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地図にない谷
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地図にない谷の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
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設定は中々良いのですが展開が安っぽく、そこは好き嫌いが分かれるかもしれません。 もう少し、落ちやキャラクターに深みがあれば傑作になり得たかも。 | ||||
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主人公の女性の故郷の谷の更に山間には謎めいた地域がある。 そこに触れることもタブーだし、またその地域には発症したらその日の内くらいに亡くなってしまう風土病めいた死因も存在する。 主人公は許嫁と協力して、自分の母親や歴代の先祖と敵対していたらしいその地域の謎に迫る、というストーリーのもの。 読み終えてみれば「トリックも犯人探しもない、いわゆるサスペンス小説」(仁木悦子)しかも土俗的伝奇小説だ。 しかし、途中までは果たして犯罪なのか?そうだとすれば(誰が)どうやって?という謎が提示されているのだが、それが最終的には存在しないかもしれないあるものによって解決されるのだから、大いに落胆させられる。 しかも、民俗学風味の伝奇小説というわりには、京極夏彦や三津田信三のようなしつこいまでの描写がない。 まるで作者が現代都市社会を舞台にミステリを書くと舞台設定にいろいろ趣向を凝らさなくてはならないから、簡単な非日常をもってきた、といった安直さが感じられる。 また、谷の奥の正体も、年貢の収奪などで度々蜂起する反封建的自由民の集落(解説によると、ここが被差別部落と重ね合わされて江戸川乱歩賞をのがしたのだそうだ)というだけで、案外面白みは少ない。 あとひどいのは、副主人公が自分たちの村で起きているかもしれない事件の並行例として、アイルランドの「実話」(ほんとうなのかフィクションなのか評者は知らない)を出すところ。 旧教(カトリック)の神父で牧師である人の娘というのが出てくる。 カトリックの聖職者(司祭)はほとんど独身*だし、決して彼らを「牧師」とは呼ばない。 日本では校閲者もキリスト教には疎くて、たとえば「聖霊」を「精霊」としたまま出版してしまう等のことはよくあるのだが、ぜひとも止めていただきたい。 *ギリシャ正教会、オリエント諸正教会、アッシリア使徒教会、聖公会の既婚者の司祭がローマ・カトリックに改宗した場合のみ、東方教会聖省所属のカトリックの既婚司祭になる。 | ||||
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もっと重厚にしてもおかしくない内容で、同じテーマで上、中、下巻にすることも可能だったと思うが、軽量化した分読みやすくなっている。ただ、読みやすいために、重苦しい読後感が好きな人には、物足りないかも。 | ||||
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もっと暗く怖い話かと思っていたらそうでもなかった。 でも夢中になって読んだ。 40年くらい前の作品なので時代は感じるけどおもしろかった。 映画で観てみたい気はする。 | ||||
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地図にも載っていない谷で次々と起こる殺人…。 主人公の生い立ちの秘密とは…。 | ||||
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さほど期待もせずに読み始めたのですが、次第に話に引き込まれ、一気に最後まで読みました。 最後の結末が少々作者が持て余し、勧善懲悪と山火事で誤魔化してしまった様で残念です。 | ||||
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読みやすいとは思います。特に抑揚は無く話は進みます。軽く読みたい時におススメです。 | ||||
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土地の歴史や先祖の血脈。土地に縛られている人。それぞれの思いが描かれている作品。 | ||||
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最初のうちは面白く読み進めていたが途中から展開がつまらなくなった。時代設定も中途半端に古い。 | ||||
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プライムリーディングで読むのには、丁度イイ感じでした 全ての伏線を回収してるとは言い難いですが 昭和の頃の山深い谷というシチュエーションは中々 横溝原作の映画やドラマの雰囲気が好きな人は好きかと | ||||
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一日で読み終わりました。読みやすく、面白かったです。映画化したら良いです。 蛇足ですが主人公がたまにオヤツで食べていた、ふかし芋と揚げた芋が無性に食べたくなりました。 許嫁のモンさんとの関係が、暖かくて良かったです。 | ||||
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ラノベみたいとレビューにあったので心配しながら読んだが、逆に平易だが落ち着いた文体だと感じた。「ぱっとしない子」より全然良い。 primeで読めるなんてありがたい。 | ||||
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引き込まれる感じで、徐々に謎解きが進んでいく 最後はあっけないと言えばあっけないが、まあ無難な結末でした 個人的には十分楽しめました | ||||
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色々とミスリーディングの多い作品です。 著者紹介では「部落問題を扱った」と書かれ、作品紹介では「一八〇年に及ぶ弾圧」とされていますが、作品を読む限りでは、部落問題も弾圧も直接には出て来ません。出て来るのは、個人の強烈な憎悪と、個人の経験から醸成された差別意識です。その意味では恐ろしいのですが、部落問題や弾圧といった社会の歪みを描いた作品ではありません。ですから、何か重く難しいテーマを扱った作品のように感じて敬遠している方は、肩肘はらずに読んでみて欲しいと思います。 また、レビューには批判的なものもありますが、筆者の文章力には定評があり、実際に読んでいても引き込まれるものを感じました。どちらかというと、筆力で強引に読ませるタイプの作品です。十分な取材の跡も感じられ、(おそらく)架空の鬼兵衛谷の習俗も迫真のものです。導入部を読み終わるころには作品世界に引き込まれていました。 ☆1つを減らしたのは、終盤の展開が気に入らなかったからです。どう書いてもネタバレになるので立ち入りませんが、もっと別の終わり方があっただろう、という印象は拭えませんでした。しかし、これは好みの問題かもしれません。 なお、1970年代という時代を反映して、大学生である主人公は学生運動に少しかぶれているようです。しかし、これも当時の背景描写の一つであり、作品の傾向を決定づけるようなものではありません。精緻なサスペンスとして、現在でも読む価値のある作品です。 | ||||
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まず、この本は半世紀ほど前に書かれた本であることに留意が必要。 言い回しや単語はもはや死語だったり、適切な単語に置き換えられる前のものが使われている。 しかも家系のルーツを探る内容から古文書が出てきて歴史的仮名遣いも多様されてます。 人を選びますが40代以上であれば何か懐かしさを感じる作品です。 現代ホラーや都市伝説などとは違いますので勘違いなさらぬように。 | ||||
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じっくり腰を据えて…,となると物足りないプロットに文体。つっこみどころ満載のストーリー展開はラノベレベル。 だけど全体に漂う妖しい雰囲気は一夜の晩酌の伴にはなるかな。 星3.5を四捨五入しての4です。 | ||||
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kindle版2322/4594 からの日記。 「行つていたのか」→「行つてゐたのか」 「判つたと見へる」→「判つたと見える」 2404/4594 からの日記。 おさとう→おさたう おととゐ→をととひ たくろうどん→たくらうどん ねじ上げた→ねぢ上げた 2428/4594 からの日記 大そう怒り→大さう怒り ごゆゐごん→ごゆいごん いつものように→いつものやうに げんじゅう→げんぢゆう へゐをのりこへ→へいをのりこへ そうどうを起し→さうどうを起し たうたう一生→たうとう一生 すわの殿さま→すはの殿さま 悪者をたゐじ→悪者をたいぢ けんきゅうなされた→けんきうなされた 2452/4594 からの日記 大切なことじや→大切なことぢや 死刑さえ→死刑さへ と言はふとしたが→と言はうとしたが 馬はおどろひて→馬はおどろいて おかいこぐるみ→おかひこぐるみ じゆうどう(柔道)→じうだう ふさいだように→ふさいだやうに 下原というのか→下原といふのか がけのように→がけのやうに がまんしていたら→がまんしてゐたら ほんとうに→ほんたうに 2669/4594からの日記 入りたがつてゐるゆえ→入りたがつてゐるゆゑ 2689/4594からの日記 帰ると使いが来た。→帰ると使ひが来た。 2688/4594の日記 震え来たりて→震へ来たりて 「傍に居給え」→「傍に居給へ」 吾心は憂え→吾心は憂へ 3068/4594からの日記 思わず胸が→思はず胸が 察しやうとして→察しようとして 3083/4594からの日記 きっとさうだ。そうに違いない。こういう事も→きつとさうだ。さうに違いない。かういふ事も 3089/4594の日記 馴らしたからに違いない→馴らしたからに違ひない 3104/4594からの日記 遅れている→遅れてゐる 若しそうだとしたら→若しさうだとしたら 思わせぶりをする→思はせぶりをする 食欲まで衰えたような→食欲まで衰へたやうな 胸を抱くような気持ちで待っていたのに→胸を抱くやうな気持ちで待つてゐたのに もっと逢えれば→もつと逢へれば 3124/4594からの日記 一生傍にをいて貰ひたい→一生傍において貰ひたい 私の存在は神か仏のように見へる→私の存在は神か仏のやうに見える 3446/4594からの日記 水玉のように→水玉のやうに 4225/4594からの日記 ようやく治る→やうやく治る これぐらいの時→これぐらゐの時 4245/4594からの日記 思い切って→思ひ切つて 血統であろうとも→血統であらうとも 疑いが有るなら→疑ひが有るなら 4298/4594 からの日記 行き来もならぬゆえ→行き来もならぬゆゑ 4344/4594 らの日記 形式上無くてはならぬ人だと考えて居たが→形式上無くてはならぬ人だと考へて居たが 旧かな遣いを入れるなら、ちゃんとしなくちゃね。栗本薫とかも 某作品ではめちゃくちゃだったのだが。もちろん、当時の人間は きちんと正書法の分かる人ばかりではなかっただろうが、それなら それで但し書きは必要になる。 国文学科卒業の作者だとはいえ、これは校正担当の責任でもある。 それと、4079/4594の『大西洋SOS』は『SOSタイタニック/忘れ得ぬ夜』 (A Night to Remember)なんだろう。架空のタイトルにしたのは、作者の意図 なのか勘違いなのか。 | ||||
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部落意識と言うものがあるが、まさにこの小説の中に凝縮されているような気がしました。 強者による、弱者への偏見… 怖い。 | ||||
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サラッと読めてしまう。 情景描写は秀逸。ストーリープロットは母親の日記で一気に説明させてしまうところ、所々無理な事柄が見られる。 映画にした方が面白いのでは? | ||||
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恐ろしい作品ですが、次の展開が読めずに、どうなるかというワクワク感を常に与えてもらいました | ||||
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