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少し変わった子あります
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少し変わった子ありますの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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退屈で、だがしかし得るものはありました。 とても静かな小説なので、最後ちょっとぞっとしました。 | ||||
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※森さんの本(小説・エッセイ)は、沢山購入・拝読してきましたが、小説では、本作が一番好きです。 驚異の天才科学者みたいな人物が出てこない方が、私にはしっくりきます。 | ||||
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ストーリーはシンプルで、主人公の大学教授が友人に不思議な店を紹介される。毎回違う場所にある隠れ家的な料理屋に行き、毎回初対面の女性と食事をするのだという。その友人の失踪をきっかけに、主人公は店に通い始める。 最初こそミステリー色強めかと思ったが、毎回の食事の様子が淡々と描かれる。女性たちの美しい食べ方。食事中に交わされる、たわいもない夢の話や人との距離感についての考え。深く考えなければ、すっと聞き流してしまう程度の話について、主人公は内省を重ねる。その内省がとても理路整然としていて、あぁ理系の人はこういう風に考えるんだと、なんとなく納得する。 自分なら、もっとあちこちに考えが飛び、感情的な言葉が浮かぶと思うのに、主人公は積み木をコツコツと積み上げるように、自分の考えをまとめあげる。頭のいい理系の人が書く文章はこうなるんだな、と勉強になった本です。 | ||||
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意味わかりませんでした。わかる人いるのかな?でも面白いんですよ、これが。異常に長く続く余韻、変わった子との変わった会話、主役の変わった独白。ほんと面白かった。で、もしかしてこれは小説のお手本かもと思った次第です。こんな店があったら行くか?行方不明になるんで行きません。 | ||||
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森博嗣氏の小説は何冊か読みましたが、私の中で読みやすいものとそうでないものの差が激しく、 こちらの作品は非常に面白かったです。 森博嗣氏の作品では【喜嶋先生の静かな世界】がスッと入りやすかったので、同感の方にはおすすめです。 普段は見ず知らずの相手が食事する姿は見ていて気持ちよくないと感じるのですが、 本を読み進めていくにつれ、妙に心地よい感覚となりクセになります。 不思議で静かなミステリー小説でした。 | ||||
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不思議なお話。 何人か女の子と話す様子はそれぞれ違う。どの子も奥ゆかしい知的なミステリアスな人である。 小山教授はひきこまれていく。ミステリーぽさもあるラスト。 | ||||
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まずはその日のうちに届けてくださいましたことに、感謝を。 本自体は一気に読みきる感じ!そしてもう一回読まねば、と楽しくなります。ただ、もやもやが残る人もいるかも? | ||||
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最後まで読み終わってから、また最初から読み始めてしまったw どういうトリックだったんだ・・・・・・。 素直に驚いたのと、こんな書き方ができるなんてすごいと思った。 | ||||
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丁寧に丁寧に描写される、心理描写。だからいっけんライト純文学のようであり、と思えば不意打ちでミステリ仕掛け。物体や場面の動作・移動がすくない小説のため、より人間の内面に追求されている作品でした。アクションばかり読んでいる読書家は、たまにこういった手の作品も読んではいかがかしら、と思います。 余談ですが、登場人物の女性らが、実は多作品の重要設定の可能性を他著書で「冗談」なのか「本当に設定」なのか、記述されています。そう考えると、料理店の女将は「真賀田博士」に関わりある人物なのか、それとも女将自身もまた……。考えると、やっぱり森ミステリ作品群を再読せねば、と使命感。 | ||||
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作者の作品は初めて。表紙とタイトルに惹かれてなんとなく読んでみた。 悪くない、けれどすごくよくもない、というのが感想。 すごく考えて文章を書いているのだな、という理系な感じがすごくした。 | ||||
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淡々と・・・面白い。美しい女性達を感賞できました。そう・・・感賞です。面白い。 | ||||
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ジャケ買いしてしまいました(本だから「表紙買い」かな)。ただし、単行本と文庫版ではなく、新書版の方。 読んでみると、内容的には、あの表紙のような可愛い本ではなかった。まあ、部分的には可愛いところはあるけれど。 ある大学教授が、今は行方不明の友人から紹介された不思議な店。毎回場所が変わり、毎回、若い女性が一緒に食事をしてくれる。その女性とはその場限り、まさに一期一会で、会話を楽しむもよし、黙って女性の上品な食べ方を眺めるもよし。 この基本設定からすると、もっと単純に楽しい小説にすることもできたと思うのだが、主人公の大学教授のいろんな思索を中心にしており、ある意味で哲学的、ある意味では怖い話になっている。もっと言えば、一種のホラー小説か、とも思うのだが、そういう意図で書かれているのかどうかはわからない。とにかく不思議な本である。 全体的な微妙な「わからなさ」が快感と思える人には、名作ということになるのだろう。私にとってそこまでの本ではなかった。新書版の表紙まで含めて☆4個(単行本か文庫版だったら3個ですね)。 | ||||
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読者が望むものを書く作家・森博嗣が“文藝文春”に連載した作品。 読んで、あぁなるほどと思いました。 厭世的な中年男性が、少し変わった女性と一緒に食事をする、不思議なお店に通う話。 文章が非常に文学的で、ある意味「普通の小説だな」という印象でした。 「普通の小説」とは、決して平凡とかツマラナイとかいうことではなく、 森先生が「普通の小説」を意識して書いた、 つまり読者層に合わせ、語り口や主人公の年齢、性格等を作り込んだのかなと思いました。 まさに読者が望むものを書く作家らしい作品です。 中年男性が、思い出したときに電話をして通う行きつけの美味しい料理店。 そこに現れる、一度しか出会えない少し変わった女性たち。 彼女たちはときに初々しく、おもしろく、そして所作が美しいという共通点を持っている。 主人公も最初は「そういうサービスの店か」と勘違いするが、 段々と、ただ若い女性と食事をするだけという行為に、静かにのめり込んでいく。 私は女性なので分かりませんが、そういうお店があることは、 男性の夢なのかもしれません。 いつ電話しても予約が取れ、一度として同じ場所はない。 車で迎えに来てもらい、女将は出しゃばりすぎず、静かに迎えてくれる。 しかも、カード利用可(笑) こういう、若干現実的なところが、逆にラストを引き立てているように思います。 最後まで読んで、私が思い出したのはなぜか「笑ゥせぇるすまん」。 とっても静かなトーンの、文学的な「笑ゥせぇるすまん」です。 S&Mシリーズ等を読んで「森作品は合わない」と思った方には、 この「少し変わった子あります」や「喜嶋先生の静かな世界」を読んでみていただきたいです。 | ||||
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装画がよい。 銀は鏡にも思える。 「少し」変わったお話である。 森さんらしくないかとも思ったが、きっちり積み重ねてこの雰囲気を作るあたり、「らしい」のかもしれない。 | ||||
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なんと表現してよいのか。 行方不明になった友人から教えられた料亭。 一緒に食事をしてくれる女性が付く。 場所も女性も、もちろん料理もその都度異なる。 女性の語る話は作られたものなのか、本当の事なのか。 読んでいて何となく違和感を感じるものの それがまた心地よくもありページをめくる手を早くする。 森博嗣さんの作品は初めてだが、すぐに話の中に入り込め どんどん読み進んでしまった。 | ||||
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行方不明の友人に薦められた、少し変わった店。 毎回場所を変え、毎回違う(一見どこにでもいそうな)女性一人と食事を共にする。 彼女達は、客を持て成す為にここに居る。いや、居るはずなのだが、彼女達は「特別」なことは何もしない。 ただ少しの会話。就寝中の夢や日常の疑問など、それだけ。 しかし、一風変わったというか、スパイスの効いた、脈絡も無い出会いと会話は 大学教授の小山が愛した孤独な日常に進入し。次第に「少し変わった」店に惹かれていく― 読み終えた後に、妙というか不思議な余韻が残りました。経験上、良い作品ということだと思う。 大学教授の小山の思考や観察力が森博嗣。 主婦の話だけはあまり好かんかったですけど、オチがいい終い方。単調な繰り返しにならずよかった。 食事のくだりが美しい本作品といい、「銀河不動産の超越」などの人間臭というか。 ここ数年。過去の森作品よりか無味無臭感?が薄まった?気がする。味を感じるということ―…なのか? 『書きたいものを書くようにする。』と最近の森氏はコメントしてるようですが。 御歳を召され、飽きたのか、教授も引退し。まぁるくなったのでしょうか。 最近の作品のほうが私は好きです。 | ||||
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森博嗣さんの書く世界観は独特で嫌いじゃないです。この作品は、不思議で、透明感があって、どこか寂しくて…読んでいる最中も読み終わった後も、まるで自分まで物語の料亭での時間を過ごしたような、そんな感覚になります。不思議な世界に触れたい方は是非読んでみて下さい。 | ||||
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見知らぬ女性と静かに食事をする場面か、その店のシステムに関する大学教授の考察以外のシーンがほとんど出てこない話です。 静かに静かに、物語は進行します。 見えるのは水面の波紋のみ。 でも水面下では少し怖いことが起きている、かもしれません。 不思議と心に沁みて、静けさをもたらしてくれる本です。 | ||||
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図書館で最初の方だけ読んでみて、読みやすそうだから借りてみましたが…ある変わったお店で美人でもなく話上手でもない女性と食事をするんですが、何故そんな店に通いたがるのかよく分からなかったし。今度はどんな子が出てくるのかな〜と少し楽しみでしたけどそれ以外は特に面白くなかったし…ラストあたりで主人公がいつの間にか違う人物になっているのがわけ分からなかったし…主人公の友人が行方不明になったあたりから物語が始まっていますが、その友人は結局どこにいるのか?主人公はどうなったのか?結局分かりません…もう少しじっくり読んでみたかったけど他に借りたい本がたくさんあるのでサッサと返却してしまいました('A`)何が恐ろしいのか、よく分からないままでもったいなかったけど他の作者さんの作品の方が面白いのでこれをじっくり読む時間がもったいなかったです。 | ||||
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星新一のショートショートを思わせる。 都市伝説を発展させたような内容の話。 センスのいい文体にピリっと風刺が利いていて、ちょっぴり怖くって(でもよく考えると結構怖い)読者をケムにまくような不思議な話。 | ||||
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