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オー! ファーザー
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オー! ファーザーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全112件 1~20 1/6ページ
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おもしろい | ||||
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珍しく人が死なない小説かと、読み進めていましたが、残念ながら。 でも、面白い。 設定が意表を突く面白さです。こういう小説は好きです。 | ||||
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かなりの長編ではありましたが、最後まで飽きずに読み通すことができました。主人公の男の子(由紀夫)に、四人も父親が登場します。悟さん(知的)、葵さん(美的)、勲さん(体力的)、鷹さん(遊侠的)という個性豊かな父親が、主人公(由紀夫)に直面する壁を乗り越えさせるために、それぞれの得意分野で育みながら、ひとつの一風変わった家庭を見事に築き上げていくところに、読み応えが有ります。 現実では、四人のお父さんを同時に持てる子どもなど無理な話です。でも、どこにでもいる平凡なひとりのお父さんの中にも、きっとあの悟さんや葵さん、勲さんや鷹さんはひっそりと息づいていることを信じています。 母性を持つ対象としての母親はもちろんですが、未婚、既婚にかかわらず、世の男性の方々には、一度読んで欲しい小説、それが「オー!ファーザー」です。作者は恒例の英語のタイトルを「a family」と著しています。いつも「家族愛」を大切に物語を紡ぎ続ける伊坂幸太郎氏は、もちろん知・美・体・遊の四つを合わせ持った稀有な父親なのでしょうか… どうか、家族の中の父親像に悩んだ時にはこの「オー!ファーザー」を是非、想い出してください。 | ||||
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父親が四人いるってところからして、もう荒唐無稽過ぎる設定なんだけど、悟(さとる)さん、勲(いさお)さん、葵(あおい)さん、鷹(たか)さん、四人の父親それぞれのユニークなキャラが立っていたのと、主人公の高校生・由紀夫(ゆきお)の周りで交わされるやり取りのコミカルな可笑しさとで、すいすい読んでいくことができました。 にしても、終盤の展開の破天荒なことったらなかったなあ。「えっ?」「おおっ!」と、開いた口がふさがりませんでしたわ。 話を区切る絵文字みたいな、縦に四つ並んだマーク(絵柄)も気が利いてましたね。その話に登場する父親のマークは、濃いめに印刷されてたりしてね。マークに影まで付けて、まあ、芸が細かいわあ思いながら楽しんでました。 それと、伊坂ワールドならではの愉(たの)しみいうか、ほかの伊坂幸太郎作品との繋(つな)がりてことでは、〈陽気なギャング〉シリーズに出てくる〝田中〟が姿を見せてましたね。 そうそう。先日読んでとても面白かった『ガソリン生活』には、由紀夫と母の知代(ともよ)、四銃士ならぬ四人の父親が、ちょこっとだけど、出てましたっけ。 | ||||
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登場人物が皆魅力的でチャーミングな作品ですが、なぜか後半で飽きてきてしまった。結末もやや強引だったかな。 | ||||
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またもや面白い! もう毎回面白いのですが、面白さの説明に苦慮します。ボキャブラリーが貧しくて。 伊坂作品の良さ・面白さってどういえばいいんだろ? そう考えて思い浮かんだのは、「洒脱」、「ユーモラス」。我ながら悲しいほどの低表現力です。 で、裏表紙側の帯の言葉が、しっくり来ました。曰く、「軽妙な会話。悪魔的な箴言。息子を守る四人囃子」 てか、これほど的確だと、内容についてこれ以上書くことないよね。。。 ・・・ 本作の設定はまたぶっ飛んでいますね。 私が住む国はイスラム教国で、イスラム教徒なら五人まで奥様を持つことが出来ます。まあ現実的には殆ど見ませんが。ほらやっぱりお金が、ね。 で本作は逆バージョン。奥様は一人でそこに群がる?かのような旦那様方。ストーリー中は奥様はほとんど登場せず、旦那様方とその一人息子が中心の活劇。 ちなみにポリアモリ云々というより、ライトにエンタメ的に設定がしつらえてある感が強いですね。 ・・・ それと、もう一つ面白いのは、生物学上の父親が誰だかが分からないという所か。 高校生の息子由紀夫に、四人の親がそれぞれ父親顔をしつつ、すり寄り(媚売り?)、そして「やはり俺の息子だ、俺に似たんだ」とばかりに、したり顔。でも、敢えて検査もせず、四人が四人とも四人の個性で子育てに関与する。 因みに四人のうち悟と勲さんはちょっと印象マジります。悟が大学教授で、勲が中学教師。私の中では、中盤以降、上記のキャラがごっちゃになり父親が三人になっていました。 ・・・ ということで今回も面白かった伊坂作品です。 そういえば今回は東北が舞台ではなかったのかな?多恵子ちゃんの気持ちを汲まない由紀夫の様子がほんのりと青春ストーリーでもありました。全体感としては、予想もしない展開、ツイストの妙と洒脱な会話、が売りの作品かと思います。 伊坂ファン、家族ものが好きな方、学園もの・高校生が主役なのが好きな方、純然たるエンタメ好きの方、等々にはお勧めしたい一作です。 | ||||
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主人公の高校生と同居する4人の父親の物語。思いつきの様に脈絡無く主人公の身に起こる謎めいた出来事が物語の展開の中で繋がって解明されて行く。著者独特の軽妙なリズムに引き込まれて読み進む内に、最後には「家族の絆」のさりげない素晴らしさに感動させられてしまいました。 | ||||
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「母親と父親と俺の、六人暮らし」という言葉のチョイスが狂おしいくらいに好き。終始穏やかじゃない展開にハラハラしつつも、父親たちの子煩悩かつ愛妻家っぷりに癒される。 この本を読むと、血が繋がっているから親子になるのではないと改めて思わせられる。過ごした時間のなかで培われたお互いへの信頼が、違う人間同士を親子にしていくのだろう。強固な絆で結ばれているこの家族が愛おしくて、ちょっぴり羨ましい。 わたしのとっておきの本。 | ||||
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初めこそ凄く引き込まれる内容でしたが伊坂さんの作品の中ではあまりぱっとしない内容でした。 | ||||
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あとがきにもありますが本作は、 著者御本人も仰るとおり、 映画『スリーメン&〜』シリーズの、 あのての面白さを描こうとした、 ファミリーコメディーです。 ほんの僅かな不穏さ、ミステリ味、 アクションぽい場面も、 あるにはありますが、 基本的には、 四人の父親と一人息子の、 五人同時の会話を楽しむものです。 コメディーとミステリーを、 合わせようとしたことにより、 展開に下準備的なものが必要となり、 また、ぼくはこれ嫌いなのですが、 伏線と回収を楽しませるための、 つまり手段が目的になる系の、 型重視のスタイルになってしまい、 面白さに波が生まれています。 解説のかたはこれをポジティブに、 『起承転結』と述べられてますが、 もっと残酷ないいかたをすれば、 『失速』ですね。 面白い小説は二百ページで終わると、 ぼくは思っています。 ピッタリ二百でなく、 だいたいですが。 もっと長い小説でも、 後半のほうで盛り上がったなら、 帳消しというか相殺というか、 結果オーライになりますが、 本作の場合、あとがきにも滲み出る、 著者様の穏やかさというか、 平和主義、立派な大人らしさが、 どーしても破れない壁となり、 盛り上がりきれていません。 コメディーの枠内で終わります。 つまり、 大した落差もない乗り物のために、 時間をかけて坂をのぼり、 ジェットコースター的な〈タメ〉を、 待ち時間として持たせてしまったと。 そこが個人的にはマイナスでした。 最初の二百ページは一気読み。 そこから先は読むと寝ちゃうので、 一度に三十ページくらいしか読めず、 トロトロと何日もかけて読み進め、 最後の百五十ページくらいは、 また一気読みでした。 『得意なことしかしていない』 と著者が言うほどには、 得意なことしかしてなくないです。 伊坂さんの魅力は会話劇。 テンポのよい、クスッと笑える、 それでいて容赦のない会話劇だと、 その強力な一撃のみの作家さんだと、 ぼくは思っているのですが、 結構よけいなことをするかただなと、 よく思わされます。 得意でなさそうなことを、 ムリクリやっちゃおうとする、 チャレンジブルかつ空振りの多い、 大リーガー的な作家様だなと。 本作もまさにそんな感じです。 群像劇にせず、 主人公の視点を定めたのは、 よかった点ではありますが、 でもこれもまた、 得意じゃないんじゃないの? とは思ってしまいました。 連作短編とか群像劇で、会話劇。 得意なことしかしてないなら、 こうなったはずじゃないのかなと。 | ||||
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単行本として発表されたのは2010年ですが、もともとは2006年の新聞連載された作品ということで、『陽気なギャングの日常と襲撃』『終末のフール』が発表されたあたりで執筆された作品です。単行本化が遅れた理由は、「あとがき」に記されているとおり著者が単行本化に躊躇したとのことですが、なかなか楽しい作品でした。 伏線を一気に回収していく後半の展開は、初期の伊坂幸太郎作品らしい内容ですが、個人的には、ちょっと強引なまでの回収はそれほど重要ではなく、それよりも前半から中盤にかけての、それぞれに個性の違う4人の父親、おせっかいなまでにすり寄ってくるクラスメートの多恵子、別の高校に通う鱒二らとの会話に、伊坂幸太郎らしいユーモアと、どこか突き放した感があるのに優しさを感じさせる、ほんわかと楽しい会話のやりとりに、本作の魅力があると思っています。 たとえば、父親の一人葵は由紀夫にこう伝えている。 「女の子の前では自分の話ばかりするんじゃないぞ。相手の話をよく聞くんだ。悩みを口にされても、絶対に、自分の意見を言うな。とことん相手の話を聞いて、それは大変だね、と言ってあげればいい。聞きながらうなずくことも忘れるな」 これはまさに真理。 父親の一人勲は由紀夫にこう伝えている。 「大勢を相手にする場合は、逃げろ。もしくは、細い道に引きずり込んで、一人ずつだ」 父親の一人悟は由紀夫にこう伝えている。 「人が生活をしていて、努力で答えが見つかるなんてことはそうそうない。答えや正解が分からず、煩悶しながら生きていくのが人間だ」「物事の本質をぱっとつかむのは本当に大事なことだ。人間っていうのは、抽象的な問題が苦手なんだ。そこで逃げずに、自分に分かるように問題を受け入れて、大雑把にでも解読しようとするのは大事なことだ」 父親の一人鷹は由紀夫にこう伝えている。 「社会全体がそうなっていんだって。見た目は、優しく、平和で、みんな平等みたいに見えるけどな、中を見てみりゃ、勝ち負けと不平等の横行する、きな臭い賭場みたいなもんだ」 「本」「バスケットボール」「ハート」「お金」の4つの記号が各章の頭に記号的に表示され、その章の中心的父親を象徴する記号が太く強調されているなど、伊坂幸太郎らしい文章以外でも読者を楽しませる精神にも感心させられます。 | ||||
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いつもそうです。 登場人物、変わり者が多いけれど、 愛すべきひとたち! | ||||
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テンポよく読んでいて楽しい。でも世の中の不条理や怖さみたいなことも教えられ、現実を生きていく厳しさも教えられる。非現実的な家族の楽しい話なのにただの夢物語じゃない。 | ||||
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キレイな状態で届きました。 気になって探して注文したものなので、早く見ることができて嬉しかったです。 | ||||
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好みではなかったです | ||||
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父親が4人いる高校生由紀夫の日常に勃発した事件の冒険譚。 そんなことあるか、という細かいことは気にせず、ただただ伊坂幸太郎流のエンターテインメントを満喫する本です。 4人の父親たちだけでなく、由紀夫のクラスメイトやギャンブル業の元締めの富田林などの個性豊かなキャラクターたちや洒脱で気の利いた会話は楽しい。 期待以上の伏線の繋がりは無かったですが、最後は家族とのつながりにホロリとするシーンもあり、伊坂幸太郎氏の個性際立つ物語です。 | ||||
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読みやすいし、面白い。 | ||||
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4人の父親がいると言う現実離れした設定で、エンタメ要素を詰め込んだような作品。読んでいてひたすら楽しく、ムチャクチャな解決だと思ったけど、こういうもんだ、と納得させられた。 個人的には雑多なエピソードと無駄な語りも面白く読めて、もっと読んでみたいと感じたけれど、きれいなまとめとは言いがたく、スッキリしたラストを期待したら、肩透かしを食う。変な言い方になるが、ラスボスを匂わせる母が全然普通の人でした、みたいな。細かい事を気にせず、読んで楽しければ良いと言う気楽な読者向け。 | ||||
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こんな関係あり得る? そんな読み出しをして、読んでいくうちに、これって有りかも!に変わった1冊でした。 人物それぞれの底に流れる何とも言えない優しさが心地よく読み終わったら、ファーザーロスになっていた。大好きな1冊です❤️ | ||||
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4人の父親という設定がピークだったかなという感じ | ||||
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