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密室の鎮魂歌
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密室の鎮魂歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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背筋がゾクッとするような謎の連続密室殺人が、オセロのようにパタパタとひっくり返ってゆく感覚。振り返れば、思い浮かぶいくつかの伏線が、一本の糸として紡がれる結末へ・・・まさにサスペンス小説の醍醐味溢れる作品でした。 | ||||
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読み始めると一気に最後までいきました。 登場人物の内面が良く描かれていて共感できた。 | ||||
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密室に関するトリックがいくつか並びますが、あまり興味が湧かなかったというのが正直なところ。 登場人物のキャラにもちょっと無理があるような。 他にはいないというのが、この小説の売りなのでしょうが…? | ||||
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受賞作と期待して読んだが、密室殺人といえますか。謎解きを手記でするのもがっかりです。 | ||||
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安楽椅子探偵も敏腕刑事も登場しない普通の中年女性が主人公のミステリー。 そのおかげで、読者も主人公といっしょに数々の謎に首を捻ることができます。 論理的に話しは展開していき、かなり高レベルな小説です。 面白くて、ついつい一気に読んでしまいました。 一つ言いたいことがあるとすれば、金欠中にうなぎは食べるな。 | ||||
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第14回鮎川哲也賞受賞のデビュー作である。 鮎川賞らしく密室が連発されるが、いわゆる物理不可能トリックに主眼を置いた新本格系のノリではない。なので密室トリック自体は特に斬新な趣向は全くないが、これをもって評価を低くしている人は本作の本質を全く把握していないと言わざるをえない。 この連続する密室はいわば鮎川賞向けにするための調味料みたいなものであり、メインは女性同士の感情のもつれによる人間模様とある絵画に隠された事件の真相という本格推理というよりはサスペンス趣向の強い作品である。 このメインの絵画の謎は非常に効果的に作用しており、印象深いものとなっている。 デビュー作としては非常によくまとまった秀作である。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 第14回鮎川哲也賞の受賞作。 新人のデビュー作だが、そうとは思えないほど小説としてのレベルが高い。文章も良く出来ているし、ストーリーにも破綻がない。密室トリックはちょっとアレだが、全体のプロットもなかなかのもの。ミステリとして、充分に満足できる作品に仕上がっていると思う。 ポイントとなっているのは、男女の妄執。ここまで来ると美しいね。 | ||||
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一年ほど前に読んだので、細部は忘れてしまいましたが、面白かったです。 魅力的な謎、存在感のある登場人物、読みやすくて丁寧な文章と完成度が高かったです。2作目を待っています。 | ||||
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手品というのは、「なんだ。そんなことだったのか」と思わせる単純明快なタネがあるからこそ、すごいのだと思う。密室ミステリも同じだ。だが、昨今の密室ミステリはトリックがだんだんと複雑化してきている。数が増えれば、複雑化するのはやむを得ない。しかし、だからこそ単純明解な密室トリックへの想いが募るのだ。 本書は、そんな書評子の気持ちに部分的には応えてくれるあるものの、密室のなぞが解けたときの充足感もそれほどでもなく、全体的には消化不良気味であった。ただ、軸となる刺青の謎や動機では惹きつけられる部分があっただけに、ほかの完成度の低い密室事件は余分だった気がする。 | ||||
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これは本格ミステリではないですね。サスペンス小説です。途中の各章ごとに登場する密室事件がつまらない。おそらく作者としては、「幾つもの密室事件を経て最終的に辿り着いたのは……!」という構成をもくろんでいたのだろうが、「密室」をここまで前面に押し出す必然性がまったく感じられないし、そのために読者が抱いてしまった期待感にも応えられていないと思う。文章もけっして下手ではないが、かといって巧くもない。一言でいえば「無難な出来」。ただし、デビュー作として見れば水準は越えているか。ちと辛い評価になりますが、とにもかくにもこれから。受賞後第一作に期待。 | ||||
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女流画家の絵に描かれた不思議な模様の謎が、圧巻です。最後の章は読んでいて背筋の凍る思いがしました。登場人物間の心理的な関係が非常に面白く描かれており、また何人かの奇妙な登場人物が不思議な彩を添えているのがよいです。絶対お勧めの一冊です。 | ||||
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京都の描写が女性らしい目の付け所で紹介されてミステリーの中で違った意味で楽しめた。 作者の略歴を見ると化学が専門でさらっと専門知識をうまくストーリーの中に取り入れている。検索すると作者はいろんな大きな賞で最終エントリーまで残っておりかなりの実力者であるようだ。次作も楽しみだ。はっきり言って引き込まれた。 | ||||
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新城麗子の個展で『汝、レクレイムを聴け』を見た篠原由加は、その作品の中に5年前失踪した夫の刺青を発見する…密室を扱った本格ミステリー、本格物はどうも話よりトリックが前面に押し出されており、事件に至った背景がとってもご都合主義で、好みじゃございません、勢いもなかった鮎川哲也賞受賞作 残念!! | ||||
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横溝正史が大好きで、この髑髏の表紙にひかれ手を伸ばしました。横溝worldとはまた違った…なんというか…そぅ、もうちょっと、現実に近いような内容でした。舞台である京都の描写も気に入っています。美しい女流画家の醜い心の描写も巧いなと思います。対照的な双子の役割もさることながら、由加と麗子をつなぐ麻美の存在はややわざとらしくも思えましたが、けっこう楽しめました。終わり方は、まぁ…「いいかな?」という感じでしたが一条の手記は…いまいちでしたね。なんかもっと期待しちゃいました。第14回鮎川哲也賞受賞作品ということで、もう一つ「鬼に捧げる夜想曲」が同時に受賞されています。「密室の鎮魂歌」で、これだけ楽しめたので、「鬼に…」も期待しつつ… | ||||
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