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【この小説が収録されている参考書籍】
虫 (角川ホラー文庫)

の評価: 2.86/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(4pt)

私は面白かったです

なんだか懐かしいような風景。男女の気持ちのすれ違い。心の奥底にある部分を蟲に食い荒らされていく。
しかしそのことによってもたらされる平穏。そしてそれを受け入れてしまう恐怖。
好きな世界観です。
虫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:虫 (角川ホラー文庫)より
4041932017
No.3:
(5pt)

人に巣食い平和を守る常世虫

 他の坂東作品よりは、どろどろした人間ドラマの要素は薄いです。
 前半ではベティ・フリーダンの「名前のない問題」を思わせる、専業主婦になってしまった主人公の心理描写に紙面の大半が割かれます。後半になると次第に話の規模が拡大しますが、結局は個人の心の問題に帰着します。ミクロ→マクロ→ミクロという感じです。要所でメディアが伝える、インド中国間の紛争のニュースが背景に置かれますが、これが非常に重要な伏線になっています。
 人間の体に虫が巣食い、心までも支配したとしても、それによって人々の種々の欲望や野心や嫉妬や打算といったようなものが減殺され、結果として世の中から競争的な雰囲気が薄れ、全体として平和になっていくならそれもいいな。いやそうならないと、いずれ世界は破滅するのでは? だからこその「常世」虫では? この作品は読者をそんな気持ちにさせ、コペルニクス的転換を促しそうです。
虫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:虫 (角川ホラー文庫)より
4041932017
No.2:
(4pt)

オチが…

途中でオチがわかってしまいます。鈍い私でも分かってしまいました。しかし、描写はけっこう気持ち悪くてホラーとしては良いです。想像をかきたてるというか、想像しやすい表現でした。衝撃的な恐怖には欠けますが、それなりに面白いと思います。主婦の心境などを結構真剣に読んでしまいました。主婦の方は同感できるところがあるかもしれません。
虫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:虫 (角川ホラー文庫)より
4041932017
No.1:
(4pt)

ちょっとしたトリビア(ホラーファンは常識?)

第一回日本ホラー小説大賞は大賞受賞作は無しで、荒俣宏をはじめ審査委員は「応募された作品はどれもこれも駄作ばかり」とこれでもかといわんばかりに嘆きまくっていた。(というかむしろけなしまくっていた)大賞が出なかった代わりに佳作を三作選んだが、その1つがこの「虫」である。確かにこの後ホラー小説大賞受賞作となる「パラサイト・イヴ」「黒い家」等に比べるとインパクトは弱いかもしれないが、読んでいて背中にぞくっと来る感覚を生じさせるこの本は凄い。
虫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:虫 (角川ホラー文庫)より
4041932017

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