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黒い仏
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黒い仏の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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前作「美濃牛」が良かったので、続きを購入。 途中まで快調に読んでましたが、ある地点から、世界観に置いてきぼりになりました。 これは本格ミステリーではない。うん。 作者はこういうのやりたかったのだ、と最後は納得です。 | ||||
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石動戯作シリーズ第2作目。今回は横溝正史色は薄くなったなあと思って読んでいたら中盤でいきなりオカルトホラーの展開が!光と闇の戦い、孔雀王の世界である。石動の登場は前作よりも多くなっている。謎の美女、美形の男性、食事シーンがやたら美味しそうなのは、前作との共通点。最後をどうまとめるのかと思ったら、まさかの投げっぱなし!殺人事件の解明は失敗しているし、消えた経本のお宝探しはすんでいないし。次回に続くのだろうか?アントニオが有能なことに感心する。 | ||||
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巻末の参考文献に、ある作家の名前と例の神話が載っていたので、なんとなく話の流れは予想できました。多少、仏教の知識がからめてあるので、ひょっとしたら違う展開になるのかとも思っていましたが、予想通りでした。仏教蘊蓄+探偵+トラベルミステリ+例のヤツみたいな。。。 | ||||
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ミステリーを書いていたが、平凡すぎると思って方針を変えたのではないでしょうか。 文章力とユーモアがあるので最後まで読めます。 | ||||
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仏像探しを依頼された石動は助手のアントニアを伴って九州に出向く. そこでは僧侶に扮した怪物たちが暗躍していて・・・. 仏像探しと殺人事件の犯人探しが交差していくストーリー仕立てはなかなかおもしろい. ホークスにからんだ話題の作り方といい,この作者はストーリーからはずれた小さいエピソードを挟んでいくのがうまい. キャラクターの個性を演出し,ときには読者にストーリーを再確認させるためのツールにもなっているが, やりすぎると冗長になるわけで,バランスの取り方が巧みである. 2つの謎解きはそれなりに機能し,最終的に大団円を迎えるが,その裏に別の真相が明かされる. 訳のわからないファンタジー的要素はこのためだったのかと納得はするが,ミステリーとしては少々苦しい. この真相のために現実的な設定をどうしても作り出せず, このような形になったのだろうが,意外性のための意外性でしかない. | ||||
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本書は”本格ミステリー小説”において、掛け値なしの傑作である。 「真面目」な本格ミステリーの世界に、とびっきりのユーモアをこの作者は運んでくれた。 作者はきっとこう思っていたに違いないのだ・・・なんでこうも真面目な作品(作家)ばっかりなのであろうかと・・・ 綾辻、法月、麻耶、森博嗣、京極・・・。 問題は他のレヴュアーも指摘している通り豊崎由美氏の巻末の解説である・・・、 私はここまでひどい文章を読んだ事がない。この傑作に傷がついてしまった。 どうひどいか少し説明しないとフェアではないだろう。 解説の中で、書店でどんな内容か解説を読んで検討をつけようとする読者(お客)に対して、 そんなものはカヴァーや帯で我慢しろと彼女は書いてる。何様なのでしょうか、この人は? そして、その後の文章を全文引用すると、 「申し訳ないのですが、わたしはあなたがた、ましてや版元のためだけにこの解説を書き、書きあぐね、 ある種の畏怖心からキーボードを叩く指を痙攣させ、そのストレスからガン細胞が増殖するかもしれぬ 恐れに耐えているわけではありませんので悪しからず。」 すみません、この文章で何を伝えようとしているのか全く分かりません。ちゃんと日本語の文章書いてください。 講談社は即刻、この解説を削除するか差し替えるべきである。 このままでは完璧な傑作にずっと傷がつくことになるのだから・・・。 | ||||
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福岡の都市部で、殺人事件を追う警察官たち。 福岡郊外の海沿いで、天台宗のお寺に隠された秘宝のありかを調査する、探偵と助手のふたり。 この二つの筋書きが、平行して語られていきます。 背景には福岡ダイエーホークスの日本シリーズがあったり、探偵と助手はあばら家のような民宿に閉口しながら、案外おいしい家庭料理をいただいたり、しています… その辺りまで、「浅見光彦もの」を読むような気持ちで読んでいたのですが、そこで突然、物語が「脱線」してしまいます。 「おや、後半はこういう物語になるのかな」と読み進めていくと、たしかに脱線したほうへ話はすすんでいくのですが、「勘がにぶいところもある」石動探偵は、その動向には気付かず、ひとり変わらず「秘宝の調査」を考えつづけるのです。 そしてその後、(いわゆる、「賛否両論」のある箇所も通り過ぎて)「あれっ、ここで終わる話なのか」というところで、物語は終わってしまいます。 「ミステリ」としても、「脱線後」としても、もっと複雑な物語にできそうなのに、なんだかどちらも物足りない、という感じが残ります。 (ここまでイレギュラーな冒険をしたのなら、とことんボリュームのある分厚い本にすればいいのに、と思いました。) この「石動探偵もの」を、「黒い仏」と「鏡の中は日曜日」の二冊を読んだのですが、もしかしたらこのシリーズは、「小ネタ集」を、つなげて一冊の長編にしてるのかなあ、と思いました。(「美濃牛」は違うのかもしれませんが。) ただ、この「黒い仏」という本には、ユーモアがあって、旅の風情もあって、食べ物もおいしそうで、文化風俗の描写も切り口がおもしろくて、作者にはいろんな博識があって、と、読んでいてなんだかいい気持ちになります。 「積極的に大好きだと公言する」小説とは違うけれど、気がついたらくせになってしまっているような、不思議な魅力があります。 この「黒い仏」には、脱線が2回あります。まず途中で脱線する「A」の要素と、その後でもういっぺん脱線する、「B」の要素と、その二つは、いっけん連続したもののように見えるのですが、よく考えてみると、やっぱりそれぞれ別の物だという気がします。 | ||||
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面白いっちゃあ面白いのですが、ハサミ男の時の勢いはどこに行った!? って感じです。 あと、前作の美濃牛の時と石動の性格が変わりすぎてて困惑しました。性格というか口調かな? 相変わらずのゆったりミステリですので、合わない人にはとことん合わないかもですが、まぁ面白いです。 清涼院流水が問題なく読める人なら、多分読めます。 あと、限りなく一人称に近い三人称ですので、そういった文体が苦手な方は読まない方がいいかもです^^;(自由間接話法ではなく、本当に一人称に近い三人称なのです) | ||||
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これは・・・。なんと言うか、笑えるミステリーですね。 最後にはトリックもくそもなんじゃない。 みたいな・・・。 名探偵?石動の周りで、勝手にアシスタントも犯人もてんやわんやして 知らぬは本人ばかりのみ。と言う。 なんか涼宮ハルヒに通じるものが・・・w まぁミステリなんて、もう読み飽きた。 すかっと肩の力を抜いて読みたい、脱力系でした。 あと、面白いと言うか、あとがきで批評家が作品の批評をしていないとこ。 いいでしょうか? えんえんと訳のわからん事を書き連ねて、ぜんぜん作品に触れようとしていない。 ある意味、すげえです・・・・・。 | ||||
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2001年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 石動シリーズの一冊。 こんなアホな作品があるのかとビックリした。途中からドンドン「あれ?」と思うような方向へ進み始めるのだが、結局、こんなラストに行き着くとは! 最後の一行が素敵だ。 ミステリとして真面目に読もうという人はガッカリするだろう。ホラー、バカミス好きの人におすすめ。 | ||||
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これはミステリではなく、SFです。 ですから、犯人や動機について考えるのはやめましょう。 普通に読んで、ただ面白かったか面白くなかったか。 ただそれだけを思い浮かべれば良いと思います。 私はというと、石動のキャラクターが好きなので、面白いと思いました。 しかし、「ハサミ男」でこの作者のファンになった方などへは、 随分と不親切であるかと思います。 私は最近、浦賀和宏さんなどをよく読んでいるので、それほどの衝撃はありませんでしたが、 「ハサミ男」「美濃牛」とはまったく毛色が異なる作品なので、これでいいのだろうか? と少し思ってしまいました。 読後感の良さと登場人物の魅力で、☆は3つにします。 | ||||
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明らかにおかしいって言うか、どうしたんだって感じ。まぁ、既にハサミ男や美濃牛で実力を発揮している作者だからこそ、書ける代物。何も知らない人がこれを読むと、ぶちきれて壁に叩きつけるかもしれない。 | ||||
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こういうのもアリだと思う。真面目にミステリを求めている人は怒るかもしれないが、「何でもアリ」が小説の良いところ。こういう作品もどんどん作られるべきだろう。全く問題なし。…は良いのだが、それをやるのであれば、もっと詳細にまで徹底的に拘って欲しかった。『美濃牛』などの超長篇作品であっても最後まで読ませる事ができるだけの力のある作家なのだから。もっと長篇でも良かったのに…と思えてならない。ネタの云々は良いにしても、そちらの面が残念だ。 | ||||
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作品全体にしてもトリックにしても、とても面白い作品だと思います。読了後も鮮烈な印象を残す作品でしょう。ただどうしても気になるのが、解決編後半の表現の稚拙さでしょうか。やはりミステリ作家はファンタジックな表現に慣れていないのか。この部分が原因で、どうしても荒唐無稽な感が抜け切らないように感じます。好き嫌い、評価の別れる作品でしょうが、私的にはラストの締め方なども好きですし、一読されることをお薦めします。 | ||||
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