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四万人の目撃者
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【この小説が収録されている参考書籍】
四万人の目撃者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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プロ野球を舞台にした初期の推理作品である。 試合中に選手が毒殺されるという派手な幕切れだが、実際はその後の捜査の地味な人間関係を洗い出す良くも悪くも古臭い昭和のミステリーと言った感じである。 四万人の目撃者という魅力的なタイトルから想像されるような内容ではないのでそこらへんは覚悟されたい。 | ||||
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1958年に講談社から出た単行本の復刊・文庫化。ほかにも、さまざまな版がある。 本書は、第12回探偵作家クラブ賞の受賞作。野球ミステリの代表作として有名だが、社会派ミステリということもあって、最近では読まれることも少なくなっている。 著者は久留米藩主の家系。競馬の有馬記念も、著者の父親にちなんで付けられたものだとか。そういう異色の出身の人だが、書いているものは普通のミステリ。 昭和29年に直木賞を受賞して、その後、松本清張らとともにミステリ・ブームの仕掛け人になったとか。 本書は、四万人の観客を集めたプロ野球の試合中、チームの四番バッターが殺されるというミステリ。 しかし、不可能犯罪のトリックを暴くとか、そういう方向には行かないのである。かなりガッカリさせられる。 むしろ、男女の機微、野球選手の苦悩、社会の暗部に付け込んだ犯罪を、地味に解き明かしていく小説であった。まあ、犯罪のアイデアとしては面白いと思うが・・。 プロ野球の制度が現在とはまったく違っていて、そのあたりは興味深く読むことが出来た。 | ||||
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1958年に講談社から出た単行本の復刊・文庫化。ほかにも、さまざまな版がある。 本書は、第12回探偵作家クラブ賞の受賞作。野球ミステリの代表作として有名だが、社会派ミステリということもあって、最近では読まれることも少なくなっている。 著者は久留米藩主の家系。競馬の有馬記念も、著者の父親にちなんで付けられたものだとか。そういう異色の出身の人だが、書いているものは普通のミステリ。 昭和29年に直木賞を受賞して、その後、松本清張らとともにミステリ・ブームの仕掛け人になったとか。 本書は、四万人の観客を集めたプロ野球の試合中、チームの四番バッターが殺されるというミステリ。 しかし、不可能犯罪のトリックを暴くとか、そういう方向には行かないのである。かなりガッカリさせられる。 むしろ、男女の機微、野球選手の苦悩、社会の暗部に付け込んだ犯罪を、地味に解き明かしていく小説であった。まあ、犯罪のアイデアとしては面白いと思うが・・。 プロ野球の制度が現在とはまったく違っていて、そのあたりは興味深く読むことが出来た。 | ||||
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