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地図にない谷
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地図にない谷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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地域に潜む因習の話でもあるが、母と娘の話でもある。 これが息子や父だとチープになってしまうような気がするが、女同士だと何故か成り立ってしまうのが恐ろしい。 直接的に描写されていない部分が一番怖いので、思い返す度に想像して鳥肌が立ってしまう。 恐怖小説の最高峰の一つ。読んで損はないです。 | ||||
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全体の60%くらいまで読んで、なんかテンポが悪いと言うか、ウ~ン長い。。。って思ってしまった。作品が長いのではなく、飛ばしてさっさとつぎへ行きたくなるような章が長いと言うことです。なんとなく結末は見えているので、余計にそう感じるのかも。部落差別がどうこうと言う、難しい話でもなく。かといって推理サスペンスと言う程でもなく。表現しづらい作品。 エンターテイメントとしての小説なら、藤堂比菜子シリーズの方がよっぽど読みやすく、楽しめる。 | ||||
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最後まで作中に入れませんでした 高レビューに期待しすぎてしまったのかもしれません こんな村あるもんなの?と思うけど、昔々にはあったんだろうな | ||||
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レビューの高さにつられて読んでみましたが、内容以前に文章が稚拙で読むに堪えません。 説明調なのかと思えば説明は中途半端で、行間には何も漂っておらず、文章も謎も全く練られておらず浅いです。 これで少しおどろおどろしかったならまだしも、それもありません。 何も残らない本でした。 | ||||
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あんまり好きな話ではありませんでした。 金田一耕助が出てきそうな時代背景と話の展開でした。 | ||||
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そう遠い場所ではない「落人部落」の、支配階級に脈々と伝えられている「秘密」。 「謎」とか「落人部落」から連想するイメージを裏切らないミステリーでした。 おもしろかった。 | ||||
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どんどん暴かれていく村の闇・・・ちょっとラストがあっけなかった感じがしましたが、最後まで一気に読めました。 | ||||
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Amazonで何気なく表示されていたので値段もまあまあだったので購入しました。期待しないで読み始めたものの面白くてすぐに完読。幻の江戸川乱歩賞候補だそうで納得。部落問題が問題視されたのことですが、西原理恵子さんの漫画よりは全然問題ないのでは?(笑) 今読んでも古い感じはしないし、映画化されても面白いのではないかと思います。 | ||||
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(幻の)乱歩賞作品という高評価レビューにつられて購入。 1970年代の差別が残る古い山村に残る風土病の謎を、里帰りした主人公の女子大学生が追うというストーリー。 謎らしい謎もなく、だらだらとした展開のあと、想像通りの結末が待っています。 絶賛するレビューが多かったのですが、主人公の苦悩に共感できないと後半は退屈で苦痛です。 部落や差別に関する記述も、当たり障りがなく特に刺激的ものではありません。 人物描写やプロットに見るところがあるわけでもなく、星2つが妥当かなと。 | ||||
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読みごたえありました!! 21時から読み出し、明け方まで一気読みしてしまいました。 寝なきゃ〜と思いながら吸い込まれるように読み進み、あっという間です。 難しい表現などありませんので、安心してご覧下さい。きっと後悔しないと思いますよ! | ||||
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私の父母のがまだ若かりし頃の、知ろうとしなかった 青春時代に 想いを馳せながら読みました。 瑞々しい感性の名作を知りました。 | ||||
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どんよりと暗い、暗鬱とさせる、ただその暗鬱さの中に魅力がある作品。 | ||||
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都会の大学に通う帯金多江の故郷の奥にある鬼兵衛谷。そこでは「いきなり病」とよばれる風土病のようなものがあり、元気だった者たちが原因もわからず、突然死んでしまうことがよく起きていた。 あまりにも頻発する「いきなり病」に興味を抱いた多江が、谷を調査するというと、母は異常なほど厳しく反対する。 帯金家は何代も続く地主の名家であり、母はいまだに美しいものの、娘の多江にさえ異常なほど厳しい躾をするほど、気性の荒い女性だ。 多江は、同じように都会の大学に行き、理想に目覚めた名ばかりの婚約者と協力して、母が厳重にしまっておいた古文書を盗み出し、谷ばかりでなく村の秘密の歴史を暴こうとする。 しかしそれは多江自身を巻き込んだ大きな秘密を暴くことになっていく。それはパンドラの箱か、または自由への一歩なのか。 時代は70年代。なんだか不思議な時代設定だと思ったら、作品が書かれたのが1971年ころとのこと。びっくりです。勉強不足でしたが、江戸川乱歩賞最終候補だったとか。部落問題がダブー視された、とのことですが、政治色は私には感じられませんでした。 奥深い谷や由緒正しい絢爛豪華な帯金の家などの描写は、横溝正史というよりは泉鏡花を連想した。70年代というよりは、時に忘れ去られたような谷と住民、そして恐ろしい秘密が描かれています。 素晴らしい読書体験にくらくらしました。 | ||||
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差別問題云々でダントツの乱歩賞といって良い作品なのに、一人のボス的選考委員の不可思議な反対で見送りされた問題作品。部落差別、ヒロインのシュセイの秘密等々人権問題に絡む・・・。【タブーはどんなに優れていょうと、作品と認めない等々このボスは云った】。心ある目の肥えた出版社によりこの類稀なこの傑作は世に出たのです。本当ならノンフィクションではなく創作?なのだから、広い心で賞を差し上げても良かったのではと、個人的には考えます。兎に角、読む価値ありの優れた大変面白い作品。 | ||||
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タブーを書いたから、しょうに値いしない。読めば分かるように、世の中を知っている人ならば、このようなことは、ざらにあることです。この本の場合はいちいち説明は不要です。とにかく読んでください。最高傑作ここに有り。 | ||||
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この作品は当時タブーだった『部落問題』が描かれていたから、文学賞を逃したそのようなあとがきを読んで、へぇっ?と思ったものである。触れてはいけない問題というより、かつて、あまり人の手の入っていない山間部などに確実に存在したであろう、そして、現在も、根底には残っている土地柄もあるだろう「閉鎖感」をエンターティナーにした作品だと、思ったからだ。面白い、本当に面白いミステリー。アリバイとかトリックとか真犯人とかそういうありきたりの単語が不要なミステリー。人里離れた旧家や本家や、奥座敷や勝手口、旦那様や奥様や下働き、そんな単語が普通に存在する自分の故郷を、町の学校に行って客観的に物事を見る目が養われた主人公が「おかしいな、おかしいな」と始めは何の気なしだが、少しずつ、村の(それこそ)タブーに近づいていく。中盤、主人公の『知りたい』と思う気持ちと、『知ること』が平凡な毎日の崩壊につながっていく恐怖がせめぎあい、ラストでは、主人公の驚きを共有できるので、とても複雑な気分になる。他の著作も本当に独特で読後にカタルシスが味わえる、稀有なストーリーを生み出す素晴らしい作家だと思う。今はほとんど手に入らないようですが、どこかで再販してはもらえないでしょうか。 | ||||
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