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密室の鎮魂歌
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密室の鎮魂歌の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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手品というのは、「なんだ。そんなことだったのか」と思わせる単純明快なタネがあるからこそ、すごいのだと思う。密室ミステリも同じだ。だが、昨今の密室ミステリはトリックがだんだんと複雑化してきている。数が増えれば、複雑化するのはやむを得ない。しかし、だからこそ単純明解な密室トリックへの想いが募るのだ。 本書は、そんな書評子の気持ちに部分的には応えてくれるあるものの、密室のなぞが解けたときの充足感もそれほどでもなく、全体的には消化不良気味であった。ただ、軸となる刺青の謎や動機では惹きつけられる部分があっただけに、ほかの完成度の低い密室事件は余分だった気がする。 | ||||
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横溝正史が大好きで、この髑髏の表紙にひかれ手を伸ばしました。横溝worldとはまた違った…なんというか…そぅ、もうちょっと、現実に近いような内容でした。舞台である京都の描写も気に入っています。美しい女流画家の醜い心の描写も巧いなと思います。対照的な双子の役割もさることながら、由加と麗子をつなぐ麻美の存在はややわざとらしくも思えましたが、けっこう楽しめました。終わり方は、まぁ…「いいかな?」という感じでしたが一条の手記は…いまいちでしたね。なんかもっと期待しちゃいました。第14回鮎川哲也賞受賞作品ということで、もう一つ「鬼に捧げる夜想曲」が同時に受賞されています。「密室の鎮魂歌」で、これだけ楽しめたので、「鬼に…」も期待しつつ… | ||||
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