■スポンサードリンク
私の男
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
私の男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 41~60 3/5ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人にすすめられた事を思い出し読みました。 アンモラルな作品である事はこの題名からも分かる通りですし、そういう作品は好きです。 賞も取ったし人気作家である桜庭作品の初読後…。 …全部読めませんでした。 まったく受け付けない。 その一言。 まわりくどい文体。変な句読点の台詞。主人公と父親の人物設定。 二人が抱き合う時のねちねちさと相まって他の文体はあっさり。 特に婚約者の章の所では「そんなんでいいの?!」って位描写が適当。 えぇーこんなんで結婚決めるかね。 二人のねちねちさを際立たせる為の演出だと思えばしてやられたり、ですが。 どうにも胸糞悪くて買って最後まで読了出来ず捨てました。 結末も知りたくない。そんなの初めてです。 もしかして我慢して最後まで読んだら星増えていたかもしれませんが、おそらくそれは無さそう…。 他桜庭さんの作品は先の知人から「伏」を借りて読みましたが、内容全然覚えていません。 私には合わないんでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この手のテーマは書くのが難しいかと思います。 (性の部分だけ煽るポルノでなくて・・・。) あえてこの手テーマに「挑戦」している作者には敬意を払います。 が、できる事なら書き直して欲しいところです。 サスペンスとして失敗、恋愛物として失敗、最後の数ページで吐き気すらします。 「人の肉欲」だけを煽っても共感できません「筆の力」は大事です。 この小説では、この2人は単なる「変態」単なる「性倒錯者」になってしまっています。 どうしてこの2人が愛し合うようになったか、「必然性」または「運命のいたずら」でも良いが そういった描写が薄く共感できないし、フィクションとしてのリアリティもない どう失敗しているか中古で買って読んでみるのも良いでしょう! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の海上保安官は25歳の時に親戚の娘を養女として引き取り育て上げるが そこには幼いころからの親子を超えた愛や肉体関係・・・・・ ロリコンや近親相姦を文学の中の表現することに私は嫌悪する人間ではありませんが・・・ 年頃の娘が帰ってくるまで外で待つ16しか年が離れていない父親 100人が100人がそんな様子を見ればこの親子は近親相姦の関係のだって疑うでしょう??? ごくごく普通に・・・・ 気持ち悪いよね 何の文学的表現もなく ただ精神的にいかれた人間を描いた愚作 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品に 高評価をつけている方が多いのが信じられません。 気持ち悪いです。 親子で、わざわざ肉体関係をもつ意味がわかりません。 なぜそうなったのか・・ってところが全く伝わってきませんし。 情景なども細かく書いているのですが、頭の中に光景がひろがらないのは やはり文章力があまり無いからだと思います。 ピアスを舐めるとか、発想が素人くさいです。 とくに意味もなく なんとなく気味の悪い事を書いてるだけという気がします。 全体的に浅くて、素人くさい作品でした。 でも最後まで読めましたし、 時代を遡っていくという書き方は好きなので ☆2つです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
だってこれ最低線のリアリティが確保されてないんですもの。 死体をアパートの押し入れに何年も入れておいたら一体どうなるのか。 ちょっとコレは無いスよ。 流氷や津波や蒸し暑いアパートをムード歌謡的な背景としての 禁断の情事は香ばしいっすよ。でもただそれだけ。 淳悟はなぜネグレクトの過去を持つだけで親戚のオバさんを孕ましたの? そこんとこの過去と動機はすっ飛ばし? いろんな事がほったらかされたままのエンドに萎え切りました。 スカした陰を持つ年上オトコとの火遊びを頭の中だけでもてあそぶ お嬢様小説としか読めませんでした。あしからず。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は一般小説として装丁されていますが、学校の図書館にも置かれているのでしょうか。 一般小説としての度を越えていると思います。アダルトとして装丁してほしいです。このような内容だと知らずに読むとすごく不快な気分になります。 赤朽ち葉家の伝説を読んだ際にも感じたことですが、この作家さんの本は読後感が気持ち悪すぎます。文章はとてもすばらしいのですが作風が悪いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
父と娘が恋愛関係にありセックスする話しです。 気持ち悪い、最後まで読めなかった。 普通の人は嫌悪を示すのではないでしょうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
賞狙いですか。 問題作ということで覚悟して読んで見ましたが、やはり受け付けません。 これは、もともとこういう性癖がある人でないと書けないような気もします。 ただ、こういう人達も世の中にいるんだなあ、という勉強にはなりました。 半ば強引に読み終えたあと、本はすぐに焼却処分です。 こんなことは初めてです。 古本屋さんにすら持って行きたくありませんでした。 そういう意味では著者の策略にはまんまとはまってしまった感はあります。 私の敗北です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただただ気持ち悪かった 心の描写は薄いのに、性描写だけぬめぬめといやらしくて これが書きたかったの?と思ってしまう 美郎の章もいるの?って感じ出し 過去がどうあれ、こんな関係正当化も共感もできないし 文学的に昇華されたものでもなかった 直木賞・・・こうゆうものも受け入れて窓口広いですよってアピールですか 初めてこの人の読んだのに、他の読む気無くなってしまった 褒めてる人を否定はしませんが、まっぷたつに分かれる作品でしょうね | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞作品だが、実力よりも直木賞受賞作のパターンに意図的にはまった部分を評価されている節がある。 「女としての価値をまっとうに消費できない苦しみ」というテーマがなかなか普遍的な主張に発展しない。 この種の主観的なテーマのみで話を引っ張れるのは、あくまでもライトノベルや少女小説までだと思う。 著者の作品に多用される「もてない女の苦しみ」というテーマだけだと苦しみよりもいびつな内面の方がはっきりしすぎていて、どうにも共感しにくい。 個人の姿や感情が普遍的な主張に結びついていかないので、一般層向けの小説としてはいかんせん弱い。 また、文学的な雰囲気や描写を意識的に取り入れる努力がはっきり見えるのだが、それらがどうもテーマ部分の弱さを修飾して隠す以上の役割を果たしていない。 そのためか影響された作品と著者自身の感性を闘わせている感じがあまりせず、物語全体にどこかから借りてきたような雰囲気が漂っている。 危険でグロテスクな香りはすれども、その感覚自体に既視感を感じてしまうのだ。 従って外見は作りこまれているが中身は著者の手腕で料理しきれていない。 典型的なライトノベルの延長上にある作品に落ち着く。 一般向けというよりも著者の信望者の心をくすぐる作品だろう。 それでも直木賞を受賞できたのは、本書が過去の受賞作をよく研究していたり、審査員が好む文学的素養に基づいて書かれていたりするからだろう。 他の作家でライトノベル畑から直木賞候補になったのは冲方丁がいるが、著者が受賞できて冲方が受賞できなかったのはこの素養の差にある。 そう考えると、芥川賞・直木賞という日本の二大文学賞も、受験と同じように単なる規格になったのかもしれないと思えてしまう。その中身よりも傾向と対策の成果が評価されるようでは、高名な文学賞もライトノベルや漫画の基準とそう変わらない。 本作を読んで思ったのだが、過去の受賞作などと比べて近年の小説全般があまり求心力を持つに至らないのは、単純に作品で訴えたい主張が薄かったり、あるいは弱くなりつづけているからではないかと感じた。 著者が今現在執筆している八犬伝の小説や冲方の一連の時代小説は、その問題への彼らなりの反抗なのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
率直な感想を書きます。 文章は、微妙に読みにくかったです。声に出すように一々音にして読んでしまうせいかもしれません。文末に「〜た」が来る文章がひたすら続くので、リズムが悪い感じがしました。そのせいか、非常に入りにくかったです。 内容は、殺人あり、近親相姦あり、謎めいた感もしつつ、全体を通して美しさがありました。けれども、「読み始めたから読みきる」という以外に読み進める理由があまり見つからないお話でもありました。全体を通して伝わってきたことはとにかく淳悟の外見が素敵だということです。血の繋がり以前に、花を引き取ったのが若いいい男じゃなかったら、こういうことにはならなかったかもね、と意地悪く思ってしまうくらい、とにかく淳悟の容姿の素晴らしさがしつこいほどに強調されていました。特に最終章では、「女なら一度はこういう妄想するよね」と読みながら笑ってしまいました。 主人公の花が要所要所で放つ「血が」云々と、一瞬センセーショナルな響きを持つ「血の人形」という言葉の意味が、読み進めて時を遡るうちにわかってくるのですが、そしてそこがこのお話で一番重要な部分なのではないかと漠然と思うのですが、「あー、なんとなく、わかった…かも?」くらいの描かれ方で、そもそも何故花の母と淳悟が関係を持ってしまったのかもわからず仕舞いだし、その点では非常にもやもやが残ります。 全体を通してじっとりと重暗い、それこそ甘い腐臭を嗅ぎ続けているような感覚にも関わらず、時を遡る形式のためになぜか爽快に未来に希望を持って終わった気になる不思議なお話です。 読み終わって最初の章に戻ると、花のは別の男と結婚してしまうし、淳悟も姿を消してしまいます。花はなぜ淳悟から逃げたくなったのでしょうか。その辺があまり描かれていないので、どうしても「淳悟が醜くなってきたからではないか」と勘ぐってしまいますが、最終章の美しい妄想も時が経てばやがて色あせ、終わりが来るということを描ききったお話だな、と思いました。 それにしても、読み進めるごとに遡っていく、という手法は面白かったです。 駄文長々と失礼しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞作品ということで気合いを入れて読んだが残念ながら好みではなかった。 決して面白くない作品ではない。桜庭一樹の作品は「赤朽葉家の伝説」 「ファミリーポートレイト」と読んだが、次の展開を期待して読み進ませる 筆力はあるようだ。 しかし、この作品、まったく現実感がない。 ひとつひとつのエピソードが、からまりあった2本の木のように 根っこに向かって繋がっていくのが理想なのだろうが、 各章でぶつぶつと切れてしまった印象。 作者はオホーツクの暗い海と、主人公二人のねっとりした関係 しか興味がなかったのかなと思う。 (それにしては全然エロティックでない・・舌での愛撫描写が 中心でなんとなく幼い感じがするから?) それでも性的破たん者の腐野淳悟は男として魅力的でなくもないが、 腐野花のほうは最初から最後までまったく女としてなってない。 ぶっきらぼうで影のある不思議ちゃんを描きたかったようだが、 私も小町と同じく、直感的な嫌悪感をぬぐうことはできなかった。 そのほかの登場人物も構成が甘く、殺された2名に関しては まったく理不尽としかいいようがない。 結末も読者に丸投げ。ミステリではないのだからこれはこれで 良いのかもしれないが、読後のカタルシスは全くなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレ注意 主人公二人の絆はすごいが、だから数々の犯罪行為が許されるということにはならない。 最後の方で結局男の母親との不幸な関係が原因だったことがわかってもなお、感情移入したり共感する気持ちには一切なれない。 「おかあさん」といいながら自分の娘を犯す男、を文学的に描くならもう少しやりようがあるでしょうに。 ただ、読み返すとものすごく周到にあちこちに伏線が張り巡らされているのがわかって、そのテクニックだけはすごいと感心する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
薄暗さと気味の悪さを盛り込んだだけの、誰にでも書ける作品だと感じた。 文学とゆうより、おそらくはケータイ小説(読んだことはないが重めにしとけばいいよな的な)をディープにしたような安易さ。 そもそも腐野って名前…… 面白くないことはないけど、読まなくてもよかった作品のひとつ。文学だとは思わない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出版社は賞を取らせ、作者はいろいろと小細工をしているが、これは文学でも小説でもない。 殺人事件の顛末、淳悟と母親の関係まで書くべきではないか、二人が近親である必然性も感じられない。 作者のねらいは理解できるのだが、文章が稚拙すぎて中途半端、素人はだしの文章を読むのは苦痛だった。 ただ、こういう未熟でご都合主義な物語を、好む人がいるというのもわからなくはない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
桜庭さんの本は初めて読みました。文章はすごく上手いですね。ただ何が言いたかったのか、私には解らなかった。近親相姦をテーマと考えるなら、内田春菊のファザーファッカーの方がはっきりしていて、良いです。こちらは主人公二人は普通のカップルみたいだし、私には血のトリックも訳がわからなかった。花の結婚も浅いものにしか思えなかった。終わり方もあっけないし。ただ性行為が書きたかった訳ではないですよね?読み取れない私が悪いのか。北海道の情景なら、海猫を読んだ時の方がリアルだった。なんでこれが直木賞なのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
言葉が乱暴で申し訳ないのですが、女性として全く受け付けないです。「胸糞悪い」の一言です。この作品が直木賞を取ったなんて信じられません。何でこんなもの書いたんだか。普段はレビューなど書かないのに、書かずにはいられませんでした。他の方も気持ち悪いと書いている通り、本当に気持ち悪いです。ただ、子供は被害者なので、かわいそうです。かわいそうだけど、やはり気持ち悪い子です。男は最低野郎です。読んでいて真剣に2人共死んだらいいのにと思ってしまいましました。怖っ。自然や風景の描写も必要以上に多く、イライラしました。飛ばして読みましたが。読む方にここまで嫌悪感を抱かせる点で、凄い作者だなってことを評価して星1つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不快ではなかったのですが、はっきり言ってつまらない。殺人を犯して逃げるわりには罪の意識がみえないし、離れられないというわりに結婚するし、全部が中途半端すぎます。花の出生の秘密もしっかり書いてほしかったし、掘り下げるならトコトンまでやるべき。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の章を読んだ時、作者は単なる禁忌愛ではなく 血をテーマに描きたかったのだろうと思った。 淳悟は自分の存在における足りない血を花で補おうとし、そして花の方も然り。 血が満たされている状態で初めて人間は人間として成立しうるのではないか。 しかし、だとすると余計な話が多い。 稚拙なミステリー部分や尾崎をはじめとする脇役達。 だが一番の問題は作者が芸術と漫画的センスの間で揺れていることだ。 だから書きたい本当のものが後者に押されて読者に伝わらずにぶれてくる。 取り上げるテーマが超一流のセンスなのに対して、 それを冷静に処理していく力は3流であるのは残念すぎる。 今後の成長に大きく期待。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
2007年の直木賞をとったんですよね。その年の様々な書評で随分話題になっていた本書。文庫本になりやっと手にした。 確かに内容は衝撃的だし筆力もある、ストーリー展開もよく練られていて、一つの絵を次々と詳細な描写で重ね合わせているような。ただ不思議なんですが、一人一人の登場人物に深みがなくて、そういった意味で圧倒的なリアリティが欠けている。多分その原因は、他のレヴューにもあったけど、この物語において必要な決定的な物語を筆者が避けたせいではないか。読者の想像力に任せているというエクスキューズの名のもとに。例えば、花のような複雑な家庭環境をもつ人間と、幼稚舎出身の御曹司が結婚する確率は実際のところゼロに近い。自分の父親がもつ会社にとって不利益な問題を起こすような結婚相手を選ぶことは、彼らは許されていない。小さいときから、自分の存在は会社の従業員の生活を守ってこそだと、繰り返し教えられているからだ。だから花との結婚を決意するまでの経緯は、決して省かれはいけなかったのだと思う。同じように、花が生まれてきたときの出産の経緯も。 筆者はストーリー展開には興味があるけれど、人間の深層心理を描くことには興味がないのか、あるいは意図的に避けてるかどちらかではないかしら。内容もさることながら、人に勧めるか、と言われたら名前を挙げることはないと思った。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!