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告白
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告白の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全199件 161~180 9/10ページ
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最初の書き出しで、以前読んだ、同じ設定の小説を思い出してしまいました。 そちらも、なんとも救いの無い小説でしたが、主人公の亡くしてしまった自分の子どもに対する愛情は感じられたし、こんなのありえないでしょ!と思わせながらも、「作り事」の中で「楽しませる」ものがありました。 しかし、この作品にはそのどちらもないし、作中に出てくる事件や登場人物なども、「ああ、あの・・」と思わせますが、当事者の方々に了承は取ってあるのでしょうか。 興味本位で読者の関心を引くために使ってあるような気がして、不愉快でした。 全編通じてまるで、露悪なワイドショーのインタビューを見せられているような感じで、気分が悪くなりました。エンディングも余韻を残すというより放り投げ。 こちらのレビューを見て、本屋大賞作と知り、驚きました。 殺人、いじめ、を前面に押し出して興味本位で手に取られ、たくさん売れれば、大賞を取れるんでしょうかしら。 残念な感じがします。 | ||||
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どうやら、最初に雑誌に掲載されたらしい第一章は本当に素晴らしく面白い。 教壇に立つ教師の語りから始まり、自分の生い立ち、未婚の母となり育ててきた娘の死。その真相と、それにまつわる悪意。 冷静な口調と、入念な論理で、逃げ場なく責めてこられる。迫力あるわあ。モノローグで構成されてるので、目の前でこんな事言われたらたまらんな。最後に明かされる真相とオチも強烈ですぱっと終わる。 ただし、それ以降は。うーん。 第一章で展開された教師の復讐劇を、違う人間からの視点で様々に語られていく「藪の中」的展開になるのだ。まあ、これはこれで面白いんだが、全体に蛇足なんだよな。すぱっと終わった物語に、続編をつけられている様で。 あれだ。『猿の惑星』、あのすぱっと終わった作品に延々と続編がついていく感じ。あれに近いな。 ありきたりの善意や、正義感を突き放して、冷笑するような鋭い人間観。それはクールで魅力的だ。しかし、第一章での教師の価値観、復讐の方法が一番クールで、これ以降の語りがどうしても一章をうわまらないのだ。最後まで読みきると作中の全ての人間が、教師の手のひらで踊らされた様な印象を受けてしまう。 そして、第一章である意味「気高く」感じられた教師の価値観が、章が進むにつれて、否定していた筈の単純な復讐、個人による処罰になっていく。何と言うか、作者自身の手で前半の良さを貶めてしまった様に感じる。 後味が悪い、というレビューが多いのも、このクールな人間観が恐い、というよりもその構造上のミスによるものではないかなあ。 | ||||
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電車4時間の相方に。明日発売の村上さんのまえに、と色々なうたい文句が盛りだくさんの本書を今日読みました。 まあ、娯楽としてはん〜、いんじゃない?って思いました。本屋大賞の意義がよくわからないから、その賞ウンヌンカンヌンはノーコメントにします。 店員が薦めたいかどうかの基準はさておき、少し前の「黒令水」に文構成が似てるなあと思ったのは私だけですか? | ||||
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本屋大賞って「これ、みんなにもっと読んでもらいたい」と本屋さんが思う本にあげる賞だと思ってた。この本について多くの書店員さんがそう思ったのか? おもしろいと言えなくもないが、人の悪意の面をかき立てるのがすぐれた小説なのか? 「そして粛正の扉を」という小説を思い出したのは私だけ? 上記のような理由から賞賛できません。 | ||||
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世評を二分する作品なので、興味を持って読んだが、これは酷かった。単に登場人物達のエゴが延々と描かれているだけ。第一章で、女性教師が「(娘の)愛美は事故ではなく、このクラスの生徒に殺された」と告発する所から物語は始まり、以下、章毎に関係者の「告白」が続くと言う構成。 だが、ある章の記述が後続の伏線になっているとか、ミステリ的なアイデアがある訳ではなく、自己保身の塊のような人物の醜悪な姿がこれでもかと描かれるだけ。通常、第一章を発端に、事件の謎を初めとする物語の求心性が高まって行く筈なのに、読み進むに連れ、逆に気持ちが萎えて行くだけ。当初は少年犯罪に対する問い掛けでもするのかと思ったが、そうではなく、自己中心型の人間のコレクションをしているのだ。 尚、作中では「HIV感染=死」であるかのように扱っているが、誤解を招く表現なので、この部分だけでも訂正した方が良いだろう。 | ||||
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娘が読んでいたので、何気なく読んでしまいました。小説の世界はあくまで空想社会でどんな事を表現しようと何を主張しようと基本的にはかまわないのですが、この小説の読後感の悪さは何とも言えないものがあります。全く救いがない、最終章では特に最後もこれかよという止めが待っています。気分を前向きにしたい時はこのような本を読まないことをお勧めします。得るものはない。書店の店員は何を考えてこの作品を勧めるのか理解できません。今後この作者の作品を読むこともないと思います。 | ||||
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書店員さんが「コレ面白い! 私が見つけたの!!」ってな感じで 人に勧めたくなる気分はよくわかる。実際、面白いし。 でもなぁ、本屋大賞でなくてもいいんじゃないか、と。 読後になーんの感慨も、教訓も得ない本なのだ。面白いんだけど。 つまり、東京から大阪まで新幹線で行くときに、 「話題だし読んどくか」ってな気分で読み進め、 「はー面白かった!」って網棚に捨てていく本なんだなぁ。 何度も言うけど、 面白いんだよ(笑)。 | ||||
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読んでいていだんだん気分が悪くなる小説。織り込まれているエピソードも全くリアリティーが無いので、作者自体がが変質者のように思える。こんなものが大賞ですか?もっと世に出るべきものが他にあると思います。そういうものを世に出していくのが本屋さんの使命だと思います。未読の方へ、貴重なお金を出して嫌な気分になる必要はありません。私はブックオフに売るのも恥ずかしいのでゴミにしました。 | ||||
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悪意をとりあげた作品として面白く読んだ。けれども、絶賛されるほどの作家であるんだろうか??? 改めて聞くが、伊坂幸太郎や道尾秀介、或いは「傍聞き」の長岡よりも力量にある作家なのか? どうもどこか「ヤラセ」っぽく、本屋大賞の価値が下がった気がする。 この作品は、前担任のことを現担任が知らない中学という、現実にはありえない設定をしているので、そういうファンタジ―としてしか読めないわけで。するとサスペンスは低下するよね。 ミステリーとしての設定では評価は0に近い。それを称賛するミステリー評論家なるものには???である。鮎川哲也大師匠に聞いてみたいものである。 本屋大賞の価値があるかないか?全国の本や店員の知的なレベルはどんなもんか、図るためにも一読は奨めたい。そして、議論すべきではないか。 | ||||
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本屋大賞に選ばれた受賞シーンをテレビで見て、新聞広告も見て、平積みされた本の帯に目がいき、本屋で手にとってしまった。一部の方が書いているとおり、出だしは順調にミステリーの世界に入っていくが、「世直し・・・先生」とか今までの少年事件を持ち出してストーリーの寓話にリアリティさを混ぜようととしている点に愕然。やっぱり?。少年やその母親の心理描写も既読した本にいくつも出てくるように新鮮さも感じられず、終盤の展開もなぜここまで広げるのか、何を伝えたいのか、最後に苦痛を感じた。広告に騙されたと感じた。そして・・読まなきゃ良かったと後悔した。 もう新人の受賞作品の購入は、アマゾンのレビューをしっかり読んでからにします。 | ||||
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心優しい語り口調のまま残酷でグロテスクな行為を淡々と表現する。 穏やかでいながら猟奇的な言葉はショッキングホラー並み。 構成はオムニバスなんですが、一貫して後味の悪さが残ります。 その後味の悪さがまたこの作品をベストセラーにしたのだろう。 | ||||
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本を読むうちにこんなに嫌な気分になったことは初めてだ。 文章も作家が書いたと言うには稚拙な気がするが、それでもどんどん読み進めてしまったのは、やはりこの作家にはセンスがあるのかもしれないと思うが、なぜこんなにも嫌な気分になるのか。 1章のみだったらまだしも、ラストは蛇足としか言いようのないオチで、商業出版されている本としてありえないくらい読者の期待を裏切ってくれている。 しかも、ある病気に対しては読者に誤解を招きかねない展開だ。作者の内面の稚拙ささえ感じる。作家が須らく聖人君主でいる必要はないと思うが、少なくとも人並みの知性や常識は持ち合わせていて欲しいと思う。 それでも、まあ、こんな本があっても良いのかとも思ったが、しかし、今回の本屋大賞受賞である。 書店の店員は、この本を本当にみんなに読んで欲しいのだろうか? 私がこの本を人に勧めるとしたら、それは悪意をもって、である。こんな本読まなければ良かった。これだ正直な感想であるからだ。 次作も似たような雰囲気の作品らしい。手にすることはないと思う。 それくらい、この作品では嫌悪感だけが残った。 | ||||
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短編として評価するなら,「聖職者」は★5. なのに余計な章を継ぎ足したせいで,薄っぺらい作品になってしまいましたね. 2章以降は蛇足,終章は特に酷い. 「本屋大賞に外れなし」と信じて手にしてみましたが,今回ばかりはやられました. | ||||
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新聞の大きな広告と書店でのあつかいぶりで、「ふーん、(だまされたと思って)読んでみようかなー」と購入しました。確かに一気に読めるのですが、結果としてやはりだまされました。 そこにあるのは読中のありえない設定への「がっかり感」と、読後の「これでいいの?著者は。」という「がっかり感」だけでした。 この本が「本屋大賞 第1位」というのはおかしい。全国書店員は何かの情報に踊らされていると思います。 他の方も書いているように、私もこの本を人に勧めたくはありません。 | ||||
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巷の評判につられて、嫁さんがこの本を買っていたことは知っていた。そして、「全然つまらなかった」と感想を残していたことも知っていた。だからしばらく放っておいた。 でも、2009年本屋大賞を受賞し、著者が「恍惚...」の表情で表彰されている写真も最近見るにつけ、「どれ読んでみるか」と連休中に読んでみた。 エンタメというものは、それを喜ぶ人たちが多くいればいるほど、既に存在価値があって勝ちなのだと思う。そういう意味では、本書はまさに圧勝であり、それにケチをつけても始まらない。しかし....。喜ぶ人たちでない側に属する私としては、「なんでだよ〜、なんでこんな本がそんな賞とるんだよ〜っ!?」が正直な感想でした。 まず、新人であることを差し引いても、ストーリーに全く厚みがない。雰囲気自体は、桐野夏生作品にも通ずる陰惨さが全編に漂ってるものの、桐野作品にあるような「緻密に計算された筋書きの面白さ」が欠けていて、読後に後味の悪さしか残らない。また、非現実的で奇をてらった設定が多く、読み終わる前にシラけてしまう。 そして、何よりも...。面白さなどという問題以前に著者の見識をハゲシク問い質したいのは、実際のHIV患者の立場や心情をまるで無視したことを、話の核である復讐の手段に使っていることだ。 医療関係者たちの不断の努力にも関わらず不幸な感染者が後を絶たず、深い悲しみに暮れる多数の患者や家族がいる実在の難病。それを、よくもこんな低俗小説の復讐ネタごときに使えたものだ。もし著者の身内か親しい友人の中にHIV患者がいたら、こんな本を果たして世に出していたか、著者は自分の胸に聞いてみるがいい(それでも出したんだろうなぁ、きっと)。 しかも、本書が発表された2008年の時点で、エイズは既に、早期治療を受ければ致死の病ではもはやなくなっている。多量の投薬から一生逃れられないという厳しい現実はあるものの、それを怠らなければ通常の生活を維持し人生を全うし得る。著者がそんな基本的な事すら調べずに無知なまま本書を出版したとすれば、社会にまた誤った偏見をまき散らした責任は極めて重大だ。この著者には、そんな繊細で社会的関心の高い病を題材に扱う上での、慎重な節度や執筆者の責任感といったものが、微塵も感じられない。 私の中で、過去5年に読んだ本のワースト3に入るおぞましき本。 | ||||
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最初の40ページくらい読む間に、二回中断した。 「読みやすい」と評価している人もいるようだけど、??私には結構根気がいった。 告白なんだから、ずっと一人称なのは当然なのだけど、退屈に感じる。 内容は面白いのかもしれないけれど、根気が続かず、 これって本当におもしろいのかなと思って、 みんなのレビューを見てみようと。 うーん、このまま続きを読むべきか否か・・。 でも、本当におもしろい作品は、一気に読むよね、普通。 | ||||
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馬鹿々々しい。本屋大賞なんて誰が始めたの?偏差値の低い書店員に文学の何がわかるのだろう?出版不況の中で本屋さんも大変なのは分かるが、この程度の本に授賞する意味は何も無い。 第一章だけは読むに耐えるという声を聴くが、第一章すらまったく文学的価値が無い。著者はこの本を通じて何を訴えたかったのか、最後まで読んでも不明であったので、☆一つとさせていただいた。 こういう柔弱で読みやすいだけの駄作が取り上げられないよう、気を付けなければいけないのは、書店員その人である。 | ||||
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書店でも目立っていたし、新幹線に乗るときに買いました。 確かに面白かったので読み進みましたが、新幹線を降りるときには 気分が悪く陰鬱になりました・・・。 人間がちょっと、イヤになります☆ 絶対、人には薦められません。 | ||||
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面白いのは第3章辺りまででしょう。最終章は何の興奮も起こりませんでした。なぜか?HIVにしろ、爆発にしろバーチャルにしか思われないからです。 | ||||
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冒頭なかなかページがすすまなかった。第一章が全て教師の語り口です。たしかに面白い試みでしょうけど、リアリティーがなく、早く第一章が終わらないかなと思うくらいでしたが、第一章のラストから一気に読破しました。内容は衝撃の連続です。登場人物の誰にも感情移入できないまま、 読み終わった感想は、とにかく暗い。得る物が何も無い。なぜ本屋大賞がこの作品なのか非常に疑問です。 この本を家の本棚に仕舞う事が嫌です。持っている事に嫌悪感を抱きます。 | ||||
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