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借金取りの王子: 君たちに明日はない2
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借金取りの王子: 君たちに明日はない2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全65件 21~40 2/4ページ
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シリーズ物ですが、短編の要素もあり、 1話ずつの内容に読後、読んだこちらまで何か物知りになったような感覚になり、全体的に好きなタイプの本でした。 | ||||
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学生時代の友人に薦められて読みましたが、思っていた以上です。最高でした。 | ||||
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主人公よりも首切り対象の登場人物に注目がシフトしていくような印象(主人公と年上の彼女とのヒューマンドラマが逆に良い感じで合間の休憩になっているようにも思える)。特に「借金取りの王子」編は一番の見物。他の方のレビューにもある通り、首切りと首切られのつばぜり合いはどこに行ったのか、すっかり魅了され、思わずページを次々に繰ってしまい、感動も一塩。全体が短編小説のようになっているところも読みやすい要因でしょうか。それにしても「(株)日本ヒューマンリアクト」の社員はきっと精神的な苦労が多いですね。絶対にやりたくない仕事と再認識。笑 | ||||
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仕事で充実できているのかな?と思う時に読んだので入り込んでしまった。人に歴史ありではないが、章が終わる度に「じゃ、自分はどうなのか?」と考えてしまう。代作である「借金取りの王子」では得に思った。垣根さんの作品は何故か映画を見てるような感覚でスラスラ読める。深みがないと言えばそれまでかも知れないが、感情の起伏でよめる。久々にまた読んで見ようかなと思える小説だった | ||||
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主人公と恋人が脇役に回り被面接者にスポットを当てた。 さらに被面接者の人生描写が前作より良いし「借金取りの王子」編では上司の女性の生き様に不覚ながら涙してしまった。 ただ、面接に入る前の段階が退屈だったので斜め読みだった。 とはいえ十分に補えるものであったし主人公と恋人の仕事とプライベートでのかけあいなどは面白かった ので評価5! | ||||
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リストラ→退職勧告されるべきさまざまな人たちを題材にしているが、辞めさせられる人たちとの対話に物足りなさを感じる。一部を除きみんな従順に退職に応じていく姿が多く納得できない。労働組合との関係もあるだろうし社外リストラ屋がこの手の仕事をするなど実際にはあるのだろうか。一般文学通算519作品目の感想。2013/01/07 07:40 | ||||
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首切り業務を専門とするリストラ請負会社という設定は、かなり思い切った設定だが、第二弾ではうまく機能し始めました。 さまざまな業種で、さまざまな条件下で行われるリストラを巡り、渦巻く人間模様。 小説環境としてはいいですね。シリーズとして命を得た感じです。 真介と陽子は狂言回し役で、別な登場人物たちが、一期一会の人生絵巻を展開してくれます。 中でも、表題作「借金取の王子」はいい。小泉孝太郎と木下優樹菜が勝手に頭の中でキャスティングされ、ドラマを見てるような感じで読めました。 これはうまくすれば映画にしても十分グッとくるいいお話だと思います。このエピソードだけで完結させていいくらい。 表題作は読み返しました。このお話に出会えてよかったです。 | ||||
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まずまずです。 ただ、著者は、主人公をどう見せたいのかな??主人公の本音を(シゴトもプライベートも)見たいよな。 とか言いつつ、楽しんで読んだ。 | ||||
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リストラ請負会社の担当者と、被面接者の悲喜こもごもをつづる「君たちに明日はない」シリーズ第2弾。主人公の真介と交際相手の陽子に被面接者のゲストが登場するという、そのままで単発連続ドラマになりそうな構成。読みやすくてテンポもよく、楽しく読み進められます。 一番「へぇ〜」館があったのは生保業界を扱った「女難の相」でしょうか。一般客からは見えにくい生保の総合職に関して、初めて知る内容にあふれていて、取材がしっかりしていることを思わせます。 ただ、読みやすさの裏返しでしょうが、登場人物の心情描写をしぐさや表情ではなく直接的な言葉で書きすぎな印象。一般職の女性に対する若干見下したような価値観も見え隠れして、そのあたりで引っかかりました。 | ||||
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あざといのはわかるが、表題作である「借金取りの王子」を読んで涙が出てきた。そこまで深くはないが、普通にエンターテイメントとして楽しめる。続編も読むよ。 | ||||
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「君たちに明日はない」の続編。 前作を読んでこれも買ったので、面白かったし、続きも読んでみたいと思ったということだと思う。 更に続編が出ていたので、文庫がでるのが楽しみになった。 っていうような面白さでしょうか。 主人公の仕事(リストラ請負会社)を介在して、リストラ候補者の人間ドラマを書いた話。 「君たちに明日はない」を読んだ時に感じた 成人君主を気取るつもりはないが、ここまで性描写を書く必要ってあるの? っていう不満が本作では解消されていたのが嬉しい。 表題にもなっている「借金取りの王子」は、お涙ちょうだいにはもってこいのお話。 これに関しては、垣根氏(男性)が書いているけど、読者の男女共に思い入れながら 読めるのがさすがです。 「なんかちょっと感動できる話を軽く読みたい」 って方には超お勧めです。 | ||||
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シリーズの他作品は未読です。 この作者の小説自体初見でしたが、 わかりやすい人物造形とシンプルな舞台設定で とまどいはなく読み進められました。 いわゆるリストラ請負業の主人公と 周囲のメインキャラクターを共通する短編集です。 短編ごとにキーとなるサブキャラクターの視点を挟み、 解雇勧告にまつわるドラマがテンポよく描かれています。 サブキャラクターの身の振り方が退職かどうかを問わず、 雰囲気としてはハッピーエンドで、全体的に明るい読み物です。 しかしながら、各業界の妙なリアリティが重苦しく、 軽い文体とのギャップを楽しめるかは、読者を選びそうです。 ちょうど何か悶々としているサラリーマンには、 ストレスのはけ口としてうってつけの本になりそうです。 換言すると、現実社会ですでに元気にがんばっている人にとっては、 物語のドロドロした部分が強調されて、気持ちが萎えるかもしれません。 | ||||
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表題作の『借金取りの王子』ドラマ化はされなかったが 何度読み返しても感動してしまう。 ノルマで精神的に社員を追い詰めることで利益を保ってきた消費者金融業界。 私も9年弱某消費者金融にいたので、まぁ内容のリアルさに驚きました。 とても業界のことを取材してありますね^^; だからこそリアリティがあって感動するのかも・・・ 宏明と美佐子のカップル、本当にお似合いです。 美佐子かっこいい! | ||||
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家人が¥50だったので、取りあえず買ったとのこと(笑)本日、頭が痛かったので読んでみた深いだ浅いだ人生だ、等というものではない辛いのは現実で充分甘くて簡単なの欲しいんだという方用兎も角、主人公(?)2人の性格がうすい!うすすぎる!!まさかこの2人にひかれて読むなんて人は少ないだろうその分わかり易さ、リサーチに手を入れてるって按配前後の作品を読んでないが最近はこの手合で賞が貰えるのかまあ山本周五郎じたいそれ程の大作家ではないけど、、ただ家人のように世間を知らず、のほほんと学校を出て、大海に出る子には経済紙 + でちっとは役に立つ???いやあ こんなに単純で甘くないことよく識ってるか(笑) | ||||
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期待に胸を踊らせ職場からの帰り道、本作を手に取った。借金取りの王子、このタイトルは主人公・真介にクビをきられる側の人間の渾名だ。本作に登場する人間は、なぜか総じて魅力的な人間が多い。読み進めるに連れて、だんだんと笑みが溢れたり、各人の発する台詞にいちいち感動してしまう。それほど魅力的な人間が数多く出てくる作品も、なかなかないだろう。 地の文も、どうしてこんなうまい言い回しが出てくるのか。素晴らしい。 もし、迷っているのなら、迷わず購入することをすすめる。 蛇足になるが、先の方が書いているレビューの通り、本作最後チャプター、『人にやさしく』での二人のやり取り、そして陽子の台詞は、なんともすがすがしい思いがした。 なんとなく、ふと読み返したくなる、そんな作品だ。 ‥最後に、本作のNHKテレビドラマを見た方、そして、『つまらなかった』との感想を持った方に言いたい。 個人的には、あれは偽物だ。きっと番組プロデューサーは原作を読んでいないし、おそらくは理解していない。 前作『君たちに明日はない』と本作を読んで得られるすがすがしさと、ある種の興奮は、テレビドラマのそれとは一線を画すものだ。 まだ手に取っていない方は、ぜひ、ご賞味ください。きっと、素晴らしい読了感が得られるはずです。 | ||||
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このシリーズ、なかなか良いです。 企業のリストラ請負人といういけ好かない仕事を生業にしている主人公ですが、この主人公が半端な人間ではないのだ。加えてその主人公のターゲットになる側のもう一人の主人公、つまり企業から退職勧奨される登場人物がまた味のあるひとかどの男あるいは女なのです。リストラ対象となった人間に自主退職を勧める真介によこしまな思いはないし、相手を蔑むようなことは決してしない。一方、リストラ対象となる社員もまた決して使えない人間ではない。その証拠に彼あるいは彼女たちは決して会社にぶら下がってはいないのだ。首を切られるかもしれない状況にあっても、それを他人や会社や社会のせいにしない。つまり一人の人間として自立している。そして、そのような逆境にあってなお、毅然としているのだ。垣根氏は読者に対しこう問いかけているのではないだろうか。「生き方なんて何万とおりだってあるんじゃないですか? 生き方次第で、明日はある。そう思いませんか?」 もちろん、現実の世の中はそんな甘いものじゃないだろう。現によこしまな意図を持って社員の首を切る会社があるし、ろくに仕事をせずに寄生虫のように会社にしがみついている人もある。格好良く会社を辞めても、次の仕事で能力をきちんと評価してもらえるとは限らない。下手をすれば能力を発揮するチャンスすら与えてもらえないかもしれない。そう、現実は厳しく理不尽だ。しかしそれでも垣根氏はこういっているのではないか。「矜持を持て。その会社に勤めることではなく勤め方が問題なのだ。大切なのは生きることではなく、生き方なのだ」と。 | ||||
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前作に引き続き、リストラを推進する会社に勤める主人公とその彼女の陽子の成長物語。 1作目は如何にやめさせるかに重点を置き、対岸にいようとする真介の立場がクローズ アップされていたが、2作目はそれぞれの立場で働いてきたいろいろな人が、人生の 転機に立ち、悩み、考え選択していく模様を描いている。 1作目のステレオタイプな人の描写に比べ、人の心をを描いた本作のほうが、好感を 持った。 あっという間に読めるスピーディな表現、テンポの良さは相変わらずである。 | ||||
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今回の作品は、「ワイルドソウル」、「ヒートアイランド」、「ゆりかごで 眠れ」に続いて4冊目として読み始めました。これまでの作品が、ハードボイ ルド、ドライブ感、怒り、90年代の日本車がキーワードだったのですが、一 転して今回の本はショートコラム的な軽い内容です。 といっても、さすがに垣根氏らしく最近のリストラについて、人員整理会社 ・人材派遣会社の裏側を取材したと思われる時事ネタが散りばめられています。 ただ、本人が意図的に読者層のレベルを下げたかったのか、セリフや言葉遣い が現代的ないしは間違っている所があり、携帯小説・ブログ小説の印象もありました。 新しい読者層を開拓したかったのか、筆者もハードボイルドから気分転換をし たかったのかも知れません。 最近のテレビドラマにできそうな内容です。昨今は、社会性が少しあり、物 語が分かりやすいのが流行のようだからです。 シリーズ1冊目、3冊目があるようですが、しばらく時間をおいて読みたくなっ たら、購入を検討したいと思います。 p.s. 今回は珍しく、90年代の日本車ではなく、ダイハツのコペンが主人公の車 でした。ロードスターもちょっと出てきます。 | ||||
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リストラ請負会社に勤める村上真介主人公の「君たちに明日はない」第二弾です。 前作は,リストラ面接で相手を追い込む場面が面白かったですが, 今回は,追い込み場面自体はちょっとまんねり。 その代わり,追い込まれる人たちに軸を置いて,それぞれの人生模様が丁寧に書き込まれており,よかったです。 まあ,浪花節的だったり,いかにもだったりするんだけど・・・でも,ほろ苦い感じがうまいですね。 しかし,一番の注目は,真介の8歳年上の恋人陽子の心理描写だな。 年の差をちょっと気にしたり,でも案外相手を頼りにしていたり, 時に別の人にちょっぴり目移りしていかんいかん!と自分を戒めたり。 文体は,独特の端的で男っぽい感じのものですが,それでこの細やかな描写ができるなんて,さすがですね。 女の私も何の違和感もなし,というか,普通にあるあるって感じで感情移入してしまいました。 そのうち,垣根氏らしいハードボイルドな作品もちょっと読んでみたいと思います。 多少苦手ジャンルでも,この人のなら読めるかも。 | ||||
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これは、前に紹介した「君たちに明日はない」の続編。 主人公は、リストラする手伝いをする会社の社員。主に面接でリストラするのだが。そういえばこの主人公は、この会社に入る前はなにをしていたのだろう。 前回の1の時は、主人公とリストラされようとしていた40才頃のキャリアウーマンの恋愛がテーマになっていたような気がするが(これとて、確かな記憶ではないのだが…)、続編の2は、各章にそれぞれ主人公がでてきて、一話完結の、水戸黄門のような話になっている。 ただその各章にでてくるリストラ対象の準主人公が、とても魅力的で、思わず感情移入してしまう。みんな魅力的だった。 やはりサラリーマンが、一番遭遇したくないであろう状況は、退職とかリストラではないかと想像するが、そんな場面で繰り広げられる人間模様は、おもしろいのであろう。 たぶんこの話は次の続編がでると思う。たぶん作者はもう書いてしまっているのかもしれない。 で、私の予想では、この主人公と彼女は別れてしまい、彼女は主人公の社長と付き合うようになり、主人公はかって自分の仕事のパートナーであり、現在は自分の彼女の下で働いている派遣社員とつきあうようになる気がする。 これが当たれば、私も相当なものだと思うが…。 | ||||
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