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黒い仏
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黒い仏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 1~20 1/3ページ
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ネタバレになるので非常に説明しにくい一冊。 私は非常に面白いと思いましたが、人によっては「なんじゃこれ」という感想になると思います。 | ||||
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前作「美濃牛」が良かったので、続きを購入。 途中まで快調に読んでましたが、ある地点から、世界観に置いてきぼりになりました。 これは本格ミステリーではない。うん。 作者はこういうのやりたかったのだ、と最後は納得です。 | ||||
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石動戯作シリーズ第2作目。今回は横溝正史色は薄くなったなあと思って読んでいたら中盤でいきなりオカルトホラーの展開が!光と闇の戦い、孔雀王の世界である。石動の登場は前作よりも多くなっている。謎の美女、美形の男性、食事シーンがやたら美味しそうなのは、前作との共通点。最後をどうまとめるのかと思ったら、まさかの投げっぱなし!殺人事件の解明は失敗しているし、消えた経本のお宝探しはすんでいないし。次回に続くのだろうか?アントニオが有能なことに感心する。 | ||||
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学校一の問題児を相手にして、怒るを超越して感心してしまう教師、そんな気分になれる 斜め上から殴られたい人にはおすすめ出来ると思います 素直にミステリーを楽しみたい人は読まない方がいいと思います 面白かったです | ||||
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名探偵を生み出すのは誰? フィクションを支えるものは何? フィクションをフィクションで補完する試みがここに。 読了後、我々の世界の土台が何かに思いを馳せる。 それはフィクション、または無。 冗談か本気か、読者の度量が問われる一作。 | ||||
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以下の人にはとてもおすすめですが、そうでない場合は壁投げ本扱いしてしまうかも…。 ・ミステリーに読みなれている人 ・博識な人 | ||||
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ミステリーとも推理小説とも書いてません、 正しい説明です。 駄作という評価もある意味正しい、 しかし私には、このちゃんと分かる人には 分かる感の心地よさがたまらなかった。 超越存在に関心される一芸特化した人間って 菊池秀行の【妖神グルメ】を彷彿とさせました | ||||
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こんな酷いミステリを読んだことがない。 ある本でこの作品があの神話を扱っていることを知り、読んでみた。タイトルからするとアレのことなんだろうなと思っていたら、やっぱりアレのことだった。 そちらの書きっぷりは中途半端だし、ミステリ部分も幼稚です。 | ||||
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巻末の参考文献に、ある作家の名前と例の神話が載っていたので、なんとなく話の流れは予想できました。多少、仏教の知識がからめてあるので、ひょっとしたら違う展開になるのかとも思っていましたが、予想通りでした。仏教蘊蓄+探偵+トラベルミステリ+例のヤツみたいな。。。 | ||||
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ミステリーを書いていたが、平凡すぎると思って方針を変えたのではないでしょうか。 文章力とユーモアがあるので最後まで読めます。 | ||||
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仏像探しを依頼された石動は助手のアントニアを伴って九州に出向く. そこでは僧侶に扮した怪物たちが暗躍していて・・・. 仏像探しと殺人事件の犯人探しが交差していくストーリー仕立てはなかなかおもしろい. ホークスにからんだ話題の作り方といい,この作者はストーリーからはずれた小さいエピソードを挟んでいくのがうまい. キャラクターの個性を演出し,ときには読者にストーリーを再確認させるためのツールにもなっているが, やりすぎると冗長になるわけで,バランスの取り方が巧みである. 2つの謎解きはそれなりに機能し,最終的に大団円を迎えるが,その裏に別の真相が明かされる. 訳のわからないファンタジー的要素はこのためだったのかと納得はするが,ミステリーとしては少々苦しい. この真相のために現実的な設定をどうしても作り出せず, このような形になったのだろうが,意外性のための意外性でしかない. | ||||
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石動シリーズ第2弾ですが、前作とはだいぶ趣が違うものになっている。 流れる空気は一緒だが、「え?そんな話?」という驚きが・・・。 アントニオのキャラが結構好きです。 | ||||
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途中までは普通のアリバイ崩し+お宝探しの暗号解読なのですが、中盤で世界観が一気にちゃぶ台返しにあいます。 名探偵の推理の後に展開されるのは、後期クイーン問題を皮肉る超絶展開。 ミステリと絶対に合い要れないジャンルを融合させてしまった、バカミスで壁本。 それでも、最後の二行の風呂敷の広げ方も含めて、大好きな作品です。 | ||||
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本書は”本格ミステリー小説”において、掛け値なしの傑作である。 「真面目」な本格ミステリーの世界に、とびっきりのユーモアをこの作者は運んでくれた。 作者はきっとこう思っていたに違いないのだ・・・なんでこうも真面目な作品(作家)ばっかりなのであろうかと・・・ 綾辻、法月、麻耶、森博嗣、京極・・・。 問題は他のレヴュアーも指摘している通り豊崎由美氏の巻末の解説である・・・、 私はここまでひどい文章を読んだ事がない。この傑作に傷がついてしまった。 どうひどいか少し説明しないとフェアではないだろう。 解説の中で、書店でどんな内容か解説を読んで検討をつけようとする読者(お客)に対して、 そんなものはカヴァーや帯で我慢しろと彼女は書いてる。何様なのでしょうか、この人は? そして、その後の文章を全文引用すると、 「申し訳ないのですが、わたしはあなたがた、ましてや版元のためだけにこの解説を書き、書きあぐね、 ある種の畏怖心からキーボードを叩く指を痙攣させ、そのストレスからガン細胞が増殖するかもしれぬ 恐れに耐えているわけではありませんので悪しからず。」 すみません、この文章で何を伝えようとしているのか全く分かりません。ちゃんと日本語の文章書いてください。 講談社は即刻、この解説を削除するか差し替えるべきである。 このままでは完璧な傑作にずっと傷がつくことになるのだから・・・。 | ||||
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福岡の都市部で、殺人事件を追う警察官たち。 福岡郊外の海沿いで、天台宗のお寺に隠された秘宝のありかを調査する、探偵と助手のふたり。 この二つの筋書きが、平行して語られていきます。 背景には福岡ダイエーホークスの日本シリーズがあったり、探偵と助手はあばら家のような民宿に閉口しながら、案外おいしい家庭料理をいただいたり、しています… その辺りまで、「浅見光彦もの」を読むような気持ちで読んでいたのですが、そこで突然、物語が「脱線」してしまいます。 「おや、後半はこういう物語になるのかな」と読み進めていくと、たしかに脱線したほうへ話はすすんでいくのですが、「勘がにぶいところもある」石動探偵は、その動向には気付かず、ひとり変わらず「秘宝の調査」を考えつづけるのです。 そしてその後、(いわゆる、「賛否両論」のある箇所も通り過ぎて)「あれっ、ここで終わる話なのか」というところで、物語は終わってしまいます。 「ミステリ」としても、「脱線後」としても、もっと複雑な物語にできそうなのに、なんだかどちらも物足りない、という感じが残ります。 (ここまでイレギュラーな冒険をしたのなら、とことんボリュームのある分厚い本にすればいいのに、と思いました。) この「石動探偵もの」を、「黒い仏」と「鏡の中は日曜日」の二冊を読んだのですが、もしかしたらこのシリーズは、「小ネタ集」を、つなげて一冊の長編にしてるのかなあ、と思いました。(「美濃牛」は違うのかもしれませんが。) ただ、この「黒い仏」という本には、ユーモアがあって、旅の風情もあって、食べ物もおいしそうで、文化風俗の描写も切り口がおもしろくて、作者にはいろんな博識があって、と、読んでいてなんだかいい気持ちになります。 「積極的に大好きだと公言する」小説とは違うけれど、気がついたらくせになってしまっているような、不思議な魅力があります。 この「黒い仏」には、脱線が2回あります。まず途中で脱線する「A」の要素と、その後でもういっぺん脱線する、「B」の要素と、その二つは、いっけん連続したもののように見えるのですが、よく考えてみると、やっぱりそれぞれ別の物だという気がします。 | ||||
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黒い仏というタイトルやおどろおどろしい表紙などから横溝系の本格推理ものかと誰もが思ってしまうが、読み終わると全くもって人を喰ったような人によっては壁に投げつけたくなるようなとんでもない展開を誇る一編である。 前半は昔の推理ものによくあったような見慣れた展開なのだが、謎解き部分に入ると誰もが本格ミステリーと思って読んでいたのに??となる展開が凄い。この凄さは読んでみないと体験できない。 コピーにも新本格の幕開けとか紛らわしいことが書いているが、はっきり言ってバカミスである。そう思って読んだほうがいいだろう。 | ||||
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ハサミ男、美濃牛、黒い仏、と刊行順に読みました。 なんというか美濃牛までの作風が好きだったので、ある意味では度肝を抜かれました。 バカミスのカテゴリに入るのかな? 私は仏教用語が苦手なので苦労しそうだなとは思っていたのですが・・ そっちに行くのかよ、と(笑) 繰り返される野球ネタもその時代を生きた人には「あるあるネタ」のようですが、私にはいまいちピンと来ることがなく読み終わったあとも温度差を縮めることはできませんでした。 その後、鏡の中は日曜日を読み「ああよかった」と安心しました。 殊能作品を初めて読む人は、このタイトルを最初に読んではいけませんね絶対に(笑) | ||||
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問題作との評判を聞きどんな展開が待ち受けるのかわくわくしながら読み始めました。 前半部は秘宝探し、殺人事件とその捜査の話が語られますが、 現代に出版された小説とは思えないくらい退屈です。 なるほど問題だと思いながら読みすすめました。 半分くらいの所で幕間を挟み後半、ある要素を加え話が展開していきます。 話のつまらなさは相変わらず、それどころか新要素のために全くどうでもよくなります。 それではこの新要素を主軸に読もうと思っても、今度はミステリー要素が邪魔をします。 ある要素とミステリー部分が最悪の形で互いを殺し合っています。 恐ろしく単調に話が続き、もはや興味は賛否両論巻き起こす結末部分にしかありません。 しかし前ふりとなるべきここまでの話に特段内容もないわけですから、どんなオチが来ようと何とも思うわけがありません。 確かにこのオチは驚愕、あるいは爆笑、あるいは激怒といった激情を催してもおかしくないですが、ここまでがどうでもいい話なので結末だって何でもいいのです。 まあ、そういうオチもあるだろうと思いつつ流し読みしました。 読み終わって(読んでいる間も)ここまで感情の動かない本も珍しいです。 おそらく「本書はミステリーかミステリーじゃないか」という議論の枠の中でしか生きていけない本ではないでしょうか。 「問題作」だと聞いて読み始めたがなんか盛り上がりに欠けるな、と感じた方は途中で読むのをやめるのがよいと思います。 | ||||
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全く異なる2つの話がどう重なるのだろう? と推理小説を前提として読み始めました。 その為、筋が読めた時点でもう、どうでも良くなり、 放棄しようかと思いました。 山田風太郎さんのような作風が好きな方以外は 避けた方が賢明です。 残念ながら、殊能さんの作品はこれで最後にしたいと思います。 | ||||
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これはびっくりします。 良い意味で期待を裏切られるわけではなく、悪い意味で裏切ってくれます。 ハサミ男では、評価がわかれるという話を耳にしました。 それを踏まえてハサミ男を読んだところ、思わず「やられた」と感動しました。 そのとき、私のようなミステリー読者「初級者〜中級者」に位置しているようなものにとって、 こういうトリックをしてくれると、大変ありがたいと感じました。 問題は次です。黒い仏のレビューから「好き嫌いがわかれる」という文字が飛び込んできました。 「前と同じだな」と思い、読んでみました。 読み終わってびっくり。がっかり感が以上な程高まりました。 作者の筆力のため、最後まで読みました。さらーと読めるのが大きな魅力です。 その分始末が悪い。最後にここまでがっかりさせられると、もう嫌になってしまいます。 そもそも、トリックに魔法が「あり」か「なし」か。それを「受け入れれる」か「否か」 ということは、知って読むべきでしょう。だから、レビューに書かせていただきました。 そうでなければ、犠牲者がまた一人増えてしまいます。 | ||||
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