■スポンサードリンク
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 61~80 4/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人はあくまでも主観的だし、自分が正しいと思っている。 だからぶつかったり、非難したり、軽蔑したり。 でも男の私にとってこの本でのやりとりは女性ならではなのか、よ くわからなかった、というよりわかりたくなかった。 男であれば組織の中での遠回しないじめ、嫉妬、仲間はずれと似て いるのだろう。女性ではそれがちょっと形が違う。 それだけ生々しいし、心情が吐露されているように感じ、時に目を そむけたくなった。 リアリティがあるのかないのかは、よくわかないけれど何ともいえ ないいごごちの悪い感情を抱いた。 ハッピーではないけれど、こんな本もあっていいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アラサー世代の、揺れる乙女心がリアルに緻密に描かれています。 おそらく、この本を読んだ女性は、作中に出てくるエピソードに対し、 「こんな感情を持ったことあったな」と懐かしく思い出すのではないでしょうか。 「恋愛中は周りの、特に反対意見を受け入れられなくなってしまう」など。。 ラストは泣けます。 チエちゃんは本当はとても恵まれているのに。 それに気づいたときは時すでに遅し、、、、。 続きがあるとするなら、みずほさんの母が占い師にあてた手紙を、みずほさんが読んだ事を知った母の気持ちを知りたかったです。 どういう顔をしたのだろう。。。。 それほど「母娘の確執」みたいなことは描かれていません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて辻村さんの作品を読みました。 彼女と同じぐらいの年代ということもあってか、とても共感できました。 女同士の友情の難しさとか、母娘関係の脆さだけにスポットがあてられたお話の枠にとどまらず、それとは裏腹に、女性が女性に対してしか持ち得ない愛情みたいなものも同時進行で書かれていて、後半の展開に引き付けられました。最後らへんは泣きました。 内容的には決して清々しいとは言えないはずなのに、読んでる間、ずーっと透明感みたいな澄んだものを感じて、その理由は文体なのか何なのかよくわかりませんが、その空気感が好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本を読むにはタイミングがあると思いますが、 私が読むにはちょっと違う気がしました。 ミステリー通なので、色々答えが分かるだけに、 負の連鎖に陥る気持ちが理解できなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めはわりと面白そうだな〜と思ったものの、途中から物語の展開が単調に。主人公とその他の人との会話の繰り返し。会話の内容は、女同士のリアルな感じで良かったです。 あとは、主人公だけが汚れた気持ちのない人って感じに書かれていて、なんか白けました。他の友達は結構あけすけに悪いことも思ったり言ったりする人で、人間らしく描かれているように思ったけど、主人公はそれを批判的に見ているだけで、主人公自身の感情とかそういったものがなく、いまいち感情移入できず、でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子同士の友達・親子関係に於ける本音みたいなものが深く書かれていて、男子としてはちょっと怖い・・・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の打算的な見方がしつこいくらい文章にあったけれど、ぼんやりしているようなキーパーソンになる親友も彼女の打算を実は知っている所がリアル。 女友達の関係性についての主人公の見解にイライラしたけれど確かにあるかもしれない。 とにかく後半の犯人の語りから面白くなり、題名の理由をしって不覚にも泣いてしまった。 それは犯人の母子関係がリアルだと感じれたから。主人公と犯人両方の母子関係に深く共感してしまった。 久しぶりに良い本読んだと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
母親殺しの疑いをかけられて失踪した女性とそれを追う友人. 事件の真相と失踪の目的は? 事件とそれを追うライターという2組の親子関係から 母と娘の関係を描いていくという意欲作,ではある. 事件の真相と失踪の目的という2つの謎をテーマに 読み手を飽きさせない程度のクオリティはあるので 一気に読み通せる作品ではあるが・・・. はっきり言って,失踪する女性像に魅力がなさすぎる. 主体性がなく,依存的で,男性にも仕事にも筋の通った考えができない. ひょっとするとこのような女性は案外多いのかもしれないが, まったく共感できないので,言動のすべてがうっとおしく感じられる. また,ストーリー上もいくつかの点でツメの甘さがみられる. 例えば,事件のきっかけにしてもちゃんと確認するのが先だろうし(一応の言い訳は書かれているが) このような事件を起こしてしまったあとでは,失踪したの目的にもリアリティがなくなってしまう. こういった合理性のなさ,エキセントリックさも含めて あやふやな母子関係の表現の一部なのかもしれないが, 辻村氏の他の作品と比べてややディテールの甘さは否めない. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大好きだけれど、こんな自分の元凶であり、絶対的存在の母。女同士の友情の残酷さ。読み進んでいくうちに、登場する人たちの本音、駆け引き、愛情、友情なんかが、どんどん心に沁みてきました。最後のところで、いい年したおばさんが思わず泣いてしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
買ったはいいが、あんまり読む気しなくて、ずっと放置してました。 虐待シーンを期待して読み始めたんだけど、これは、そんなたいしたことなかった。何やら作者は、力入れてたようですが…(汗) 登場人物どれも嫌な人ばかりというか、ひどいです、本当に。 でも、みんな憎めない。それぞれの気持ちや言い分に納得してしまう。 ちなみに、私は、政美ちゃんが一番好きだなぁ。さすが、リーダー格なだけあって、とても頼もしい。 チエミと、同僚のケンカは見ものです。こういうこと本当にあります。 やっぱ、ケンカするのは、ロッカールームだよねぇ、みたいな(笑) 不覚にも、2回泣かされました。『母の愛は、偉大だなだな…』と。 虐待していても、愛がない訳じゃない。心に残るお話です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんどん読み進めることができるが、はっきり言って女同士の楽しくない現実が描かれている。 母娘に起きた悲劇がテーマであるなら、なぜ第1章で主人公の地元の面倒な女社会を描くのか。 悲劇の起きた母娘の関係よりも、地方都市の狭い女社会を克明に描いてはいるが 本来描くべきは母娘の葛藤であるべきだろう。 30歳になる主人公の友人の幼さも気になる。 いくら気立ての良い人物像であってもこれでは二十歳位の女の子ではないか。 また、娘の告白で狂乱する母親の姿は、まるで2時間ドラマのよう、 この母親は人生50年を生きていると思われるが、いくらなんでもこんな行動はとらないのでは?と思う。 すっきりしない読後感は作者の意図する所なのだろうか、 人生50年以上生きている読み手にとっては今ひとつ物足りない結末であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者お得意の自意識過剰女のお話です。とか書いてしまっていますが、この作者の書く世界観は大好きで、ストーリーに動きを持たせるために自意識過剰女は必要なので、個人的にはウェルカムです。 女同士の友達関係や近所付き合いって、男からしたら、めんどくさいと思うことが多いのだけど、母と娘の間にも互いに女としてのそういうのがあるんだなと思いながら読み進めた。最後はちょっと急ぎ過ぎた感があるが読んで損はないかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知り合いから面白いと言われ、 期待して読み始めたのだが、いつから面白くなるのだろう…と読み進めるも、退屈で冗長かつ幼稚で、半分以上過ぎてからは、速読に切り替えて、完読。知り合いが面白いと言った理由を少し鑑みてみるが、きっとそれは、ある種女性の内側が赤裸々に書いてあったからかと思うが、 それにしても、あまりに底が浅く、起こる「事件」に説得力もない。大体母親が言ったからと言って、7才の女の子でもあるまいし、あのような態度をとるものだろうか?また、登場人物たちにも一貫性がなく、全く共感できない。このような作品が直木賞をとるとは、失礼ながら、この賞の近年のあまりのレベル低下を思う。期待して読み始めただけに、残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー風ですが、大がかりなトリックがあるわけではありません。 地方に生きる女性の生々しい描写がとにかく印象に残り、読み終わってからも考えてしまう作品でした。 特にラストにかけてのくだりは印象的でした。 「残響がいつまでも鳴り響いているような」読後感でした。 自分は男なので、妊娠や出産のくだりはよく理解できませんでした。 みずほや亜理紗についてはある程度理解できたのですが、チエミのことは正直、よく理解できませんでした。 「そんなこと親からも学校でも教わってない」なんていい大人に言われたら・・・ 自分の同僚等であれば厳しいことを言ってしまうかもしれませんし、どう見てもばればれな「ズルイ男」は 見抜いてよ・・・と思ってしまいました。 でも、ああ、こういう人クラスにいたよなとも思いつつ。 でも心に何故か残る。そういう作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』って、不思議なタイトル。 著者とほぼ同年代の女性2人が主人公。 私は辻村さんの作品を初めて読んだけれど、構成がとてもうまい。 あれ?あれってどうなったっけな、って思うところはあるのです。 でも、それ以上に読ませる本に仕上がってます。 主人公みずほがかつての親友チエミを探す過程で、 彼女たちを取り巻く「ジョシ」達との20代の他愛無い青春の日々を振り返る。 女性というほど成熟していない、ジョシ達の友情という見せかけの付き合いの中にある 微妙なさまざまな気持ちを書き表している。 自分自身への焦りもあってか、他者への憤りになったり。 そう、友情と一口に言ったって、純粋に情だけじゃなかったりするんだ。 女にとらわれた女と過ごすのってめんどくさい。 そんなことを思い出したりした。 気になっていた、タイトル。 ず〜っと取り上げられません。 最後にようやく分かるの。 でも、その意味が分かると、「あぁ、なるほど」って思う。 オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めから、最後の方までとても面白かった。 同年代で、共感出来る、自分と重ね合わせたり 「こう言うタイプの友達いるわ〜」と身近な感じで 引き込まれていきました。 しかしオチが悪い上もうちょっと丁寧にまとめて欲しかった。 すごく駆け足な感じ、ページ数足りなかった?と思うほど 2章に出て来たあの子もすごいぶっ壊し。 マンガじゃないんだから、あんな遊びキャラは止めて欲しい。 痛すぎで読んでいて苦痛でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の本は初めて読みました。 最初は新鮮だった文章も、慣れてくると 疲れてきました。 確かにほかのかたもおっしゃるとおり理屈っぽい 文章が多いので、共感するよりも、その余地が ないほど、細かい表現の連続でした。 ただ、一端に評価させていただきますと、 将来性の高い作家さんだなと感じました。 ほかの本も読んでみたいなと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ここまで、ここまで前半から再三しつこく、母親による娘との関係性・コントロール、支配を描いておきながら、当然あると思われたその事についての心理学的掘り下げが一切ない。 だから、ここまで母親と娘の一体化や癒着、はたまた虐待に通じる関係性をもしつこく繰り返しながらも、本当に何もない…。 単なる母親との思い出、に過ぎない意味合いしか持たせていないので、なんじゃこりゃ?と、中途半端でイライラする。 ここまで執着してるから、何か出てくるだろうと読み進めても、何も出てこない。薄い、薄い内容です。 母との感傷的な思い出レベルなら、ここまでしつこく繰り返すなよ…と作者に言いたい。 結局、母親と娘の問題は、この小説ではただの愚痴、感傷で終わるレベルなのだ。 最後は母を慕う叫び? チエミというキャラを通して、作者はこの家庭像に何を思うのか。 チエミとみすぼの家庭の対比にも、当然AC的意味合い(ミソジニーなど含めた)を持たせたものだと思っていたのに、単なる「家庭それぞれ、いろいろあるんだね」的な話でしかない。 大体、両家の母親がなぜこうなったのかという過程の理由が一切書かれていない。 お母さんにも色々いる、でおしまい?笑 結局、母親と娘って大変なんだよ? と理由なく言いたいだけ? 薄っぺらすぎる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分も地方出身者だし、女ですから、この小説に出てくる登場人物たちは、 リアルにわかるという気がしました。 いるなー、こういう人、とほぼすべての登場人物に対して思いました。 全員が、私だったら関わりを持たないように避けるような人たち。 というか、こういう関わり合いが嫌だったから、都会に来たというか。 気持ち悪いけど、真に迫って、読みやめることが出来なかったという感じかな。 こういうのが書ける作家さんって、本当にすごいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分も地方出身者だし、女ですから、この小説に出てくる登場人物たちは、 リアルにわかるという気がしました。 いるなー、こういう人、とほぼすべての登場人物に対して思いました。 全員が、私だったら関わりを持たないように避けるような人たち。 というか、こういう関わり合いが嫌だったから、都会に来たというか。 気持ち悪いけど、真に迫って、読みやめることが出来なかったという感じかな。 こういうのが書ける作家さんって、本当にすごいと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!