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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全119件 1~20 1/6ページ
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1章が長すぎて中々入り込めなかった。2章からはサクサク読めましたが。自分はこの主人公たちよりはだいぶ年上なのですが、それぞれの母にも感情移入することができない私は幸せなのかもと思いました。 前時代的な母親像でもあり、しかし主人公たちの見栄や嫉妬のようなものは何か覚えがあるようなそんな感じ。 | ||||
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女同士の友人関係ってこういうことを思いながら付き合ってるんだ、という部分が長い。そこで少し中だるみしてしまい読むのが遅くなってしまった。 終盤は面白くササっと読めた。 | ||||
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チエミのアホさは田舎で育った人なら既視感がある話だと思う。なにも決めず、ただただ自分の見える範囲で生きている人は田舎だと多い気がする。 ミズホがそんなチエミに何も言わなかったのは、正直わかる。そういう人には言ってもわからない、話が通じない事が本当にある。どうしようもないと割り切って付き合うこともできる。むしろその方が楽だと思う。いい感じの遠慮、楽な遠慮。 そんなミズホが徐々にチエミに歩み寄れたのがよかった。最悪なことはあったが、希望を持てる話だった。 | ||||
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読み勧めていくと少しずつ見えてくる人物像。女の子の心境って何て複雑なんだろう… ラストにバババッと伏線を拾っていく感じ。なぜこの題名なのか、最後に謎が解けるところは爽快。 | ||||
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とにかく面白かったです。あまりに集中したのと泣いたのとで読み終わった時には頭がボーッとしてました。 なんでもない言葉や出来事がいろんな側面を持っていて、ハッとさせられることも多く、自分の物事の捉え方は単純過ぎるなと反省したりも。 亡くなった母との関係に未だに拘泥してしまっている自分にとって、みずほが母について感じていることの描写が救いとなりました。新しい視点を与えてもらえて少し視界が広がった気がします。読み終わったばかりですが、もう一度読んでみたいし、そばに置いておきたいと思える作品でした。 | ||||
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最高に面白くて、一気に読んでしまいました | ||||
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ネタバレしませんが、ああ、これヒドイ話だwおすすめします。 母子の確執とか女同士の心理描写とか、グイグイ読ませるところがたっぷりあるから、その分だけオチがヒドイwそんな意外性いらないです。無駄死にじゃんw 癒着親子の末期(まつご)としか言いようがない… ちえみに共感して助けたくなる人は、主人公だけなんじゃないですかね… 。とくに後半に行くほど、ちえみの年齢不相応に乙女な思考回路がイタすぎて、ヘイトが溜まりまくる。中学生じゃないんだから、さきに確定してから動こうよ。みんなが迷惑被っちゃってる。 オチで救いのあるような描写をしても、実情に救いがないから、うすらザムいw いろいろ言いましたが、タイトルへの帰着とか、オンナの描写とか、あらゆる文章運びにぐっと来ました。中盤ちょっと過ぎたあたりの主人公と恩師のかけあいとか、展開は読めまくってたけど、それでも惹き込まれて面白かったです。 ちえみの愚かさイタさダメさも、これほど読者の心情を掻き立てるのだからやはり作者さまの物語構築力の高さに他なりません。 ちえみーw | ||||
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今まで辻村深月さんの小説の中で一番女の感情があらわになっていて引き込まれた。 すべての娘は母に等しく傷つけられている、という言葉が印象的。 | ||||
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登場人物がほぼ全て女性。女子の関係、母娘の関係。 男性には共感しづらい。 タイトルも途中で想像がつきました。 | ||||
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かがみの孤城、がめちゃくちゃ良かったので読書仲間に話したところ、こちらをオススメされました。 途中途中、何気ない日常のやりとりの裏に潜む心理とかがナチュラルに暴かれていくあたりの表現も見事だし、クライマックスは嗚咽を漏らして泣きました。 タイトルの意味が初めて分かった部分でさらに追い討ちで大号泣…泣き止むのに時間かかったくらいです。 これは、女性の方が刺さるかなと思います。 私は自分の母と重なる部分があったのもありますが、特に女性同士の心理や母と娘の関係などが大きなテーマになってるように感じます。 かがみの孤城は◎でしたが、こちらは三重丸があればつけたいくらいです。 図書館で借りて読みましたが、買いました。 | ||||
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とても迅速な対応なたいおうで早く届きました 本も綺麗でした。 好きな作家さんの面白い本なのでゆっくりよみたいとおもいます。 | ||||
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2回目読み返しながら、何故主人公が序盤かつての友人達を取材して回るのかがよく分からないなと思った。1回目読んでる時も思ってはいたけど、女の子達のヒリヒリした関係性の勢いで読めてしまった。チエミを捜す事を最優先するなら、友達に会うだけじゃなく友達を見張るという行動もあった方が良いのかとか、そもそもさっさと富山に行けよとか思わないこともない。それにもっと友達に自分が知らない情報がないかどうかを確認するべきか。 1回目の読後感を支持したいと思う。地方都市に生きる20代のパラサイトシングルの女の子達の焦燥感と複雑な友人感情。これが兎に角リアリティがあって何人かの知っている人の顔が浮かんでくる。そして都会の学生生活を経た人間から見た彼女たちの世界の狭さへの軽蔑と、クソのような自意識過剰を正当化する自己責任論は10年代以降の若者の意識の在り方を先取っていたのだと思う。 女同士の友情の複雑さ、蔑みや同情を内包しながらもそれを友情と信じる事のできる懐の深さは男には無いもので新鮮だし感動を呼ぶ。男の友情は減点方式、女の友情は加点方式なのかも知れない。 格差とか分断を描く作品としてかなり早い時期のものでありながら、最後の所でそれを乗り越える美しさまで表現されている。男性にはできない芸当だと思う。また、作者が東京で大学時代を送り故郷の山梨に戻って働いた過程で見聞したものがきっと反映しているのだろうと思う。長いのだけど、1人の作家が経験を注ぎ込んだ気韻が感じられる。 この作品に共感できない読者層がいるのはよく分かるし、彼らの殆どは恵まれたまま恵まれないものを知らずに死んでいくのだろうと思う。物語が階層や格差を繋ぐような時代があったのかどうかはよく分からない、あったとしてもとっくに去ってしまったのだろう。分かる人、分かろうとする人の価値観を揺らしてくれる作品を今後とも読みたいと思う。 | ||||
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個人的にあるあるな家庭像が描かれていて自分を重ね合わせながら読んでいた。 ただ、いろいろ説明しなければならないのでどうしても第一章が長くなりがちだけれど、もっと第一章思い切って削って第二章の分量を増やしたほうがよかったと思う。 | ||||
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辻村さんの作品は心理描写・表現が優れている。とくに思春期の不安定な女性。そういう意味では本作品の主な登場人物の描写は20代が中心と、いつもの年齢層よりは幾分高いが、全く期待を裏切らない内容である。中学生時代には気が付かない子もいるのだが、高校入学から社会人に進むにつれ、徐々に社会のヒエラルキーを自覚させられるようになる。女性の幼馴染・同級生間、また母娘の微妙な人間関係・心理描写を見事に描き切っている。含みを持たせたラストは圧巻である。無駄なエピローグが無いのが良い。また、何と言ってもタイトルセンスに感心する。シンプルだけれども今回の事件の核心をついている数字、これを表題に持ってくるところが憎い。カタカナと句点の表現も素晴らしい。あと、まだ読んでいないが、「天使のベッド」関連のテーマは「朝が来る」に繋がったのだろうか。 | ||||
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「凍りのクジラ」、「つなぐ」と読んで、これで3冊目なのですが、これが辻村さんの定石なのでしょうか?学歴やら仕切り屋やら、自分だけ特別な人が出てきます。決して読んでいて愉快なものではありませんが、いずれもそこから感動話に誘導されます。極端から極端へのふり幅が大きいほど強く感動します。今作は、主人公みずほとちえみ二人の置かれたいびつな親子関係が描かれています。みずほがちえみを追うのは、好奇心やジャーナリズムではなく、幼いころに交わした約束でもなく・・・。第2章でがらりと様相が変わるナリよ。みぞほもみどりも、行動の原理は「心配する」という心でした。本当に本当に心配する気持ち、読んでいてその暖かさにふれ、またまた辻村さんに泣かされました。 | ||||
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very fantastic, amazing!Thank you | ||||
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女性社会特有のドロドロ感と母親と娘の微妙な関係を描いた本。全部が全部そうでは無いと思うが、一定数あると思われる湿った部分を上手く表現していて興味深く読む事が出来ます。 | ||||
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サスペンスなんだけど、心臓に悪い作品とは異なり、家族や女性の人間関係の複雑さ、想いの詰まっていて、泣けました。人の心の表面にあるみえと奥底にあるブラックなものを描いていてキャラクター一人一人が魅力的です。 | ||||
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すごくわかりやすく読みやすかったです。著者特有の熱く、読者を惹き込ませる表現力がここぞとばかり発揮されており、あっという間に読み終えてしまう。 終わり方には賛否が出てくるような気がしますが、長いながい初期の作品より私には好みでした。 | ||||
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幼なじみとの微妙な、原因にもならない様な関係から始まり、ずっと それらを大人になっても、引きずってしまっている幼なじみの二人。 重層的に、親子(母親と娘)関係、更に、女「友達」との関係。 女の「子」物語。 みずほが、何故、物語の多くの時間、そんなにも調べ廻っているのか訳が解らず、 今回も、終わり間際まで話が大きく進捗しない。 ソレで、ページが進まなかった、 楽しみの読書作品としては、とうとう「今回ばかりは、外した」かと 一旦は思ったが・・・・ 最後に来て、急転直下、チエミの無事がわかった(涙・・)。 最後で救われた感じがし、緊張が緩んだ。 これも、とても良くできた作品だ。 また、この作者にヤラレタ感!この作者、巧いな~!。 後で気づく、張り措いた伏線の数々、作者の構築、お見事! でも、後に残る「澱」の読後感。 しかし、他の作品も、読みたくさせてくれます。 | ||||
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