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四万人の目撃者
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【この小説が収録されている参考書籍】
四万人の目撃者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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検事が事件解決に向けて奔走するという内容。主役が検事というのが地味な印象だがそれが返って斬新であった。 | ||||
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プロ野球を舞台にした初期の推理作品である。 試合中に選手が毒殺されるという派手な幕切れだが、実際はその後の捜査の地味な人間関係を洗い出す良くも悪くも古臭い昭和のミステリーと言った感じである。 四万人の目撃者という魅力的なタイトルから想像されるような内容ではないのでそこらへんは覚悟されたい。 | ||||
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昭和の古い時代のミステリーではあるが、ミステリー好きには是非読んでほしい一冊である。 | ||||
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セネタースの4番打者 新海清が、三塁への走塁中、心臓発作で倒れた。4万人に観客の中の一人、検事の高山は、彼の死に事件性を察知し、捜査を開始するのだった ・・・ 昭和33年度の日本推理作家協会賞受賞作品。が、現代から見るとありえない というか荒唐無稽すぎる。検事が直感で、殺人事件と認定するのは、まだ良いとして、確たる事件性を立証できないまま、新海を解剖にまわしたり、刑事に捜査の指示をしたりする。犯人の特定の仕方も良く分からないし、捜査の対象を絞り込む思考回路も疑問符をつけざるをえない。おまけに、途中で発生する高山検事への脅迫や狙撃事件の犯人については、事件解決後に「そんなことはもうどうでもいい」といってしま白々しさ。 作者が野球小説として世に出したようなので、この賞に選ぶ方に問題があるとしかいえない(野球の描写はいいんだよなぁ)。映画化されているので、当時は評判良かったのかもしれないが、ある程度リアルを求める現代では受け入れらないと思う。 作者の父君が中央競馬会の理事長で、有馬記念にその名を残す有馬藩当主 と解説にあったのだが、ここが一番面白かった。 | ||||
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1958年に講談社から出た単行本の復刊・文庫化。ほかにも、さまざまな版がある。 本書は、第12回探偵作家クラブ賞の受賞作。野球ミステリの代表作として有名だが、社会派ミステリということもあって、最近では読まれることも少なくなっている。 著者は久留米藩主の家系。競馬の有馬記念も、著者の父親にちなんで付けられたものだとか。そういう異色の出身の人だが、書いているものは普通のミステリ。 昭和29年に直木賞を受賞して、その後、松本清張らとともにミステリ・ブームの仕掛け人になったとか。 本書は、四万人の観客を集めたプロ野球の試合中、チームの四番バッターが殺されるというミステリ。 しかし、不可能犯罪のトリックを暴くとか、そういう方向には行かないのである。かなりガッカリさせられる。 むしろ、男女の機微、野球選手の苦悩、社会の暗部に付け込んだ犯罪を、地味に解き明かしていく小説であった。まあ、犯罪のアイデアとしては面白いと思うが・・。 プロ野球の制度が現在とはまったく違っていて、そのあたりは興味深く読むことが出来た。 | ||||
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1958年に講談社から出た単行本の復刊・文庫化。ほかにも、さまざまな版がある。 本書は、第12回探偵作家クラブ賞の受賞作。野球ミステリの代表作として有名だが、社会派ミステリということもあって、最近では読まれることも少なくなっている。 著者は久留米藩主の家系。競馬の有馬記念も、著者の父親にちなんで付けられたものだとか。そういう異色の出身の人だが、書いているものは普通のミステリ。 昭和29年に直木賞を受賞して、その後、松本清張らとともにミステリ・ブームの仕掛け人になったとか。 本書は、四万人の観客を集めたプロ野球の試合中、チームの四番バッターが殺されるというミステリ。 しかし、不可能犯罪のトリックを暴くとか、そういう方向には行かないのである。かなりガッカリさせられる。 むしろ、男女の機微、野球選手の苦悩、社会の暗部に付け込んだ犯罪を、地味に解き明かしていく小説であった。まあ、犯罪のアイデアとしては面白いと思うが・・。 プロ野球の制度が現在とはまったく違っていて、そのあたりは興味深く読むことが出来た。 | ||||
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