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蟲
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蟲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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全体的にホラーなのか主婦の心情追憶なのか、話の流れも単調な気がする 坂東ファンで主婦層にはおすすめ出来るが一般のホラーファンにはおすすめ出来ない | ||||
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前半は確かに不気味な蟲に犯されていく夫の描写が、「怖くなりそう」。このあとどうなるんだろう、と思う。 が、後半話の筋がわかってくると、主人公はいったいなんのために行動してるのか意味がわからなくなってくる。何も悪いことはないのにただヒステリックに。 序章の三人称視点で、夫がままごとと表現した主人公の姿。それが全部か。 | ||||
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全くと言って良いほど怖くない。 前半の結婚生活の女性の心情は面白いけど、 その後はグダグダと主人公のヒステリックに読者が付き合っている感じ。 いくら不気味な蟲の描写をしても、 実質的に主人公は良い事が起きるのに不気味がり命の危険にされされてもなく、 登場人物が勝手に怖がってて読者を置いてけぼりにしてる感じがする。 文も構成も上手いので中盤までは読んでしまうけど、 その後はただただ読むのが苦痛に感じてしまう。 それでも最後のどんでん返しに期待しながら読んだけど、 予想通りのオチになってしまい物凄く残念。 これが文も下手で主人公に全くもって感情移入できなかったら、 最初の10ページで辞める事ができたんだけど、 技術はあるだけに+αでマイナス要素を付け足してしまった気がします。 辛口過ぎるかもだけど読み終わった後、この本を読んだ時間が物凄く無駄に思えました。 自分がこの本で面白いと思ったのは前半の家庭の話だけです。 | ||||
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イマイチ・・?期待が大きかっただけに、落胆したというか。この作品をもって、坂東氏が何を伝えたかったのかが分かりにくい気がします。氏は、日経新聞のコラムで「伝えたいことがあるから書くものよ」と仰っていました。 この作品では「職に挫折し、主婦となって妊娠した女性の不安定さ」を伝えたかったのかなぁと想像するのですが、その手法が少々稚拙な気がします。『蟲』を媒介として壊れていく女性を描くのは「らしい」設定です。それだけに『蟲』の伝記的背景がこじつけっぽい、無理があると感じてしまうのは、残念です。 伝記的要素を別にして、不安定な女性描写として読むならば「そうだよねー」と思う箇所があるのは事実。そこだけ抜き取って読んだとしても、この小説を味わえるのではないかと。 | ||||
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坂東さんの怪奇小説が好きで、死国、狗神、蛇鏡、そして 蟲 を一気に読破しました。 率直に言って、前記三作と比較すると 蟲 には物足りなさを禁じ得ません。 彼女の作品は、 1. 時代設定は現代 2. 怪奇現象に翻弄される男と女 3. 怪奇現象の原因を古代神話や民間伝承に求める 4. 女を束縛する日本の「家社会」への怨念 5. 新たな恐怖の始まりを予感させる幕切れ といった要素から成り立っていると思います。 蟲 においてもこの手法を踏襲していますが、女心の揺れ動きにより重点が置かれているため、相対的に怖さが弱まっています。 怪奇現象の理由付けについても、他の作品と比べて、底が浅く感じられます。 そういう理由で、恐怖小説としては、物足りなさを感じるのです。 まぁ、妊娠期の女性の心理なんて、所詮男には理解できないものかも知れませんね。 | ||||
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最初から中間にかけては不気味さもあるし、読んでて面白いけれど、最後のほうはいまいちストーリーがわからなかった。話が次へ次へと早めに進んでる感じがして、ついていくのに結構時間かかる。でも最後はそんなにどろどろとはしていなかったし、半端な終わり方じゃなかったのでエンディングはなかなか良かった。これくらいの怖さなら、坂東さんの小説を初めて読む人にはちょうどいいかも。「死国」や「狗神」からだと少し刺激が強いのでは? | ||||
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