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借金取りの王子: 君たちに明日はない2
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借金取りの王子: 君たちに明日はない2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 61~65 4/4ページ
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リストラ請負人の主人公が活躍する「君たちに明日はない」の続編。 本作から読んでも問題ないが、1作目から読むとより作品を楽しめる。 個人的に、キャラクターが魅力的な小説に魅力を感じるので、結果として シリーズ物が好きだし、読むことも多い。ただ、2作目、3作目になると、 キャラクターの魅力だけに頼っている作品も多い中で、この作品は、 主人公やその恋人といった「レギュラー」ものびのびと活躍しているが、 それぞれのエピソードの内容が良い。題材がリストラなだけに、様々な 業種の会社が登場し、サラリーマンの社会がかいま見える。実際に ありそうなシチュエーションも描かれていて、それだけに登場人物たちの 苦しみや悲しみ、懊悩にリアリティがある。 一方で、相変わらず魅力的な主人公もきっちりと描かれていて、 「シリーズ」としてのエッセンスとそれぞれのストーリーの按配が絶妙だと思う。 さっと読めるが、おもしろい。 | ||||
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この人の作品は文章に変な癖がなくて読みやすい。奥田英朗とよく似た読書感が ある。軽妙洒脱で面白い作品が多い。でも、これってシリーズものなんですよね。 ただし、細かいところが気になりました。 File2の女難の相で生命保険のサラリーマンが証券アナリストと司法書士資格を 取得するところがあります。でも、司法書士は働きながら(特に、生保のような 激務)取得は難しいと思いますよ。私も経験者なので「?」と思いました。 また、File4の山里の娘で国上寺のことが出てきますが、越後は北陸ではありま せん。北陸は富山、石川、福井の三県を指します。こんなところ以外は、じつに 業界の細かい点まで描かれていて感心しました。ビジネス書もでも通用しそうな 人です。次作も期待しています。 | ||||
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「君たちに明日はない」の続編で、リストラ会社に勤める主人公が、様々な会社の依頼でリストラ対象者に対して面接を実施するのだが、その過程で様々な人間模様に出くわすという流れ。一見クールでキザな主人公なのだが、自分自身にコンプレックスを持っており、また、被面接者に対して感情移入してしまうところが実に人間くさくて面白い。ジャンルでいえばエンターテイメント小説ということになるのだろうが、今回の作品も楽しませてもらった。前作から順番に読むべし。 | ||||
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「君たちに明日はない」の続編。未読の場合は是非こちらからお読みになるのがよろしい。 大企業からリストラを請け負うアウトソーシング会社の面接官が主人公だが、本書では、主人公よりも被面接者、リストラを勧告される側に重点を置いて描かれている。特に人物の描き分けが上手く、筆の冴えを感じる。 表題作は、大手消費者金融会社の降格ラインすれすれにいる店長が被面接者。主人公と店長の交互の視点で描かれているが、支店長側の、ことに夫婦の事情に踏み込んだ話が良い。 ラストのシーンに私も目頭が熱くなった。この手の話に弱い男は多いのかも知れない。 このほかにも思わず噴出すようなシーンもあり、楽しませてくれる。その一方で、自分自身の仕事や職場に向き合わせられる、考えされられる小説でもある。奥が深い。 私的には、直木賞候補作! | ||||
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タイトルになった「借金取りの王子」、これはいい話でした! なんでこんなタイトルを単行本のタイトルに選んだのか?と思っていましたが、選ばれたのも納得です。 垣根涼介の本、すべて読んでいますが不覚にも(笑)はじめて涙流しました。 いい話です。オススメします。 | ||||
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