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四季 春
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四季 春の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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四季が自分の頭の中にあるものについて解説するくだりが印象的でした。 ああ、天才ってこういうものなのかなあ、と感じさせられます。 抜群の存在感と、圧倒的実力を備えたキャラクタです。 | ||||
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本作では複数の”僕”の一人称で語られ、”僕”の目を通して見た四季が描かれている。 四季の天才ぶりはそれなりにわかりやすく描写されており、特に特徴的なのは無駄な議論を一切 しないことだろうか(それだけで天才ぶりというのも変だが)。 Vシリーズからは紅子が登場し、最後の方で『赤緑黒白』と同じ場面が描かれる。本書で一番面白い 場面だった。それと、Vシリーズで登場したあの人物が思ったより深く四季とつながっていたのには 驚いた。 そういう意味ではファンサービス的な割合が結構大きく、Vシリーズを読破した人なら結構面白い と思う。 | ||||
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本作では複数の”僕”の一人称で語られ、”僕”の目を通して見た四季が描かれている。 四季の天才ぶりはそれなりにわかりやすく描写されており、特に特徴的なのは無駄な議論を一切 しないことだろうか(それだけで天才ぶりというのも変だが)。 Vシリーズからは紅子が登場し、最後の方で『赤緑黒白』と同じ場面が描かれる。本書で一番面白い 場面だった。それと、Vシリーズで登場したあの人物が思ったより深く四季とつながっていたのには 驚いた。 そういう意味ではファンサービス的な割合が結構大きく、Vシリーズを読破した人なら結構面白い と思う。 | ||||
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「すべてがFになる」の真賀田四季を主人公にした4部作。 <春>は、四季の幼女〜少女期を描いたもので、視点(語り手)が独特。 そのため、若干読みづらいと感じたが、この尋常でない語り手の存在自体が、彼女の謎を解く鍵のひとつでもあるので、仕方がない。 それよりも彼女の天才ぶりが遺憾なく発揮される思考ぶりは、鋭いカミソリのような切れ味で、読んでいてドキドキする。 また、この4部作は、S&MシリーズとVシリーズ全体に施された驚くべき仕掛けを 解いてくれるので、ぜひこの両シリーズを読破した後に読んでください。 | ||||
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「すべてがFになる」の真賀田四季を主人公にした4部作。 <春>は、四季の幼女〜少女期を描いたもので、視点(語り手)が独特。 そのため、若干読みづらいと感じたが、この尋常でない語り手の存在自体が、彼女の謎を解く鍵のひとつでもあるので、仕方がない。 それよりも彼女の天才ぶりが遺憾なく発揮される思考ぶりは、鋭いカミソリのような切れ味で、読んでいてドキドキする。 また、この4部作は、S&MシリーズとVシリーズ全体に施された驚くべき仕掛けを 解いてくれるので、ぜひこの両シリーズを読破した後に読んでください。 | ||||
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主人公・四季と作者・森博嗣に読者だけが置いていかれたような気になる本です。 わからない部分、謎のままの部分が非常に多く、 すべてを納得したい読者には向かないかと思います。 でも、「あー、私にはわからないなぁ。。。」と思いながら軽い気持ちで読むと 読後感はそんなに悪くないですよ★ 結局天才の考えていることなんて、一般人にはわからないんだし、「なんとなく」な感じで読んでもいいと思います。 もちろん、全部理解するためにがんばって読むのもいいと思いますが。。 | ||||
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2004年2月29日リリース。僕の持っているのは『四季』の愛蔵版と言われるモノで、これを持っている人にしか手に入らない『豆本』の引換券が付いているという企画モノである。これに象徴されるようにこの『四季』という作品は余りにも企画に走りすぎていると思う。 何しろS&MシリーズとVシリーズの秘密というのが最大の売りであり、そのために無理矢理にストーリーを展開しているのは否めない。ここまでする必要が何故あるのか?最後にはウォーカロンまで登場したりしてきて、ただただ読んでいて苦痛である。作者はどういう意図でこの作品を書き上げたか分からないが、後世に汚点となる作品だと思う。 ただ一つ許せるとしたら『虚空の逆マトリクス』の『いつ入れ替わった?』の後日談みたいな『秋』の部分だけである。四季の生態を読んでいて本当の天才はこうじゃない、と僕は強く感じた。 | ||||
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本作でも,この作者の作品ではもはやおなじみとなってしまった,叙述を利用した仕掛けがある。 とはいえ,その種明かしは中盤くらいでなされるため,読み終わるギリギリに大混乱するということにはならないだろう。 S&MシリーズでもVシリーズでも,「密室殺人」というネタが使われることは多く,本作でも「密室殺人」は出てくる。そして,以前の作品にも見られるような,「密室もの」としては反則だと言いたくなるようなトリックとなっている。 実のところ,「密室殺人」ものというのは見せかけだけで,ストーリーを読ませる方に重点がおかれているのではないかと思われる。 特に本作では,いわゆるミステリの範疇に入るか否かも疑問に思えてくる。そのことを留意してから読んでほしい。 各シリーズを順番に読むべきかという点については, 作者自身は,各作品を順番に読まなくとも,読者は読んだあとに順番に再構築ができるからよいというような旨のことを言っている。 しかし,読む方の,作品から受ける最初のインパクトや,読み続けるモチベーションという観点では,やはり順番に読むことをおすすめしたい。 したがって,本作を読む前に,S&Mシリーズ,Vシリーズを読了しておくことをおすすめする。 | ||||
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昨日、ブックオフで本作を購入した。 はっきりいうと、私は森氏の作品の文体があまり好みではない。なぜなら登場人物が冷たい感じがして、感情移入ができないからだ。 内容についても、昔「すべてがFになる」を購入して読んだ後、理解不能に陥った。 子供の頃に親を殺した人間を博士と呼び隔離している?という設定はよいとしても、すっきりしないラストが好きになれなかった。 しかし、よく分からないと思いつつも、何故四季が親を殺したのか動機は知りたかった。 そして消化不良になった。 それはシリーズ最終作を呼んだ後も変わらなかった。 だが、あのまま終わるのかとも思ったので、本作が出て救われた気がした。 それでこの作品だが……やはりよく分からない。 ただ四季が親を殺したという設定を今までの作品で読んだのであって、真実は全てを読み終わるまで分からないという事は分かった。 少なくとも、最初のシリーズ全てと、次のシリーズは9作目まで読んだが、それよりも本作が一番好みの小説という感じはした。 叙述のトリックが好きな「今はもういない」などそれなりに楽しいと思った物もあり、何だかんだいって、好きではないが、私は四季が気になるようだ。 今さらではあるが、残りの3冊も読もうとは思っている。 好みではないが、題材が気になる作家ではあり、刊行が早いのにも驚嘆する。 しかし、文系人間としては、理系ミステリという言い方はあまり好きにはなれなず、反発を感じてしまうなあ。 | ||||
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確かに面白いが、あまりにも抽象的な言葉の羅列が多すぎる。少し退屈気味。S&MシリーズでもVシリーズでも、思考を表明する手段としての言語、抽象概念、ひいては真賀田四季という存在が論理的存在であるミステリをより格好良く装飾するための手段であり、最大の特徴であった。それは論理的思考とあわせて食すことによって、最大の面白さを常に提供してきた。 だが、このように抽象的な概念をひたすら(四巻も)並べられたら飽きる。四季というキャラが好きだっただけに残念 | ||||
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真賀田四季を通して、S&Mシリーズ、Vシリーズに出てきたキャラクター達の過去と未来がわかる。今まで、森博嗣の作品を読み続けてきた人には気になるシリーズだろう。 とは言うものの、「春」ではサービスは少なめ。(まあ、最初だし)内容は、幼少の四季様の天才っぷりが如何なく発揮され、それゆえに共感できる要素は一切なし。ミステリィとしての要素も少ないし、「天才ってこうゆう生き物なのか」と天才観察的な読み物として読むのが正解かも。 | ||||
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この作品を森作品の最初に読む事はお勧めしません。 確かに万人受けする作品ではありませんが、 今までの森作品を読み通した者にとっては 驚きの連続で、どこまで先を見通して今までの 作品が書かれたのかが想像できないくらい 細かなエピソードがこの作品群をとおして繋がっていって 森ファンにとってのある意味完結編だと思います。あまり森作品を読まれていない人の評価で 全体評価が下がるのがあまりに忍びないので 星10個でも足りないぐらいですが、 まだ他の作品を読んでいなくて少しでも興味がある方は ぜひ読み終わってからこの作品に「挑んで」下さい。 | ||||
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「すべてがFになる」の登場人物、天才真賀田四季の幼少のころのお話です。 一番最初に森先生の作品を読んだのが「すべてがFになる」でした。 なんとなく本棚にあったこの本を読んで森作品の虜になりました。 最初読んでいると「?」な部分が多かったのですが、 読み勧めるうちに「あっ」という感じで気がつかされます。一度読んですぐにもう一度読んでしまいました。 「すべてがFになる」「有限と微小のパン」を読んでから(最低でも「すべてがFになる」を読んでから)本作品を読むことをお勧め致します。 | ||||
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S&Mシリーズよりも前の時代で、Vシリーズとは・・・。といった設定がまた新しい森ワールドを創っていて、広がる一方の世界です。私個人の感想としては、今までの真賀田四季とは違い、より人間的で未完な感じに仕上げた森博嗣のうまさに感激しました。そして、この本から順にS&Mシリーズを読んでみると違った読み方ができるのでないでしょうか。つまり、新しい四季の視点にたったS&M、Vシリーズの読み方もおもしろいなぁ、思ってしまいました。主演女優は萌絵だけでないのでは・・・。すべてがFになるを読まずにこの本を買う人はいないかも知れませんが、この本から読んでも大丈夫だと思います。ただ、この本はS&MとVシリーズと蜘蛛の巣状に密接にリンクしており、かつ四季シリーズの1つを構成している巻だと思って読んでいただけると、より楽しく読めるのではないでしょうか? | ||||
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Vシリーズに次ぐシリーズである四季4部作の最初の1冊。 作者の「自分は頭が良い」というオーラ(決して言葉にはしないだろうけど…)が漂ってくるような作品。…といっては何だけど、読者の混乱のさせ方が相変わらず上手いと思う。そこが好きなので別に「頭の良さ」云々は気にならないんだけど。 他のシリーズを読んでる人間(が殆どだとは思うが)にはちょっと楽しい部分もあったり、その分騙されやすい構造になっていたりと、森博嗣の書き方がが好きな人にはまずまずの出来なのではないかと。 多分、一度読んでからくりを理解した上で二度目に読むと、緻密な叙述が積み重なっているのが分かる…んだと思うけど、しばらくそういう気分にはならないかと。一度目を読み終わった後、「なんとなく思い返して理解できたからいいやー」という変な満足感が尾を引く感じ。 | ||||
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これを読んでいる途中、ふと気がついて「すべてがFになる」の登場人物一覧を見た。 驚愕。 森センセの描く「天才」たちの描写がとても鋭い。 次回作も待ち遠しい。 | ||||
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森博嗣さんの小説は、脇役にもバックグラウンドがあり、それぞれが複雑に絡み合っている。そういった背景による、それぞれの個性による発言や行動が如実に表現され、理論的であるだけでなく、ストーリーとしての面白みさえも持ち合わせている。 毎回、新作を楽しみにしている。 そして今回の四季「春」。犀川シリーズでも最も印象的な、あの「真賀田四季」の幼少に迫るストーリー。 久々に、触れる四季の思考をトレースし、心地よさと懐かしさが蘇った。 ストーリーは語るまい。けれど、犀川シリーズのファンならば、満足のいくものであることに間違いない。 最高! | ||||
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最初、意味がわからなかったけど、なんかシリーズものみたいなので、次を早く読みたいと思いました。天才「四季」についていけるようになるのでしょうか?すごく面白かった。びっくり!! | ||||
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待ちに待ったシリーズが始まった。 あの真賀田四季の物語が、今、幕を開ける。物語の舞台は、彼女の少女時代。 S&Mシリーズの、がっちりとした骨格と、確かな存在感。 Vシリーズの、シャープでスパイシィな、切れ味鋭い語り口。 その二つを融合させた手腕は、まさに見事としか言いようがない。全てに謎が紐解かれていく予感に打ち震えつつ、一気に読了してしまった。 早速、次作が待ち遠しい。 季節が冬を迎えるとき、そこにはどんな世界が広がるのだろう。 | ||||
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