||||
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ひとつの事件の裏には、もうひとつの裁かれるべき罪があった。 息子を事故で喪ったにも関わらず、加害者は不起訴に終わる苦い過去を、ずっと抱えていた夫妻は、あることをきっかけに復讐をはかり… 途中まで読んで、意外な展開に驚く。 罪はまっとうに裁かれるべき、との信念をもつ元検事・佐方弁護士がかっこいい! 母の慈愛は深くも哀しいけれど、、読みごたえありです。 | ||||
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作者のミスリード(のようなもの)があるとすれば、前半部分では読者に「被害者はあいつで、被告はあの人」と思い込ませるというところ。もし読者がそれに引っかかれば、公判最終日(すでにページ数は3分の1を切っている)になって本当の被害者と被告が明らかにされたところでびっくりするという按配だ。そして、事件の真相(と思い込まされていたもの)はくるりと翻る。このへんのテクニックは並みの力ではないことは確か。ま、現実の捜査や裁判との齟齬はあるでしょうが、そこはそれ、エンターテインメントだからして。『狐狼の血』に感心してこの作者の本をこれから立て続けに読んでみようと思ったそのしょっぱなだったが、このあとに読む本への期待感が増してきた。最後に――「私たちは同志よ」という美津子のせりふと、「ベッドに縛り付けることは美津子を心を殺すことだ」「どう死ぬかということが、美津子にとっては生きるということだった」という光治の述懐は、ある種の夫婦愛を昇華させた物語性の象徴。単なるびっくり箱としてのミステリーにとどまらない作品のクオリティをこんなところにも認めたりしたのだった。 | ||||
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プロローグから予想される描写は、公判三日目にくつがえされる。 ミステリ好きがどんでん返しありきで読んでしまえば、それは予想の範囲内でおさまってしまうでしょう。 私も「こりゃ、どんでん返し来るで」と、穿ったら見方をしてしまったがために、大きな衝撃を得ることが出来なかった。 無念。 願わくば、一時的に脳内をミステリ初心者にリセットし読みたいものである。 それが出来れば、どんでん返しや重厚な人間ドラマに大きな衝撃を得ること必定。 みなさんも柱の角に頭をぶつけるなどして(死なないよう注意)このレビューを読んだことを忘れ、真っ直ぐな気持ちで読んでみてください。 ではでは。 | ||||
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悪い奴が罰を受ければどんな形でもいいと、読書の中では時々思うのですが、傷ついても本当の罪を明らかにして裁くことに強く気持ちを掴まれました。 子どもを奪われたら親は相手を殺しても足りないかもしれません。 法の力を信じられるようにと願いつつ読了しました。 とてもよかったです。 | ||||
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コメントを見ると評価が分かれているようだったので、読むのを少し迷いましたが、私は面白く読みました。読んだ直後、TVでドラマ化されているのを見ました。このトリックをどんな風に映像化するのかと興味津々だったのですが、なるほど、そういう風にしましたか・・・。というのが感想です。配役も演技派ぞろいで、TVもそれなりに楽しめましたが、私は本の方が驚かされたかな…と思います。 | ||||
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面白い。佐方の過去や、個人的な理由などがやや「うるさい」かな、とも思いながら、一気に読んだので。 | ||||
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この本の批評には辛口もありますが、これは小説、フィクションなので意外性、ルール違反、常識外れ・・・あってあたりまえでしょう。先日、テレビで放映され始めてじっくり鑑賞しました。物語の進展に最後まで興味、興奮が続きました。活字でもう一度楽しむべくこの本を買い求め一気に読みました。とかく法廷ものは法曹界の人間からみればばばかばかしい、ありえないということはあるでしょうね。同じように航空ものは航空業界からみれば”うそばっか””まさか”と思われることもあるでしょう。著者はずぶシロを、自分たちがが組み立てたストーリーの中に引きずりこみ、感動や関心を与えることがねらい。規則、法律、ルールを多少外れたほうが面白くなると思うのは私し一人かな? もう1,2度読みます・・・・そしてビデオに撮ったドラマまた見ますよ。私の”永久保存版”です。著者の他の作品も読破する予定です。 | ||||
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法廷でのやり取りの詳細については知りませんが、素人的には楽しんで読めました。 真実を暴くことは難しいですね。 | ||||
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検事を辞めた佐方が弁護士として活躍。プロローグから始まる物語にどのような展開待っているのかと読み進めましたが、検事の時のような佐方の推理と活躍がなかなか見えない。一体どういうことなのかと読み続け、最後の展開と佐方の出番がなんとなく推理でき、ふ~んと、なんだか拍子抜けしたような気になっていました。が、違ってました。そういう事かと、はじめてこの題名に納得して、着地点をそういったところにもってくるストーリ性に、さすがと感心してしまいました。やはり面白い。高速バスの中で、ついつい一気読みしてしまいました。個人的な満足度は100点満点中87点です。(^ー^)>中毒になりそうです(笑) | ||||
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ちゃぶ台返しが1カ所あって、見事にはまってしまいました。よって、ミステリーとしてまずまずかと思います(3、4連続のちゃぶ台返しにはまったこともあるので、1カ所の場合は”まずまず”ということになります)。それに、美津子さんが本当に気の毒で気の毒で、ちょっと感情移入してしまいました。ここまでで、星4つです。 考えさせられたのは、描かれた警察の事件もみ消しと検察の事なかれ主義です。前者は当然犯罪であり、後者はひどい職権乱用です。物語の中で切られる啖呵、「何が秋霜烈日だ。笑わせる」は全くその通りで、唱和させていただきました。どんなに優れた法律、決まり事、システムを作ろうと、それがどの程度機能するかは'、それを運用する人の素養次第ですが、考えてみると、秋霜烈日のバッジを付けている日本人が、記憶力や論理構築力においてその平均を大きく上回るとしても、人間性や社会性がその力と正の相関があるとも思えず、とすれば、われわれの平均的素養からして物語の事例が実際にあってもおかしくないということになりそうです。検察のケースが実際にあるのなら、警察のもみ消しは、それほどめずらしくないくらいありそうです。まことにあさましく、悲しく、かつ恐ろしいことです。そう気付かせてくれたことで、星1つ追加いたします。 | ||||
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作品の印象を一言でいうなら、「単調な話だった」ということ。 物語に深みもなかったし、騙された感じもほとんどなかった。 ミステリーとして見るなら星は3個にするところだけど、作品から発するメッセージが伝わってきたので4個にした。 それは、「正義」という言葉だ。 何年か前に『これからの正義のは話をしよう』という本が流行ったけど、本作はそれを小説版にした、というと少し違うけど、間違いなく「正義」というものを考えさせられるものだった。 何が正義で、何が悪なのか、そんな誰しもが考えなければいけないテーマを扱った作品なので、多くの人に読んでほしい。 | ||||
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もう少し主人公目線で書いてあると本の主人公に傾倒できますのに | ||||
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