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誰彼
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誰彼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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★★★☆☆ | ||||
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作者が24歳当時に書いたそうです。 あとがきに書いてありますが、コリン・デクスターを意識して書いたそうで、探偵役は推理をもったいぶって隠す代わりに、デクスターのモース警部のように次から次へと仮説を立てては組みなおして、真相に迫っていきます。 この作りを楽しめるかどうかで作品の評価が分かれるのではないでしょうか。 私は好きなのですが、この作品では少しだけ入る視点人物の切り替えに違和感があったことと、論理を組み立てる材料となる証拠の見せ方や伏線の張り方にぎこちない感じがしたので、星三つとしておきます。 | ||||
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「長門有希の100冊」を、いまさらながら読んでいまして。 たしかに、面白い本だと思います。 綸太郎の誤った推理が、挟まる関係で、なんだか、よくわからなくなるところもありますが、ちょうど、人間の頭に収まる範囲で、上手に展開していくという感じで。 気持ちよく読めました。 | ||||
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「 雪密室 」 同様、約20年ぶりに読みました。 真相などはすっかり失念していたのですが、おそらく、当時も同じような印象を抱いたことでしょう。 個人的には、今まで読んだ法月作品 ( 10作くらい ? ) の中では一番好きかもしれません。 それは、 〔 首のない死体 〕 〔 3人兄弟 ( しかも下の2人は双子 ) 〕 〔 新興宗教 〕 という設定が、 割合と魅力的に感じるからです。 しかし読了してみると、やや肩すかしというか、期待以上のものを得られなかったという印象を受けました。 〔 3人兄弟 〕 とある以上、パターンは限られているのですから仕方ないかもしれません。 だからといっても、全部で428ページというのは長すぎます。 もう少し簡潔にしてほしかったですね。 革命家の登場で南アルプスまで出かけるのは分かりますが、展開がまだるっこしい。 探偵役の男のかつての知り合い 〔 枢機卿 〕 とか、必要でしょうか ? この後の法月作品に出てくるのかもしれませんが ? ( そうでなければ余計につらい ) ライトノベルじゃあるまいし、キャラクターものは勘弁してほしかったです。 それでも魅力的な人物だったなら許容範囲にも思いますが、それがないので苦しい。 設定だけで最後まで一気に読むのは、少し苦痛で残念でした。 | ||||
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薄弱な根拠の元で二転三転の推理が展開される。著者の持ち味なのだろうが、やはり私的には少しパーツを詰め込み過ぎているように思われる。法月探偵を初めて読むからか、あまりキャラクターに入れ込めず。 | ||||
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法月氏が双子をネタにグッリグリにこねくり回した長編がこれ。 双子の入れ代わりをもとに あいつが誰とかこいつが実は誰とか 実は死んでたとか生きてたとか何たらかんたら・・・・・ はあ。 はっきり言って、読んでるうちに誰が誰でも良くなりました。。 これを私はXファイル現象- (宇宙人が居るとか居ないとか延々議論し続け過ぎた結果、居ても居なくても どっちでもいいですという気持ちになったことから転じ、議論が紛糾しすぎる内に 当初の興味を削がれ諦観の境地に至る事) と呼んでます。 最終的な着地点もあまり居心地がよろしくない。 プロットを練りまわした苦労のあとは伺えるが上手には成功していない。 ファンならば読んでおけばいいという作品。 | ||||
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とあるヒントに対しての推理から容疑者を特定するが、それが間違っていて、また考え直す。というトライアンドエラーの繰り返し。たくさんある事象ががっちりと組み合わさった瞬間がこういうロジカルな謎解きを読む快感だと思う。しかしながらこの本は「そうだったのか」と読者を納得させてから「それ違ってました」というどんでん返しの連続。密閉教室のようなコロコロと推理が変わっていく感じが好きな方には楽しめると思います。 | ||||
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顔の同じ3人による、三人一役と物理密室トリックを組み合わせた 作者の範としているクイーンらしくない作品。 誰がどうなったのかという謎。三人が絡み合うおかげでかなり複雑です。 そして、殺人がどうやって行われたのかを解く謎。 どちらも興味深く書かれています。 | ||||
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法月の比較的初期の作品。新興宗教の教祖に届いた謎の脅迫状から事件は始まる。教祖にある隠された過去から浮かび上がる二人の双子の弟達。 ここでは法月綸太郎は警視の父とともにかなり試行錯誤を強いられる。 教祖の取り巻きの人物達にも過去や利害関係があり物語の世界へ引きずりこんでくれる。 ただ後半になると犯人探しに追われ誰でもなく彼でもない(タイトルをもじってみた)話が続き、読んでいる側は当然、二つ三つのどんでん返しはあるだろうと知っているわけで、悪い言い方をすれば誰が犯人でもどうでも良くなってしまう。 | ||||
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