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借金取りの王子: 君たちに明日はない2
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借金取りの王子: 君たちに明日はない2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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次のシリーズを読もうか迷っている | ||||
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垣根涼介さんの本です。「君たちに明日はない」シリーズです。 主人公の真介(首切りリストラ勧誘業者)が、さまざまな企業のリストラ候補者と面談し、ドラマが展開される話です。 デパート外商部の女「二億円の女」、出世路線から落ちた保険業の男「女難の相」、消費者金融の男「借金取りの王子」、旅館に勤める女「山里の娘」、最後に、真介の恋人陽子の勤め先に人をすすめる「人にやさしく」。 とりあえず面白かったのは、表題の借金取りの王子。街金のえげつなさ、営業の厳しさがよく活写されています。営業の厳しさという点では、二億円の女も痛烈です。 なんか山里の娘から、真介の首切り業の社長高橋がでてきて、真介と陽子の間に入り込んでいる気がしました。陽子、真介から高橋に乗り替えるのかなぁ、なんて展開を考えてしまいましたが、この巻では、その流れはありません。 とりあえず、さくっと読み終わることができました。 | ||||
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リストラを請け負う会社に勤める真介が候補者と面接を重ねる『君たちに明日はない』の第2作。 大学で女性恐怖症に陥り、克服しようと生命保険の会社員になるも壁に突き当たってしまった男性社員。 消費者金融会社に勤めて優秀だが成績が停滞気味のためリストラ対象に。上司だった女性と一途な恋愛に落ちていく「借金取りの王子」。 「憧れは、そのままに撮っておくから憧れなのだ。遠くに見えるからこそ光り輝いて見える。」現状を肯定することが必ずしもカッコ悪いことではないと気づかせる「山里の娘」。 登場人物の淡い描写が爽やかな読後感をもたらします。真介の恋人の陽子との恋愛も進行中。続編が気になります。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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リストラ→退職勧告されるべきさまざまな人たちを題材にしているが、辞めさせられる人たちとの対話に物足りなさを感じる。一部を除きみんな従順に退職に応じていく姿が多く納得できない。労働組合との関係もあるだろうし社外リストラ屋がこの手の仕事をするなど実際にはあるのだろうか。一般文学通算519作品目の感想。2013/01/07 07:40 | ||||
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まずまずです。 ただ、著者は、主人公をどう見せたいのかな??主人公の本音を(シゴトもプライベートも)見たいよな。 とか言いつつ、楽しんで読んだ。 | ||||
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リストラ請負会社の担当者と、被面接者の悲喜こもごもをつづる「君たちに明日はない」シリーズ第2弾。主人公の真介と交際相手の陽子に被面接者のゲストが登場するという、そのままで単発連続ドラマになりそうな構成。読みやすくてテンポもよく、楽しく読み進められます。 一番「へぇ〜」館があったのは生保業界を扱った「女難の相」でしょうか。一般客からは見えにくい生保の総合職に関して、初めて知る内容にあふれていて、取材がしっかりしていることを思わせます。 ただ、読みやすさの裏返しでしょうが、登場人物の心情描写をしぐさや表情ではなく直接的な言葉で書きすぎな印象。一般職の女性に対する若干見下したような価値観も見え隠れして、そのあたりで引っかかりました。 | ||||
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シリーズの他作品は未読です。 この作者の小説自体初見でしたが、 わかりやすい人物造形とシンプルな舞台設定で とまどいはなく読み進められました。 いわゆるリストラ請負業の主人公と 周囲のメインキャラクターを共通する短編集です。 短編ごとにキーとなるサブキャラクターの視点を挟み、 解雇勧告にまつわるドラマがテンポよく描かれています。 サブキャラクターの身の振り方が退職かどうかを問わず、 雰囲気としてはハッピーエンドで、全体的に明るい読み物です。 しかしながら、各業界の妙なリアリティが重苦しく、 軽い文体とのギャップを楽しめるかは、読者を選びそうです。 ちょうど何か悶々としているサラリーマンには、 ストレスのはけ口としてうってつけの本になりそうです。 換言すると、現実社会ですでに元気にがんばっている人にとっては、 物語のドロドロした部分が強調されて、気持ちが萎えるかもしれません。 | ||||
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家人が¥50だったので、取りあえず買ったとのこと(笑)本日、頭が痛かったので読んでみた深いだ浅いだ人生だ、等というものではない辛いのは現実で充分甘くて簡単なの欲しいんだという方用兎も角、主人公(?)2人の性格がうすい!うすすぎる!!まさかこの2人にひかれて読むなんて人は少ないだろうその分わかり易さ、リサーチに手を入れてるって按配前後の作品を読んでないが最近はこの手合で賞が貰えるのかまあ山本周五郎じたいそれ程の大作家ではないけど、、ただ家人のように世間を知らず、のほほんと学校を出て、大海に出る子には経済紙 + でちっとは役に立つ???いやあ こんなに単純で甘くないことよく識ってるか(笑) | ||||
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前作に引き続き、リストラを推進する会社に勤める主人公とその彼女の陽子の成長物語。 1作目は如何にやめさせるかに重点を置き、対岸にいようとする真介の立場がクローズ アップされていたが、2作目はそれぞれの立場で働いてきたいろいろな人が、人生の 転機に立ち、悩み、考え選択していく模様を描いている。 1作目のステレオタイプな人の描写に比べ、人の心をを描いた本作のほうが、好感を 持った。 あっという間に読めるスピーディな表現、テンポの良さは相変わらずである。 | ||||
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今回の作品は、「ワイルドソウル」、「ヒートアイランド」、「ゆりかごで 眠れ」に続いて4冊目として読み始めました。これまでの作品が、ハードボイ ルド、ドライブ感、怒り、90年代の日本車がキーワードだったのですが、一 転して今回の本はショートコラム的な軽い内容です。 といっても、さすがに垣根氏らしく最近のリストラについて、人員整理会社 ・人材派遣会社の裏側を取材したと思われる時事ネタが散りばめられています。 ただ、本人が意図的に読者層のレベルを下げたかったのか、セリフや言葉遣い が現代的ないしは間違っている所があり、携帯小説・ブログ小説の印象もありました。 新しい読者層を開拓したかったのか、筆者もハードボイルドから気分転換をし たかったのかも知れません。 最近のテレビドラマにできそうな内容です。昨今は、社会性が少しあり、物 語が分かりやすいのが流行のようだからです。 シリーズ1冊目、3冊目があるようですが、しばらく時間をおいて読みたくなっ たら、購入を検討したいと思います。 p.s. 今回は珍しく、90年代の日本車ではなく、ダイハツのコペンが主人公の車 でした。ロードスターもちょっと出てきます。 | ||||
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これは、前に紹介した「君たちに明日はない」の続編。 主人公は、リストラする手伝いをする会社の社員。主に面接でリストラするのだが。そういえばこの主人公は、この会社に入る前はなにをしていたのだろう。 前回の1の時は、主人公とリストラされようとしていた40才頃のキャリアウーマンの恋愛がテーマになっていたような気がするが(これとて、確かな記憶ではないのだが…)、続編の2は、各章にそれぞれ主人公がでてきて、一話完結の、水戸黄門のような話になっている。 ただその各章にでてくるリストラ対象の準主人公が、とても魅力的で、思わず感情移入してしまう。みんな魅力的だった。 やはりサラリーマンが、一番遭遇したくないであろう状況は、退職とかリストラではないかと想像するが、そんな場面で繰り広げられる人間模様は、おもしろいのであろう。 たぶんこの話は次の続編がでると思う。たぶん作者はもう書いてしまっているのかもしれない。 で、私の予想では、この主人公と彼女は別れてしまい、彼女は主人公の社長と付き合うようになり、主人公はかって自分の仕事のパートナーであり、現在は自分の彼女の下で働いている派遣社員とつきあうようになる気がする。 これが当たれば、私も相当なものだと思うが…。 | ||||
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作品的には、面白いし、大変よくできていると思う。 垣根が書いていなければ、星5つでもいい。 でも、これ書いてるのは垣根だというところがみそ。 この本の中では、「借金取りの王子」の評判がいい。 確かに、いい話だと思う。 でも、私がこの章を読んで思ったのは、 「俺は重松清的な話を読むために、この本を買ったのではないということ。」 このテの話は、重松清で十分。 というか、悪く言うと、浅田次郎的あざとさが見え隠れする。 「ほらいい話でしょ、ここ泣くとこですよ」的な感じを受けるのである。 ただひとつ評価できるのは、要らぬ性描写がほぼなくなったこと。 これは十分評価していい。 垣根のファンは、 1「ワイルドソウル」までの初期の作品が好きだというファン 2「クレイジーヘブン」などの過激な性描写の多い作品が好きだというファン 3「君たちに明日はない」系が好きなファン に大別されると思うが、 1や2のカテゴリーに入る方々にとっては この作品は「微妙」以外の何者でもないだろう。 | ||||
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「君たちに明日はない」の第2弾リストラを請け負う会社の村上真介が仕事で知り合う相手とのテンポの良いビジネス小説です。リストラという非常に重たい話題を扱いながらもエンターテイメント性が高い、それでいてエンターテイメントだけではない人物観察もあってなかなか面白かったです。もちろん今回も一筋縄ではいかない仕事に、相手に首切りを勧める嫌な仕事です。 それでも村上の葛藤はあるものの、それを隠す明るさに、彼女で年上の陽子の物の考え方に共感持てました。ドライでなければならない場面と、能天気になってリフレッシュできて楽しめる時間の必要性が。オンとオフの切り替えの重要性は私も仕事をしていてつくづく感じます。 今回は中でもタイトルになっている「借金取りの王子」の話しが1番面白く、短編小説としても良かったといえる完成度だと思います。村上と陽子のような関係に近い王子と店長の関係、その後の2人の関係も含めてなかなか面白かったです。ほろっとさせる話しで、臭くないです。また、「辞めても死ぬわけじゃない」というのがまた良い言葉で、それを乗り越えてしがない男がかっこよく見える話しも個人的には大好きです。退職金がもらえるのってとても羨ましい制度です、自営業ではありえませんしね。 果たしてこのシリーズはこれで終わりなのでしょうか?私としてはもう少し続くのではないか?と思うのですが。村上の社長である高橋の切れ者加減とこれからが気になるところです。 前作「君たちに明日はない」が面白かった方にオススメ致します。 | ||||
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