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慟哭
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慟哭の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全151件 101~120 6/8ページ
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| 慟哭:悲しみのために、声をあげて激しく泣くこと。男はその光景を目の前にしても涙をこぼすことができなかった。だから代わりに心から大切なものがこぼれ落ちた。故に『慟哭』。物語は連続幼女誘拐殺害事件が起こる中、事件解決ため奮闘する捜査一課長と、徐々に新興宗教にのめり込んで行く男の二人の視点が交互に入れ替わりながら進んで行きます。この中で筆者は冒頭から読者に対しあるトリックを仕掛けてきます。二人の主人公、警察内部の亀裂、新興宗教、そして事件の犯人…。これら全てが筆者の仕掛けたトリックの下で結末へと繋がって行く過程は非常に面白かったです。色々な読み方があって良いと思いますが、下手に謎解きに集中するのではなく純粋に物語として楽しまれることをお勧めします。(その方がラストの驚きも大きいと思いますよ。) | ||||
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| 幼女連続誘拐殺人事件を追う警察と新興宗教へのめり込み、やがて犯罪を犯していく男の動向を交互に読ませていく小説です。登場人物の心情や背景が丁寧に描かれており、しっかりした内容ですが少しステレオタイプに過ぎるかなと感じました。時系列や人称を巧みに組み換えながら書かれているため、最後の「!」の部分で思わず読み返してしまいました。眼の錯覚ならぬ読の錯覚。映像では表現しづらい衝撃を与えてくれる小説だと思います。 | ||||
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| 貫井徳郎さんのデビュー作。第四回鮎川哲也賞の最終候補まで残ったと云う作品です。ミステリを読んでいて、途中で解ったと云う場合、必ずしも論理的に検証した結果とばかりは云えなくて、なんかパッと閃いたと云う事も多いと思います。私にとってこの作品はまさにそれで、「もしかして…」と云う感じで思いつき、それがたまたま当たったと云う。相性って大事です。リアルでサスペンスフルな筆致はお見事。特に新興宗教に取り込まれていく男の物語は読み応えあります。これが新人さん(当時)の作品と云う事で。うーむ、凄い。 | ||||
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| レビューを書くのが非常に難しい作品です。デビュー作なので当たり前なのですが、貫井徳郎はこの作品当時は新人作家なので、当時の読者はこの作家の作風についての予備知識を持たずに読んだわけです。その先入観のなさが本作を楽しむ為の重要なポイントです。これからこの本を読もうとしている人は、インターネットで貫井徳郎がどんな作家なのかを調べるようなことはしない方が良いでしょう。本作の主人公は二人。一人は幼女連続誘拐殺人を捜査する警視庁の捜査一課長。もう一人は何らかの事情で生きる希望を失って新興宗教に救いの手を求めようとする男性です。理不尽な事情で我が子を失うことのつらさを切々と語る社会派的な作品です。こう紹介すると既読の方は違和感を感じるかも知れませんが、同時に未読の方の為にそう紹介せざるを得ない私の立場もご理解頂けることと思います。 | ||||
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| え?????????と思わず言ってしまいました。とても読みやすく、現代のニュースにありがちな題材だったので 入りやすかったです。え???????の意味は人によっていろいろあると思います。 | ||||
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| すぐに読み返してみよう。と思う作品でした。軽く読み流しているとさっぱり意味がわからず、仰天のオチもしっくりこず・・・となってしまう本なので、これから読む人はじっくり集中して、時間をかけて進めていくと良いと思います。推理小説ですが、一生懸命に推理しすぎずに読んでいくと、結末の「仰天」もしっかり味わえるんではないでしょうか。 | ||||
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| 実はこの本、割と早期の段階で殺人犯が誰なのか、この類の小説を読みなれている人にはわかってしまうと思います。ですが、犯人当ての推理小説とは違って、この本のすごいところは人の心理状態の描き様なんですね。泣くことはしょっちゅうあっても、人が「慟哭」するときというのはそうあるものではありません。題名の通り「慟哭」がどういうものか、胸が張り裂けんばかりの痛みを感じる、慟哭を見事に描いた作品なんです。 | ||||
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| 貫井氏の作品は初めてであるが、すごく読みやすかった。最後まで一気に読ませてくれた。しかし読後感は最悪である。こうなったらやだなあ…という方向にストーリーがどんどん進んでいく。どっかで味わったな、と思ったらダンサーインザダークという映画を見たときと似ていた。この映画も物語が悪い方向ばかりに進んでいくのだが、ストーリーのあちこちに違和感(悲劇のための悲劇)が生じることによって劇中劇めいている。本作も中盤からバットエンドへの予兆と二人の語り部のズレから同様の違和感を得る。ただこうした違和感をさっぴいてもウマイ作品。 | ||||
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| 当本の帯に、「タイトルは慟哭、書き振りは練達、読み終えてみれば仰天」と、ありましたが、まさにその通りの作品だったと思います。特に、巧み過ぎる構成と文体には唸りました。単細胞気味の私は、まんまと騙されました。。この小説のドラマ化は、絶対に無理でしょう。 | ||||
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| この作者の本は初めてだったのですが、有名な本なので、どんなもんかな、と思って読んでみました。真ん中あたりでなんとなくこの人が犯人かなと思い、犯人が大体分かっても、もしかしたら違うかなと思いつつ、読み進められました。幼い子供が誘拐されたり、逆に殺人を犯したり、怪しい宗教団体が沢山あったりする、大変世の中ですが、この本が実話でも全く驚かないわな。と思わされる一冊です。 | ||||
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| 貫井さんの本はこれが初めてだったのですが実におもしろい。一気に読みたくなります。ただし、読み終わった後は何か心に重いものが残るそんな一冊です。爽やかな気分にはなれませんがこれはこれで読み応えがあっておもしろいと思います。 | ||||
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| ミステリーなど読んだことがなかったんですが、この一冊を読んで変わりました。読者をグイグイと引っ張る圧倒的な筆力に、シンプルな仕掛け。映画「ユージュアル・サスペクツ」を見てるような印象?とにかく一読をオススメします。 | ||||
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| 読み始めた当初、非常に主人公の警視に好感を抱き読み進めたのですが、途中で「あること」に気付き不快感を覚えました。もちろんこれも作者の意図だと思ったので評価は高めにしました。他にもカルト教団についてのミステリーも読みましたが(例えば永井泰宇の「カルト39」等)もう少し一般人にも「ありえるかも・・・」と思える設定にして欲しかったです。全体的には読み易かったのですが、どうにも読んだ後の胸に残る黒いもやもやが消えず、貫井徳郎の別の作品が清々しい物であれば消えるかと思い書店に走りました。 | ||||
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| 面白い書き方です。読み始めて、読み進みそして読み終わると私は勘違いしてたのか、と思うのです。貫井さんの作品は良く知らず、この作品がデビュー作だと知り、こんなアイディアもありなんだなという感じです。先入観なく読んでみると面白いですよ。読み出したらすぐでした。 | ||||
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| 新興宗教と幼女誘拐という、世間を騒がせた題材なので、ちょっと、のぞいてみたいと思った。でも、四分の一を過ぎたあたりから、もう、引きずり込まれるように読んだ。歪んでるようで、誰にもありえることのような気がした。読者を裏切らない本だと思う。他の作品も読んでみたいと思わせる作品だ。 | ||||
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| 意外性のある作品でした。「一体犯人は誰なんだ」ということを深く考えずに読み進めていましたが、後半の意外な一文で驚かされます。文体はしっかりしていて読みやすいですが、ちらほら「僥倖」など意味の取りづらい単語が混ざっていて、若年層に対する配慮が無いとも思います。後味が妙に悪く、読み終えても煮え切らない感じがします。しかしそれは悪い点ではなくこの本の特性によるものなので、気になる方はぜひ読んでみてください。 | ||||
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| ミステリのジャンルに分類されるが、トリックは然程驚くべきものではない。故にトリックの衝撃を楽しみたいならばオススメはしない。私が評価している点は「筆力」に尽きる。実に読みやすいが、強力な引力で読者を引き込む勢いもある。時間があれば一気に読むことが出来る作品だろう。二つの異なる視点から物語が語られ、交わるところで物語が終わる。『敏腕エリート刑事の視点』と『胸の穴を埋めるために新興宗教に嵌って行く男の視点』。絶妙のタイミングで交換される視点が実に綺麗で、作者の意図を窺わせる。ラストに納得がいかない人が居るようだが、この結末だからこそ読者の心に深く残るのではなかろうか。是非、一読をオススメします。 | ||||
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| 初めはあまりのめりこむ事が出来なかったのですが、終盤あたりからはグイグイと話しに引きずり込まれていきました!人それぞれの意見があると思いますが、私はお薦めしたいと思います | ||||
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| 推理小説は、久ぶりだったのですが、タイトルが気に入り買ってみました。犯人側の視点と捜査側の視点が絶妙です。読んで損はないと思います。 | ||||
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| 全く異なる性格と思われる二人の人物が交互に登場し,どんどん話が進んでいくうちに,小説の中の世界に入っていました。ちょっと「ん?」と思うようなところもありましたが,最後はほんとびっくり。驚かされました。期待以上に楽しめた1冊でした。 | ||||
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