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対岸の彼女
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対岸の彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全290件 61~80 4/15ページ
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女性の心理描写が巧みで、またメッセージ性もあり、全体としてとても満足のいく作品でした。 | ||||
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面白くてあっという間に読みました。角田さんの他の著書も読んでみたいと思います。 | ||||
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この作品、本当に好きで何度も読んでます。中年女性の時から、中高生の時の回想部分、その雰囲気わかるわ~の連発でした。女性の心、気持ちの流れが細かく書かれていて、深くのめり込んでしまう。角田さんの作品は女性の細やかなダークな部分を上手く言葉にしていて、共感します。 | ||||
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働いている、結婚した、子供が生まれた、環境が変わったら、僕たちは、もう分かり合えないの? 逆に、環境が同じなら、分かり合えるの? いつまでも同じ場所にはいられない。 いつまでも、子供のままではいられないように。 ふたり出会った時、僕たちの間に芽生えた友情は、絆はずっと続くもんだって思った。 でもいつしか、卒業する時が来て、僕たちは、別々の道を歩むことになり、楽しかった記憶も日ごとに薄れゆく。 僕たちは、どこにでも行ける。 どこか遠いところに素晴らしい未来があると、そう思ってた。 でも、どこに行きたいんだろう? 大人になれば、自分で選び、大切な人の為に何かをし、生きたい方向に真っ直ぐに一歩を踏み出せると思ってた。 出会いがあれば、別れもある。 次の出会いが、私を待っている。 でもどうやって、他人とかかわっていけばいいのかが解らない。 だったら、一人でいいもん! でもね、他人との関わりを通してしか学べないこともあるんだよね。 だったら、どうする? 待つの? 待ってちゃダメ! 自分から行くの! | ||||
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女性が書く女性が主人公の小説は、共感を得難いと勝手に思い込み、読まずに放置していた小説でしたが読み終えました。 アラサー世代の女性が女子高生だった頃と現在が交錯していきます。10代の葵の経験が現在の葵を形成していることはわかりましたが、それが葵を強くしたのか弱くしたのかと考えました。 ボク自身も10代の経験や思考が今に繋がっていることもあることからすれば、過去の自分があるからこそ現在の自分があるわけで、結局、過去から目を逸らさない葵は強いのではないかと感じました。 だからこそ小夜子は,自分にない強さを持つ葵に惹かれて戻ったのではないかと思いましたが、そこは妻にもこの本を読んでもらって聞いてみたい部分になります。 | ||||
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リアルな女性の人間関係が見えた気がした。 自分が抱えている心のモヤモヤは 誰にでもある事なのだと思ったら安心できた。 友達や家族にいくら愚痴ってもスッキリしなかった なんとも言えない不安不満を 自分でなんとか出来そうな気がしてきた。 人生たいしたものじゃないけど 意外と悪くないのかもしれないと思う。 それぞれが色んな事情の中で生きているんだから 表面的な事で判断するのはやめようと思った。 愚痴批判自慢をして自分を守らなくても もう大丈夫なんだと分かった。 | ||||
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いじめがある時の空気感。色々とわかりやすく丁寧に書かれています。 1日ですぐに読めました。子供にお薦めしようと思い買ったこの本ですが中学生の子に読ますのはどうなんでしょう? 心情がわかるのかな。少し考えてから渡したいと思います。 | ||||
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女性の友情について、そして人生でぶつかる問題について生々しく描かれていて、一気に読むことができた。 | ||||
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同じ大学を出た二人の女性は偶然数年後に雇用主と従業員という形で知り合う。 寿退社をした後、内の世界にいた小夜子と大学の旅行をきっかけに会社を立ち上げ、外の世界で生きてきた葵はお互いを信用しあって掃除の仕事をし始める。 出会うことがなかった「対岸」にいるふたりがお互いの生活の悩みを知っていくうちに、葵の高校時代の事件を知ることになっていく。 物語としては葵の過去と現在を交互に繰り返しながら進んでいく。 高校時代の子供っぽさと危なさを同時に持った葵(とナナコ)の、その年齢では如何にもならない苦しい悩みに考えさせることの多い作品であった。 132回の直木賞受賞作である。 2017.8.17 読了48冊目 | ||||
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言ってしまえばそれだけだけど、他人への憧れ、専業主婦の苦労、旦那の無理解なんかが詰まっていて、色々考えさせられた。 事前に想像してたほど重い話ではなく、一気に読め一応ハッピーエンドで終わる。 個人的にはナナコとの再会があればなとも思った。 | ||||
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一方は結婚せず、仕事をバリバリこなす女性、もう一方は結婚しながらも、子育てに苦戦する女性。 そんな対局にいる彼女2人があるきっかけで出合い、お互いにないものを感じ、成長していきます。 大人になると、どうしても頑固になり、新しい事に挑戦しなくなる傾向があります。 どうせ自分には出来ない、〇〇が出来るのは、あの人だから、と諦めます。 でも、本書は、人が変わるには年齢がいくつになってからでも遅くはない事に気付かせてくれます。 人生を前向きに頑張っていく勇気がもらえました。 | ||||
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年齢を問わず、女の友情をとても繊細に忠実に表現されている本です。 ラストは鼻と目頭がツーンとしてしまいます。感情表現がとてもリアルなので物語の中に入り込みたい人にはオススメです。 | ||||
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自分の中で確固たる大切にしているものがあれば、集団の中でどんなに孤独を感じたり、仲間外れになったりしても、強く生きていけるのだ。 誰かと一緒に行動しなくても。その大切なことは人それぞれ違う。どんな些細なことでも。 人生の中で一時の親友との何気ない会話だったり。心と心が通じたという実感でさえも。そういう大切なものになり得るのではないかと。自分にとって燦然と輝いている思い出が人を強くするのだと思う。葵にとってナナコと過ごした高校時代のキラキラして楽しかった思い出が。 | ||||
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数年前に一度読んでみたが、当時の私にはなんだかよく理解出来ず。また数年寝かせ、再び読んでみたが、やっぱり心に入って来なかった。またさらに数年が経ち、再び読み返してようやく理解し、そして深く深く感動した。現在の自分自身と照らし合わせる事できっと理解がやっと深まったのだろう。「人と人」が「関わる」ことへの疑問について。今までどうして自分はそうだったのか、という疑問。絡まった紐が少しづつ、ほどけていくようで、とても心地よい最後だった。良かった、これが最後で。と思った。とても良い本だった。今、読めて良かった。 | ||||
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とても綺麗な状態でした。 またよろしくお願いします。 とても綺麗な状態でした。 またよろしくお願いします。 | ||||
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初めて角田光代先生の本を読みましたが、とても良かったです!共感できるポイントが多く、自分を見つめ直す良い時間になりました。おすすめです! | ||||
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女性同士の煩わしい関係は、大人になったらなくなるのかなと思っていたけどそうでもない。むしろ、大人になった分たちが悪くなっているところがある。 葵とならなんでもできる、そんな風に思っていた小夜子ですら、ほんの些細な出来事で葵に悪意を向けるようになる。もちろん、小夜子にとっては些細なことではないのかもしれないが、だったらその場で言いたいことを言えば良かったのだ。その場で自分の思いをぶつけて、解決すれば良かったのだ。 でも、それが出来なのが女性なんだよねえ、と読みながら思った。そして、いつまでもその出来事を引きずってしまうんだよねえ。 ところどころにグッと来る台詞がありましたが、私はこの台詞が一番印象に残っています。 『ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事』 友達付き合いになんとなく悩んでいる中学生の長女に、話して聞かせました。友達は数じゃないんだよ、常に一緒にいなくても平気、約束を断っても平気、そんな楽な付き合いが出来たらいいよね、って。 この小説は男性にはわかりづらい世界かもしれない、けど女性同士の付き合いって、男性みたいに簡単に割り切れないところもあって、色々な悩みも抱えてるんだよ、って事を知るにはいいかもしれません。 | ||||
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専業主婦VSキャリアウーマンって 単純な話かと思いきや、違った。 人がくっついて離れて、 またくっついて、また離れて。 若い頃は離れることで傷つき 人と関わりたくないと思った。 でも、私も年を取るほど くっついたり離れたりが うまくなってきてるかも! なぜかは分からないけど そういうふうにできている (さくらももこ?笑) としか言いようがない。 経験のなせる技ですかね。 だから年をとることは 悪いことばかりじゃない。 読み終わって 自分の拙い人生を抱き締めたくなりました。 | ||||
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高校生から大人になるまでの女性の心理を描いた作品です。 主に若い女性には共感できる内容なのかと思いますが、私のような鈍感な男性にはイマイチ内容がわかりませんでした。 男性にはどうかなということで星を一つ減らしております。 | ||||
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女同士の感傷ごっこ小説かなぁ、と思いきや、とんでもなかったです、 角田光代さん、いいですねぇ。遅ればせながら一気にファンになりました。 視点が交互に二人の主人公へ入れ替わりながら物語は進みますが 後半で見事に合流して流れるように進展してゆきます。 情景描写や二人の女性の心理描写が圧倒的な筆力で綴られ クライマックスは心地よい脱力感に襲われました。 自分がこの二人の旦那だったら絶対応援するのに!なんて興奮してしまいました。 | ||||
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