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黒い仏
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黒い仏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 41~51 3/3ページ
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こういうのもアリだと思う。真面目にミステリを求めている人は怒るかもしれないが、「何でもアリ」が小説の良いところ。こういう作品もどんどん作られるべきだろう。全く問題なし。…は良いのだが、それをやるのであれば、もっと詳細にまで徹底的に拘って欲しかった。『美濃牛』などの超長篇作品であっても最後まで読ませる事ができるだけの力のある作家なのだから。もっと長篇でも良かったのに…と思えてならない。ネタの云々は良いにしても、そちらの面が残念だ。 | ||||
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初め、ホラーかなって思った。少し読んでミステリー?その後なんだよファンタジーかよ、と。どれにしてみても中途半端・・・。秘宝を探す謎解き部分もワクワクしない。ラブクラフトだすわで詰め込みすぎ。妖魔の描写が稚拙。まあ、サクっと読めるのはいいかな。 | ||||
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ミステリーかミステリーではないかなんてこの際どうでもいいと思うんですよね。要は面白いか面白くないか。その点で言えばこの本は面白い!と思います。「ハサミ男」の鮮烈さには負けるけどね。 | ||||
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ビール片手に読み始めたのも効いているのでしょうけど、読みながら所々で声を上げて笑いました。特に、繰り返される中村警部補とダイエーホークス&日本シリーズネタは最高。 この作品に限ったことではないけど、殊能作品はちょっとしたユーモアというかくすぐりが非常にうまい。 一応「名探偵」ということになっている石動戯作にしても、「美濃牛」での登場以来、どこか三の線を引きづっているし、ことにこの作品の場合、ミステリだと思って読み始めると途中からどんどんアレなほうになっていて、外見から和食だと思って口に入れたら劇辛の四川料理だった、みたいな驚きがあります。 いや、真偽のほどは確かではないけど、「読了後本気で怒ったミステリ・ファンがいた」という噂が囁かれるの、非常によく分かる気がします。真面目な人であればあるほど、怒るんだろうな、こういうのは。 一宿一飯、ではないけど、拾われたことをここまで恩義に感じる石動の助手のアントニオは漢である、と、思った。石動よりもこっちのがよっぽど主役っぽい。 | ||||
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作品全体にしてもトリックにしても、とても面白い作品だと思います。読了後も鮮烈な印象を残す作品でしょう。ただどうしても気になるのが、解決編後半の表現の稚拙さでしょうか。やはりミステリ作家はファンタジックな表現に慣れていないのか。この部分が原因で、どうしても荒唐無稽な感が抜け切らないように感じます。好き嫌い、評価の別れる作品でしょうが、私的にはラストの締め方なども好きですし、一読されることをお薦めします。 | ||||
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本格ミステリというものに対する著者の一つの解答を極端な方向にもっていくことにより解りやすく明示されています。ハサミ男などを読んで、純然なものを求められる人にはツライかもしれないけど。読後に「本格ミステリ」について考えると面白いと思います。 | ||||
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薄い本だから、すぐ読める。ランチ一回分くらいの値段。だから読んだほうがいい。真ん中がたぶんない。「なんじゃこりゃ、許せん」ってなるか、「はい、最高」って喜ぶか。でも、これだかけはいえる。確実に記憶に残る本。わざわざ電車を乗り継いで、行列に並んで食べたラーメンがくそまずかった時よりも腹はたたないから、とりあえず手にとってみましょう。たまには怒るのも悪くないはずです。 | ||||
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こんなストーリーもありかな、とは思うが、カバーに堂々と「ミステリー新世紀」と書いておきながら「実はミステリーではありませんでした」という結末はどう考えてもおかしい。せめて伝奇小説とでもしていればよかったのに。メインのトリックも過去の小説にあったものであり、特に斬新と思えない。また野球ファンでないので、野球に関して延々と述べているのはどうかと思う。 | ||||
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「駄作!」「傑作!」あなたはこの作品をどちらだと考えるだろう?俺はもちろん傑作だと思うよ。この物語だけではなく、ミステリーの根底をも覆しかねない衝撃の結末。「犯人が残した暗号、ないしは手掛かりを元に事件を追及していく」のが今までのミステリー作品。これ読んじゃったら、信じられる情報なんて一つもなくなっちゃうね。俺は頭悪いから、この本紹介する言葉も「あぁ、これって絶対反則だけど、こういう考え方したら全部ひっくり返っちゃうなぁ。うーん、どうなんだろ?」ぐらいしか思いつかないんだけど、カナリの問題作品であることは確か。読んでみて損は無いと思うよ。 | ||||
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『ハサミ男』『美濃牛』と、他にないユーモアと推理の面白さでファンになり、期待して買いました。 この作品は2つの世界が交錯していくアクロバティックな文章で、展開の速さを体感できる一気読み系の作品だと思います。 一気には読めました。でもなんかくやしい。 充実感が全くないです。結局、展開方法にのみに重きを置かれ、キャラクター設定や複線の甘さで、奥の浅い作品になってしまったのではないかと思います。 ただ、ミステリー小説の異端児として、今後も何かやってくれそうな殊能さんの可能性感じさせてくれる作品ではありました。 | ||||
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読み終わっての感想はタイトル通りで「これは本当にミステリーなのか?」でした。前半は正しくミステリー的展開なのですが、その後がものすごいことになってしまってミステリーとして読んでいた私にはついていけませんでした。終わり方もすっきりしにくいですし、「それを言っちゃぁ、話がミステリーじゃなくなっちゃうよ」というような台詞が出てきもします。ホラーというか超自然的なものがお好きな方には一読をお薦めしますが、純粋にミステリーを読みたい方にはちょっと・・・。 | ||||
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