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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 81~100 5/6ページ
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すごくメッセージ性の高い物語を書く人だと思います。 人間が無意識で作ってしまう格差 格差というほど大げさなものではないかもしれないけれど、人をバカにするという行為 見下した人間、あなたがバカにした人間はあなたが思うほどバカでもないし下でもない、その人にとっては普通のことであなたとなんら変わりはないのだ と言ってるように私は思いました。 あくまでも私個人の感想なのですが・・・。 理屈っぽいとか色々言われているみたいですけど簡単に表現できないことを言葉で表すことができるのはすごいことだと思います。 この先も楽しみです。 まとまりのない文章で申し訳ありません。 | ||||
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すごくメッセージ性の高い物語を書く人だと思います。 人間が無意識で作ってしまう格差 格差というほど大げさなものではないかもしれないけれど、人をバカにするという行為 見下した人間、あなたがバカにした人間はあなたが思うほどバカでもないし下でもない、その人にとっては普通のことであなたとなんら変わりはないのだ と言ってるように私は思いました。 あくまでも私個人の感想なのですが・・・。 理屈っぽいとか色々言われているみたいですけど簡単に表現できないことを言葉で表すことができるのはすごいことだと思います。 この先も楽しみです。 まとまりのない文章で申し訳ありません。 | ||||
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様々な選択肢が与えられるようになった現代の女性。自由に未来を決めることができなかったかつての女性たちから見ると、今、私たちは夢のように自由に自分勝手に楽しく生きていると思う。けれども、その一方で多くの選択肢を与えられているからこその息苦しさもあるのだ。なおかつ、多くの選択肢が与えられているように見えて、まだまだ女性は多くの制約、目に見えない何かに縛られていると感じる瞬間もある。特に地方在住者にはその縛りが現実的に存在するのだと思う。この作品では、それらの現実がほんの少しデフォルメされて描かれている。ただ、地方在住者の私にとっては、「現実」として起こりうるかもしれない、と思える作品だった。読み終わってしばらく、結局のところ、彼女たちにとっての「幸せ」は何だったんだろう、私にとって「幸せ」って何だろうと考えさせられた。 | ||||
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様々な選択肢が与えられるようになった現代の女性。 自由に未来を決めることができなかったかつての女性たちから見ると、今、私たちは夢のように自由に自分勝手に楽しく生きていると思う。けれども、その一方で多くの選択肢を与えられているからこその息苦しさもあるのだ。なおかつ、多くの選択肢が与えられているように見えて、まだまだ女性は多くの制約、目に見えない何かに縛られていると感じる瞬間もある。特に地方在住者にはその縛りが現実的に存在するのだと思う。 この作品では、それらの現実がほんの少しデフォルメされて描かれている。ただ、地方在住者の私にとっては、「現実」として起こりうるかもしれない、と思える作品だった。読み終わってしばらく、結局のところ、彼女たちにとっての「幸せ」は何だったんだろう、私にとって「幸せ」って何だろうと考えさせられた。 | ||||
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自立している女性がこの本を読んだら、イラッと来ると思います。30歳にもなったら自分の状況は自分の責任。「そんなこと教えてもらってなかったから」なんて、いい大人が言うことじゃありません。私にはチエミが理解できませんでした。でもこんな考え方になったのは、私の母の影響が大きいはず。改めて母に感謝しました。 | ||||
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自立している女性がこの本を読んだら、イラッと来ると思います。 30歳にもなったら自分の状況は自分の責任。 「そんなこと教えてもらってなかったから」なんて、 いい大人が言うことじゃありません。 私にはチエミが理解できませんでした。 でもこんな考え方になったのは、 私の母の影響が大きいはず。 改めて母に感謝しました。 | ||||
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母を刺殺した容疑で失踪するチエミと、そんなチエミを探すみずほ。短大を卒業してから地元に残り、時事もろくにわからない独身OLのチエミに対して、高校から進学校に通い、名の知れた東京の大学を卒業してフリーライターとなり、一流企業に勤める男性と結婚したみずほ。大人になるにつれ二人に距離が出来てしまう心情や、女子グループ内の友人関係のじっとり感、結婚・出産などのライフイベントに対する焦り。どれも、主人公2人と同じ30代前半の私には思い当たるもので、女子にとって汚い一面かもしれないけど誇張のない真実味のある描写だと思った。ストーリーは、序盤は複数の話題が平行して走るので、いったいなんのことかと思ったが、途中ですべてがつながる。中盤の、話の筋がつながり始めたところからがとても面白くて、一気に読んだ。最後まで予想できない展開だったし、親を想う心・子を想う心に感動して話に引き込まれた。読後に皆さんのレビューを見ると、批評も多く見られますが私としては単純に、気持ちよく読み切る事が出来ました。 | ||||
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母を刺殺した容疑で失踪するチエミと、そんなチエミを探すみずほ。 短大を卒業してから地元に残り、時事もろくにわからない独身OLのチエミに対して、 高校から進学校に通い、名の知れた東京の大学を卒業してフリーライターとなり、 一流企業に勤める男性と結婚したみずほ。 大人になるにつれ二人に距離が出来てしまう心情や、 女子グループ内の友人関係のじっとり感、結婚・出産などのライフイベントに対する焦り。 どれも、主人公2人と同じ30代前半の私には思い当たるもので、 女子にとって汚い一面かもしれないけど誇張のない真実味のある描写だと思った。 ストーリーは、序盤は複数の話題が平行して走るので、いったいなんのことかと 思ったが、途中ですべてがつながる。 中盤の、話の筋がつながり始めたところからがとても面白くて、一気に読んだ。 最後まで予想できない展開だったし、親を想う心・子を想う心に感動して 話に引き込まれた。 読後に皆さんのレビューを見ると、批評も多く見られますが 私としては単純に、気持ちよく読み切る事が出来ました。 | ||||
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失踪した望月チエミを尋ねる、幼なじみのノンフィクションライター=神宮司みずほの物語です。 チエミに何があったのか。今、どうしているのか。 みずほがチエミの消息を訪ねていく過程で、彼女の友人や母親との関係が解き明かされていきます。 著者と同年代の境遇=作中で対比に使われる酒井順子著「負け犬の遠吠え」とは異なる、バブル崩壊後に地方の学校を卒業して世に出た女性たちの代弁になっていると思いました。 ただし、この物語は、単なる同世代への理解にとどまっていません。 物語の謎解きに関わる部分なので、詳しくは書きませんが、僕はみずほが奇跡を起こしたと思いました。 それは、例えば経済的に恵まれた環境にあるからと言って出来ることではなく、恵まれていないからと言ってあきらめられる事ではなく、 みずほが「チエミを助けたい。」と強く願って、出来る限りのことをした結果だと思いました。 人を救いたい、と僕も思うことはあるのですが、それでは実際に人を救ったことがあるのか、と考えると、ほとんど無いことに気付きます。 では、どうすれば、人を救うことが出来るのか。それを具体的な例としてみずほに示されたように感じました。 | ||||
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失踪した望月チエミを尋ねる、幼なじみのノンフィクションライター=神宮司みずほの物語です。 チエミに何があったのか。今、どうしているのか。 みずほがチエミの消息を訪ねていく過程で、彼女の友人や母親との関係が解き明かされていきます。 著者と同年代の境遇=作中で対比に使われる酒井順子著「負け犬の遠吠え」とは異なる、バブル崩壊後に地方の学校を卒業して世に出た女性たちの代弁になっていると思いました。 ただし、この物語は、単なる同世代への理解にとどまっていません。 物語の謎解きに関わる部分なので、詳しくは書きませんが、僕はみずほが奇跡を起こしたと思いました。 それは、例えば経済的に恵まれた環境にあるからと言って出来ることではなく、恵まれていないからと言ってあきらめられる事ではなく、 みずほが「チエミを助けたい。」と強く願って、出来る限りのことをした結果だと思いました。 人を救いたい、と僕も思うことはあるのですが、それでは実際に人を救ったことがあるのか、と考えると、ほとんど無いことに気付きます。 では、どうすれば、人を救うことが出来るのか。それを具体的な例としてみずほに示されたように感じました。 | ||||
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決定的におかしいとこがあると思います。 ズバリ書くとかなりのネタバレになるので… 「普通まず先に検査してハッキリさせるでしょ?」です。 夜中に読み始めて何となくズルズル一晩で読んでしまいましたが、何だかがっかりしました。 田舎で未婚で決まったカレもいなくて、という環境を巧く描いてるなぁとは思いましたけど… | ||||
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決定的におかしいとこがあると思います。 ズバリ書くとかなりのネタバレになるので… 「普通まず先に検査してハッキリさせるでしょ?」です。 夜中に読み始めて何となくズルズル一晩で読んでしまいましたが、何だかがっかりしました。 田舎で未婚で決まったカレもいなくて、という環境を巧く描いてるなぁとは思いましたけど… | ||||
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田舎で両親暮らすOLのチエミの家で母親が死亡し、娘のチエミは行方不明。重要参考人として警察がチエミを捜す中、子供の頃からチエミを知っており、都会でフリーライターをしているみずほは、チエミを探すためにチエミの地元の関係者を訪ねてまわる。 序盤はイマイチ盛り上がらなかったが、中盤から後半にかけてチエミとみずほの幼少時代の出来事や二人の母親との関係が繊細に描かれていて最後まで一気に読めた。全く分からなかったタイトルの意味も、終盤で明らかになるのだが、そこには優しい気持ちが隠されていた。ただ、物語の重要なポイントになっていた赤ちゃんポストの話が中途半端になってしまったのが残念だった。 | ||||
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田舎で両親暮らすOLのチエミの家で母親が死亡し、娘のチエミは行方不明。重要参考人として警察がチエミを捜す中、子供の頃からチエミを知っており、都会でフリーライターをしているみずほは、チエミを探すためにチエミの地元の関係者を訪ねてまわる。 序盤はイマイチ盛り上がらなかったが、中盤から後半にかけてチエミとみずほの幼少時代の出来事や二人の母親との関係が繊細に描かれていて最後まで一気に読めた。全く分からなかったタイトルの意味も、終盤で明らかになるのだが、そこには優しい気持ちが隠されていた。ただ、物語の重要なポイントになっていた赤ちゃんポストの話が中途半端になってしまったのが残念だった。 | ||||
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母親殺しの疑いをかけられ行方不明になった娘を追うため、 娘の幼馴染の女友達が周囲の聞き込みを通じて真相を明かしてゆきます。 こう書くと推理もののようですが、違います。 この話をおそらくすべての女性にとって他人事とは思えないものに しているのは、母と娘、女友達の、ガラスのようにもろい「女vs女」の関係です。 どんなに頑張っても、娘の生き方は決して母親に100%は認められないこと、 合コンを通した女友達の微妙な仲間関係、 結婚というゴールをつかむまで・つかんだ後の女友達の微妙な空気の変化、 自分にないものを持つ友達に対する憧れと対立心・・・ そんないろんな感情が渦巻く中、でも結局は味方同士、似たもの同士。 根底には暖かい愛情があるのです。ラストは少し、ほっとさせてくれました。 タイトルの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」は最後にそれを証明してくれる数字です。 | ||||
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直木賞にノミネートされたくらいなので、今まで以上の出来なのか? と思って、何度も買おうと思って書店に立ちましたが、買わなかった。 何故? 先に読んだ「子供達・・」「冷たい・・」は大作だ!凄い人が出て来た!と思ったが、 その後に読んだ「凍りの・・」「太陽の・・」などは非常につまらなかった。 また、同音異義語のような名前の登場人物設定は使わないで欲しい、シラケます! と言うように、後で読んだ作品にはガッカリさせられっぱなしになったので 石橋をたたいて、図書館で借りて読みました。 感想は、「やはり、買わなくて良かった。」 どうして、この作品がノミネートに値したのかわかりません。 選考委員さん、しっかりして下さい。 | ||||
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直木賞にノミネートされたくらいなので、今まで以上の出来なのか? と思って、何度も買おうと思って書店に立ちましたが、買わなかった。 何故? 先に読んだ「子供達・・」「冷たい・・」は大作だ!凄い人が出て来た!と思ったが、 その後に読んだ「凍りの・・」「太陽の・・」などは非常につまらなかった。 また、同音異義語のような名前の登場人物設定は使わないで欲しい、シラケます! と言うように、後で読んだ作品にはガッカリさせられっぱなしになったので 石橋をたたいて、図書館で借りて読みました。 感想は、「やはり、買わなくて良かった。」 どうして、この作品がノミネートに値したのかわかりません。 選考委員さん、しっかりして下さい。 | ||||
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母親殺しの疑いをかけられ行方不明になった娘を追うため、 娘の幼馴染の女友達が周囲の聞き込みを通じて真相を明かしてゆきます。 こう書くと推理もののようですが、違います。 この話をおそらくすべての女性にとって他人事とは思えないものに しているのは、母と娘、女友達の、ガラスのようにもろい「女vs女」の関係です。 どんなに頑張っても、娘の生き方は決して母親に100%は認められないこと、 合コンを通した女友達の微妙な仲間関係、 結婚というゴールをつかむまで・つかんだ後の女友達の微妙な空気の変化、 自分にないものを持つ友達に対する憧れと対立心・・・ そんないろんな感情が渦巻く中、でも結局は味方同士、似たもの同士。 根底には暖かい愛情があるのです。ラストは少し、ほっとさせてくれました。 タイトルの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ」は最後にそれを証明してくれる数字です。 | ||||
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同質な人たちの中にいることが楽に思うようになったのはいつからだろう。 経済力、学歴、成育歴、家族構成など自分とは異質な人に出会ったとき、 好奇心が満たされ、刺激され、自分も変われる。 あるいは、自分は自分、自分でよかったと改めて見直す機会にもなる。 そんな風にとらえていた頃があったのに。 「違い」を「格差」と感じて、コンプレックスや嫉妬、違和感、嫌悪感にとらわれるばかりで そういう人や場所からは離れたほうが楽だと感じるようになったのはいつからだろう。 人や場所を避けて、気がつくと深く話せるのは夫くらい。ルーティーンな毎日を過ごす40代後半の私。 この本を読んで、今、友達がいない原因に思い当たったような気がした。 友達がいなくて、いないほうが楽に思える原因。 でも、時々さびしくて、その寂しさの原因。 何故かなと考えてもはっきりつかめなかったこと、それが文章化されていた。 だから夢中で読んだけれど、余計悲しくなった。 こんなに細分化されたミリ単位みたいな階層差に 優越を感じたり劣等感を感じたり。 高校受験直前の娘や周囲をみていても、それはこれからも続きそうな感触をもつ。 日本の社会特有なのか? うっとおしい。 地方出身の私が30代に初めて首都圏で暮らしたとき、 子育てサークルで出会った母親たちの 出身校が有名私立であることが全く珍しいことではなかったときの ちょっとした驚きも思い出した。 あ、地方と首都圏の違いを初めて知ったような。 | ||||
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同質な人たちの中にいることが楽に思うようになったのはいつからだろう。 経済力、学歴、成育歴、家族構成など自分とは異質な人に出会ったとき、 好奇心が満たされ、刺激され、自分も変われる。 あるいは、自分は自分、自分でよかったと改めて見直す機会にもなる。 そんな風にとらえていた頃があったのに。 「違い」を「格差」と感じて、コンプレックスや嫉妬、違和感、嫌悪感にとらわれるばかりで そういう人や場所からは離れたほうが楽だと感じるようになったのはいつからだろう。 人や場所を避けて、気がつくと深く話せるのは夫くらい。ルーティーンな毎日を過ごす40代後半の私。 この本を読んで、今、友達がいない原因に思い当たったような気がした。 友達がいなくて、いないほうが楽に思える原因。 でも、時々さびしくて、その寂しさの原因。 何故かなと考えてもはっきりつかめなかったこと、それが文章化されていた。 だから夢中で読んだけれど、余計悲しくなった。 こんなに細分化されたミリ単位みたいな階層差に 優越を感じたり劣等感を感じたり。 高校受験直前の娘や周囲をみていても、それはこれからも続きそうな感触をもつ。 日本の社会特有なのか? うっとおしい。 地方出身の私が30代に初めて首都圏で暮らしたとき、 子育てサークルで出会った母親たちの 出身校が有名私立であることが全く珍しいことではなかったときの ちょっとした驚きも思い出した。 あ、地方と首都圏の違いを初めて知ったような。 | ||||
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