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青チョークの男



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【この小説が収録されている参考書籍】
青チョークの男 (創元推理文庫)

青チョークの男の評価: 3.50/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

謎解き、全体構成共に冴えない駄作

あるWebページの書評で本作を褒めていたので手に採って見たが、トンだ駄作だった。パリの各所でガラクタを囲む様に「青チョークの円」が描かれていたという謎だが、謎解き、全体構成共に冴えない。

ガラクタはやがて、被害者の首へと変わるのだが、これは予想通り。読者としては、殺人を決行する前に何故犯人は「青チョークの円」を描いたのか知りたい筈。事前に「青チョークの円」を描いて回ってしまっては、周囲の耳目を集め、人目に付きやすく、目撃されてしまう危険がある(実際、目撃者が居る)。これに対する犯人(作者)の説明が全くないのは大きな瑕疵だろう。また、作者はこの中に1つのトリックを織り込もうとしているが、地の文に名前が出て来るので、これは通用しないだろう。

また、主人公は警察署長(見掛けは鈍重だが、実は天才型)なのだが、作者は本作の半分以上を主人公の妄想や回想、主人公が知り合った知人の言動に当てていて、主人公(あるいは警察全体)が論理的に犯人に迫ろうという雰囲気が全く感じられず、著しく緊迫感を欠いている。読んで損をしたという後悔だけが残る駄作である。
青チョークの男 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:青チョークの男 (創元推理文庫)より
4488236030

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