地図にない谷
- 伝奇ミステリ (27)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
地図にない谷の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
設定は中々良いのですが展開が安っぽく、そこは好き嫌いが分かれるかもしれません。 もう少し、落ちやキャラクターに深みがあれば傑作になり得たかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の女性の故郷の谷の更に山間には謎めいた地域がある。 そこに触れることもタブーだし、またその地域には発症したらその日の内くらいに亡くなってしまう風土病めいた死因も存在する。 主人公は許嫁と協力して、自分の母親や歴代の先祖と敵対していたらしいその地域の謎に迫る、というストーリーのもの。 読み終えてみれば「トリックも犯人探しもない、いわゆるサスペンス小説」(仁木悦子)しかも土俗的伝奇小説だ。 しかし、途中までは果たして犯罪なのか?そうだとすれば(誰が)どうやって?という謎が提示されているのだが、それが最終的には存在しないかもしれないあるものによって解決されるのだから、大いに落胆させられる。 しかも、民俗学風味の伝奇小説というわりには、京極夏彦や三津田信三のようなしつこいまでの描写がない。 まるで作者が現代都市社会を舞台にミステリを書くと舞台設定にいろいろ趣向を凝らさなくてはならないから、簡単な非日常をもってきた、といった安直さが感じられる。 また、谷の奥の正体も、年貢の収奪などで度々蜂起する反封建的自由民の集落(解説によると、ここが被差別部落と重ね合わされて江戸川乱歩賞をのがしたのだそうだ)というだけで、案外面白みは少ない。 あとひどいのは、副主人公が自分たちの村で起きているかもしれない事件の並行例として、アイルランドの「実話」(ほんとうなのかフィクションなのか評者は知らない)を出すところ。 旧教(カトリック)の神父で牧師である人の娘というのが出てくる。 カトリックの聖職者(司祭)はほとんど独身*だし、決して彼らを「牧師」とは呼ばない。 日本では校閲者もキリスト教には疎くて、たとえば「聖霊」を「精霊」としたまま出版してしまう等のことはよくあるのだが、ぜひとも止めていただきたい。 *ギリシャ正教会、オリエント諸正教会、アッシリア使徒教会、聖公会の既婚者の司祭がローマ・カトリックに改宗した場合のみ、東方教会聖省所属のカトリックの既婚司祭になる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もっと重厚にしてもおかしくない内容で、同じテーマで上、中、下巻にすることも可能だったと思うが、軽量化した分読みやすくなっている。ただ、読みやすいために、重苦しい読後感が好きな人には、物足りないかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もっと暗く怖い話かと思っていたらそうでもなかった。 でも夢中になって読んだ。 40年くらい前の作品なので時代は感じるけどおもしろかった。 映画で観てみたい気はする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地図にも載っていない谷で次々と起こる殺人…。 主人公の生い立ちの秘密とは…。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 36件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|