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繋がれた明日



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【この小説が収録されている参考書籍】
繋がれた明日
繋がれた明日 (朝日文庫)
繋がれた明日 (新潮文庫)

繋がれた明日の評価: 3.60/5点 レビュー 40件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全40件 21~40 2/2ページ
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No.20:
(5pt)

真保氏、会心の一作

 デビュー作からいくつか読んだが、これは桐野夏生女史の「OUT」同様作家として脱皮というか、
一つ上のステージに上がった記念すべき作品。
 真保氏は卓越した能力は持っていたが、蛇足的なオチを付けや過剰などんでん返しの多用で
いまひとつ乗り切れなかったり、ゲップが出てしまうところがあった。
 しかしこの作品は取り上げたテーマの重厚さ(少年犯罪の更正)のためか、彼の悪い癖に良い
意味でブレーキがかかり、結果として非常に完成度の高いものになっている。
 強いて言えば保護司の爺さんのキャラが薄く謎めいているが、それとてこの作品の前では
重箱の隅をつつくような批判でしかない。 とにかくオススメ!!!
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
4022578386
No.19:
(4pt)

ハラハラします

ドラマを見逃してしまったので、
本を読んでみました。
主人公、その周りの人たちの気持ちやセリフが
とても現実的で、
どうやって取材したのかな・・・、さすが、と感心しました。
少年犯罪や被害者の救済や加害者の更生や保護司のことや懲役制度や、
なんとなく、当事者にならないと真剣に考えていなかった問題について、
思い知らせてくれる、
でも、興味を持って読み進んでいける内容になっています。
繋がれた明日 (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:繋がれた明日 (朝日文庫)より
4022643595
No.18:
(4pt)

重荷

NHKのドラマを見て、購入しました。
犯罪(殺人)を犯してしまった少年・中道隆太。自分の彼女に手を出したチンピラを持っていたナイフで刺した。相手が先に手を出したからだ。自分も悪いが相手も悪いと言う気持ち。でも実際、人一人殺してしまい、被害者の家族だけでなく自分の家族をも傷つけ一生の重荷を背負わせてしまったという事実。彼の心中では葛藤が渦巻いていた。
そして、仮釈放が決まり6年ぶりに世の中に出た彼を待ち受けたものは、“人殺し…”という写真入のビラ等の心無い仕打ちだった。殺人を犯したのだから当然だという気持ちもありました。こんなに家族を巻き込んで苦しむのなら、やっぱり自分の行動を良く考えてからするべきなんだろうな、取り返しが付かないことをして自分や周りの人の人生を狂わせたらいけないと強く思いました。
ただ、物語は、彼だけでなく彼を取り巻く人々もよく描かれていると思う。冷たい仕打ちだけでなく大きな目で彼を見てくれる大人たちの存在は彼の閉じられた心を次第に開いたことは救いです。少年犯罪の増える現代、犯罪を犯すまでだけでなく、犯してしまった彼らのその後が書かれた秀作です。
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4022643595
No.17:
(4pt)

スタートラインに立つまでの物語

真保裕一の著作には、『ホワイトアウト』に代表されるような、過去に何らかの負い目をもった男が自己復権をかけて闘うというタイプの作品がある。本書もおそらくそうだろうと思いつつ読み始めたが、少し違うようだ。隆太は喧嘩の相手を殺してしまい、5年から7年の懲役刑を言い渡された。先に手を出したのは被害者であったにもかかわらず、目撃者(被害者の友人)の嘘の証言、隆太がナイフを持っていたことがあだとなり、殺意があったと認定されての判決だった。その隆太に仮釈放の日が訪れる。いまだに隆太は思っている。自分一人が悪かったのか。自分だけが加害者なのか・・・・
殺人は大罪だ。しかし自分のみが一生罪を背負うことに理不尽さを感じ、被害者を恨む気持ちを抑えられない隆太をただ非難することができるだろうか。本書は、殺人者になってしまった人間のきれいごとだけではすまない心情に踏み込んでいる。
理不尽さを引きずった隆太の足取りは不安定だ。そこへ数々の障害が現れる。殺人を暴露する中傷ビラ。ビラは妹の恋をも打ち砕く。昔の悪友達や仮釈放仲間からの接触。隆太につきまとい糾弾する女性の出現。親身になってくれる保護司や理解ある雇用主にしても本当に隆太の味方なのか。何もかもが不安要因に思えてきてハラハラさせられる。そんな中で隆太は仮釈放の日々をどう生き抜くのか。
最後まで読んで思った。本書が『ホワイトアウト』等と異なるのは、煩悶の果てに自分の過去を受け止め、そこから第一歩を踏み出そうとする物語、言うなればスタートラインに立つまでの物語だからなのだと。物語が閉じられてから本当の闘いが始まるのだ。きっと様々な困難が待ち受けているに違いない。けれどスタートラインに至るまでの隆太の変化を振り返れば、未来の彼の姿が自ずと浮かび上がってくる。
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No.16:
(2pt)

暗い小説

暗い小説です。
NHKドラマの原作だというので、放送前に読んでおこうと新刊を手にして読み続けたけれど、もう一度この鬱々とした気分をなぞるのかと思うと、ドラマを観る気持ちが鈍ります。読む方の何倍もの時間をかけてこの文章を書き続けた作者の執念には別の意味で感心しますが、解説で用いられている『エンターテインメント小説』つまりは『娯楽小説』という言葉はどう贔屓目に見てもふさわしくないと思います。
ケンカのはずみでチンピラを刺し殺した不良少年が六年ほどで仮釈放され、家族に迷惑をかけ、被害者の遺族に恨まれ、保護司を信じきれず、かつての刑務所仲間の毒に犯されそうになる…読んでいるうちに伏目がちに周りを見ている自分に気づき、結局は物語に引き込まれているのかとも思いましたが、このタイトルでなければ、とても最後まで読みきる気力は続かなかったでしょう。
真面目に『おつとめ』を果たしていると刑期の三分の二で仮釈放の可能性が出てくる、というようなミニ情報は、『小役人シリーズ』を通して下調べが十分なことで知られる作者らしい特徴ではあります。また、クライマックスの、まるでアクション映画のワンシーンを観るような盛り上げ方は作者の力量を如実に示して迫力があります。それに、最後の場面も感動的ではあります。
でも、しかし、です。
こんなに自分や周りを冷静に分析できる知性と理性が主人公にあるのなら、こんな境遇に陥るようなことにはならなかったはずだ、という思いが常にまとわりついて、主人公に多少の同情はしても、共感は覚えにくいのは私だけでしょうか?
刑務所に図書室があるかどうかは知らないけれど、一冊置いておく意味はあるでしょう。
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4022643595
No.15:
(4pt)

犯罪による悲劇

人の罪は、懲役刑に服したからといって簡単に許されるものではないのか?まじめに働こうとしても、罪を犯した過去は執拗にまとわりついてくる。被害者の家族も、そして加害者の家族も、言葉には言い表せないほどの苦しみを背負って生きていかなければならない。「殺される側にも非があった。」最初そう考えていた隆太だったが、「殺される」ということを身をもって知ったとき、初めて罪の重さに気づく。人はどんな場合でも、やってはいけないことがある。それを知った彼を、はたして周りは温かく迎え入れてくれるのだろうか?また、自分なら迎え入れることができるのか?読んだあと、様々な思いが胸の中に渦巻いていた。
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No.14:
(3pt)

犯罪者としての汚名

 決して殺そうと思ったわけではない。それでも結果的には人を殺してしまった。そんな主人公が刑期を残して仮釈放される。家族や保護司に支えられ、新しい職場など、社会にどうにか馴染んでいけるか、と思った矢先のビラ。そこには主人公の過去の犯罪が書かれていて・・・。 警察も地域の人も結局は殺人者としか見ていない。ビラによって過去を知られたとたんに周囲の人の向けてくる目は変わる。社会を信じられなくなるのも無理はないと思いつつも、そんな中であってもどこまでも味方をしてくれ導いてくれる人は必ずいる。保護司、職場の社長や同僚、昔の仲間、そして家族。主人公はそうした人たちに支えられて立ち直っていくことができるのか。 テーマがテーマだけに重いものではあるが、犯罪をおかした者の立場や被害者の立場、第三者の立場などそれぞれの人の立場で考えることができる。
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4022578386
No.13:
(4pt)

重い問題を真摯に捉えた力作

殺人を犯した犯罪者は服役を終えるとその罪は許されるのか? 一方、大事な人を失った被害者の思いは・・。社会面の記事にはなりこそすれ、小説といったスタイルでは扱われることは少ないと思われるこの難しい問題を、著者は真正面から取上げた。大上段に振りかぶるのではない、一人の仮出所中の青年を主人公に、彼が出所後に出会い、経験する細かいエピソードを重ねながら、描いて行く。いかにも著者らしいスタイルだ。採り上げるテーマは重いが、巧みにストーリーに展開されている。単なるケンカのはずが、はずみで相手を殺してしまった隆太、6年超の服役後、仮出所となった彼を待っていたのは社会復帰のサポートをする保護司と事件とともに家も仕事も財産も何もかも失い萎縮したままの母親・・・。実の妹は兄を恨み、隆太自身もいまだに被害者や裁判で事実とは異なる証言をした証人への複雑な思いを抱える。自分の元を去った元恋人への思い、元遊び仲間、悪友たちと比べ貧乏クジを引いてしまったのではないかという思い・・・。理解のある雇用主の元、働きはじめたその直後、彼の周辺に彼の過去を書いた文書がばら撒かれた・・・。主人公隆太の立場に立てば、彼の思いは理解できる。一方で、犯罪被害者になった立場を想定すると、どうだろう? 著者もうまくそこは回答を用意しているわけではない。作中、被害者サイドの人物が、隆太とその保護司に向かって言った「刑が終わったことで罪を償ったことになるのか?」という問いかけはとても重く、すぐには答えが出せそうにない。また本書の中で「保護司」や「協力雇用主」といった更正のための受け入れ制度が丁寧に紹介されていたのが印象的。
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
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No.12:
(3pt)

重いテーマを読みやすく

仮釈放となった、主人公を待つ、中傷、昔の仲間、家族。そして、暖かく見守る保護監察官、被害者の家族、同じ時期に仮釈放となった仲間たち、新しい職場での同僚。主人公は立ち直っていくのか、周囲の人たちは気持ちを整理できるのか・・。重いテーマの作品ですが、筆力で、読みやすい作品になってます。事件っぽいことも起こりますが、それよりも、主人公の考えや気持ち、周囲の人たちの気持ちの揺れ、が描かれています。不器用で周囲にあわせたり、自分を上手く表現できない主人公、世間の冷たい目。とちょっと、ステレオタイプな印象が強いような気がしました。サスペンスやミステリーの部分に期待すると、肩透かしかもです。読んだ後の感想は「重い」。読むより、読んだあと、シンドイ、珍しい本でした。
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4022578386
No.11:
(3pt)

重たいテーマだが、読みやすい

主人公は、殺意は無かったとはいえ、自分の彼女にまとわりついていた一人の男を結果としてナイフで殺してしまう。そして刑務所での月日は過ぎ、七年の刑期満了を前に仮釈放を迎え、社会で働き始めることとなる。しかし同時に、彼の顔写真と彼が殺人を犯したときの新聞記事が一緒になったビラが街中に撒かれてしまう。そしてこのビラの波紋は、彼は勿論、彼の家族や彼の会社など、あらゆるところに広がっていく。彼はこの悪意に満ちたビラを撒いた人間を探し始めるのだが・・。罪とは何か、罰とは何か。果たして罪は償えるものなのか。救いはそこにあるのか。答えは読者一人一人に託される。こういった重いテーマは、評論として書いたほうがラクだろう。しかし真保氏はそれを小説の中に上手く描き出した(彼は評論家ではなく小説家なのだから当然なのだが)。犯罪という過ちについて考える契機となる一冊である。この作品が気に入った方は、東野圭吾氏の「手紙」という作品もおすすめする。こちらも罪と罰について考えさせられる作品だ。
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
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No.10:
(4pt)

少年犯罪とは?

 殺人を犯して服役し仮釈放となった若者を描いた作品で、「ホワイトアウト」や「黄金の島」といったスピード感で読み手をグイグイ引きこむエンターテインメント小説ではなく、少年犯罪をテーマにじっくりと読ませる作品です。 殺人を犯したことへの罪の意識を持ちながらも、その状況をつくったのは相手だった、という思いから被害者を憎み、遺族に謝罪することをためらう主人公の隆太。社会復帰を果たそうと努力する隆太と隆太を支える保護司の苦労。しかし、努力すればするほど殺人者であった己の姿と向き合う結果となり、その辛さと孤独から挫折しそうになる悪循環・・・。 実社会でも半数の仮釈放者が再び塀の中へ戻っていくということからも、この小説と似たような過酷な現実があるのだろうと推測できます。私自身、以前は少年犯罪に対して過激な考えを持っていたのですが、この小説を読んで改めて考えさせられました。 社会的にもとても重いテーマですが、読み手に問題提起をするという意味でも興味深い作品だと思います。
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No.9:
(3pt)

つらいことだからこそ向き合う

若気の至りで殺人を犯した主人公の、仮出所後の苦難を描いた作品。私は、東野圭吾氏の『手紙』を読んでいないこともあり、犯罪者の出所後について書かれた作品を読むのは初めてですが、予想通り厳しい環境が描かれており、現実も同じ様に厳しいのだろうなあと思いながら読み進めていきました。この作品は、その厳しくつらい環境のなかで、主人公が心の成長を遂げ、殺人を犯した犯罪者として、憎しみの消えない遺族と向き合おうとすることの大切さに気付いていく過程が描かれていることが、焦点ではないでしょうか。申し訳ないという気持ちの反面、刑務所で罪を償ったという意識のある犯罪者と、刑務所ごときでは罪を償ったとはいえないと考える遺族の意識の違いが大きいからこそ、向き合わなければならないということは、主人公と母親および妹でも描かれており、実社会でも通じるものがあることを気付かせてくれました。ここまで書いてきたことと、星の数とに書いている本人もギャップを感じていますが、これはこの作品はいい作品だとは思いますが、この作品の前に読んだ真保作品である『発火点』の評価が低かったため、急に高い評価はつけにくく、あまり高い評価にはできませんでした。蛇足ですが、この作品の名脇役となっている保護監察官は、真保作品ひさびさの小役人シリーズ復活の前兆を思わせてくれまた。『ホワイトアウト』ほどの派手なものでなくとも、地味な主人公である小役人のために取材を重ねたことがわかる、初期の作品のようなものを期待したい。
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No.8:
(2pt)

テーマは重いが、心動かされず・・・

テーマを見て、すごく面白そうと思ったが、読んでもまったく心動かされなかった。正当防衛のつもりが殺してしまったなんて話はいくらでも私たちの共感を得るように書けるはずなのに、そうなっていない。だから、あまり主人公の「俺は悪くない!」って思いが響かない。可哀想という気持ちが湧き上がらない。「何か反省する出来事がありました」→「でも、やはり相手のことがムカつきます」という流ればかり。その反省もムカつきも、あまり大差なくて堂々巡り…。そして、最後の方の主人公の行動やラストシーンなど、作り話くさい感じがとてもします。テーマの良さは評価するけれど、もっといい作品にできるのでは。
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No.7:
(3pt)

ミステリーじゃなかったんだ

6年前自分の恋人につきまとう男をナイフで殺してしまった隆太が出所した。保護観察の元1人暮らしを始め、解体業者で働く隆太、ある日彼の過去を中傷するビラが職場、自宅、アパートにまかれる………元犯罪者の苦悩を描く、ひねりのないあっさりしたエンディング、ミステリーじゃなかったんだ
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No.6:
(1pt)

つまらない

いつ面白くなるのかと思って読んだが、話は良く手垢がついた題材だし、どんでん返しもないし、捻りもなかった。私は全然楽しめなかった。
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No.5:
(4pt)

とっても難しい・・・

未成年の若者が人を殺す。最近よく聞くニュースです。怒りを自分でどう制御していいのかわからない。何も考えられずに人を殺す人が多いのだろうかと思ってしまう。主人公の人を殺してから刑務所に入り、仮出獄してからの気持ちの変化がとてもうまく表現されている。日本の刑法は被害者のためにあるのではなく、国の治安を守るためにある。というセンテンスは心に響いた。では被害者の遺族はある日、突然目の前にいた人が消えた苦しみをどう乗り越えていけばいいのか、加害者も決してはずせることのない呪縛をどう克服するのか。思いテーマだけど、一気に読ませる。
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4022578386
No.4:
(3pt)

さすが真保裕一!

真保裕一の新刊が出たので早速読んでみた。「罪と罰を問うサスペンス巨編」というのがこの本の触れ込みだが、実際、主人公の気持ちを丁寧に追っているところはこの作者らしくて、「さすが!」と思わせる。犯罪を犯し、刑務所に入れられる時の気持ち、刑務所の中、そして仮釈放中の感情の変化を追っていく文章は、一気に読ませてくれる。ちょっと前に出た東野圭吾の「手紙」とカブるところも多くあってちょっと新鮮味に欠けたのも事実であるが、とはいえ、こういう真面目な作品もやっぱり大切ですね。
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4022578386
No.3:
(3pt)

いまいちかな

H野K吾さんの「手紙」と同じ題材を扱っているが、こちらは罪を犯した本人が主人公のお話。期待して読んで、最初はすごく引き込まれるけど、最後の終わり方がいまいちかな。好き嫌いの問題かもしれないけど・・・同著作の「奇跡の人」と似ているんだよね。「奇跡の人」方が断然いいかな。でも徹夜して読んじゃったんだよね。
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
4022578386
No.2:
(4pt)

「手紙」とは似て非なるもの

殺人を犯したものの社会的制裁を巡るストーリーという点では東野圭吾の「手紙」とよく似ています。しかし、「手紙」では犯罪者の弟が主人公であるのに対し、この物語では犯罪者自身が主人公になっています。その分だけ「手紙」よりも社会的描写が薄く、ミステリー色が濃く仕上がっています。どちらにせよ、「手紙」同様に犯罪者の更正のプロセスについて深く描いているという意味で感動を呼びます。お薦めです。
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
4022578386
No.1:
(5pt)

やっぱいい

真保裕一は、ホワイトアウトをよんでそのすごさが分かっていたので、かいました。ラストシーンは泣けます。ホワイトアウトもおすすめです。
繋がれた明日Amazon書評・レビュー:繋がれた明日より
4022578386

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