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私の男
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私の男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全87件 21~40 2/5ページ
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受賞作品、映画化作品ということで購入したが、私にはちょと合わなかった。 なんだかなぁ・・・・ | ||||
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花にはちっとも感情移入を出来ませんでしたし、小説の中ではモテる父親の魅力も全く伝わってこなかった。 2人共ただ気持ち悪い変態という感情しか持てなかった。 何も実の親子にしなくってもいいのに、遠い親戚のままだったら違う風に感じられたのにと思いました。 久しぶりに後味の悪い小説でした。 | ||||
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映画化されて話題になっていたので、原作を読んでみたが気持ち悪かった。 気持ち悪さから、最後まで読まなければという感じであった。 近親相姦、死体と何年も同居、死体の人物のお化けも出てくるし、 おまけに北海道の冬の海の描写が暗いイメージになるし、主人公の喫煙マナーの悪さがキャラクターなのだろうが、とても不愉快であった。 | ||||
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プロットと構成は良いが描写が一辺倒。 テーマも、狙いすぎな感じが辛い。 | ||||
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桜庭さんの本は何冊か読んだことがありますが、この本はテーマがよくわからなかった。エロティックなシーンもエロさを感じなかったし、文章も稚拙。何がいいのか全くわからない作品でした。 | ||||
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結構期待して読み始めましたが、のっけから、わたしの男、わたしの お父さん。逃げ出すの。離れられない。そんな訳のわからない文章に、 かなり戸惑いました。 少しづつ、進んでいくうちに、ようやく内容がわかり始め、なるほど、 それで。と呟きながら、破滅的、自殺的な世界に少しづつ、ちょっとづつ 近づいて行ったのですが。残りページ、僅かになっていくのにお話の、 結末は如何に。 この終わり方ですか。 なんか、得体のしれない九本くらい尾のあるキタキツネに化かされた みたいな感覚でした。 狐は可愛らしく近づいて、寄生虫を忍ばせて、やがて人を滅ぼす。 因果関係とは言いますが、親と子と、殺人と、絡まりあう、二人の 肉体と、精神は、この新たな出発と、未来に同じ運命をもたらすので しょうか。 40点。 全てが一人称で語られる、一つ一つの物語が、その織りなす一言 一文が、女性のところがとてもしっくりくる。この方ひょっとして女性? と思っていたら、そうみたいですね。 大好きな街、紋別の風景がやっぱりいいんですけど、ちょっとねえ。 困りました。 | ||||
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「生きろ」と言ってくれた義父の言葉を真摯に受け取れない花が哀れ。 肉の繋がりでしか愛を実感出来ない二人が哀れ。 津波、流氷、オホーツクの描写は上手いと思った。 | ||||
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若ければ、肉体的であれば、華という感じが、気持ち悪い。全体的にカサカサしていて、文学の香りとか、熱気とかがなく、物足りない | ||||
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最初の数ページ読んでも惹かれるものがなく、その後を読むのを止めた。 | ||||
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結論を申し上げますと、本作は、作者が伝えたいことが不明瞭であるように思われる作品でした。 レビューの多くは、本作の近親相姦というテーマが、そもそも道徳的・生理的に受け入れらないという論調が多い中で、敢えて異なる観点から感想を申し述べるのであれば、このような重いテーマを題材に取り扱うのであれば、作者はさらに深く洞察を掘り下げる必要性があったように感じられます。 本作においては、近親相姦に至った動機を、登場人物である淳悟と花の、心理学的な共依存に原因を求めていますが、そもそも淳悟と花が共依存の精神構造を持つに至るプロセスの描写が不十分であるように思われました。 淳悟と実母との関係性、花と奥尻島の両親との関係性を詳細に説明して、共依存の精神構造を持つに至るプロセスを詳細に著述できていたならば、本作における作者のメッセージが、より明確になったように思われます。 | ||||
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まず、「近親相姦」ではなく、正しくは「近親姦」です。私は仕事柄このあたりのテーマは見過ごせないんですよ。すごく不快。 作者は特別なメッセージのためにこのテーマを扱ったのではなく、インパクト重視でしょうね。 これは養父が少女に長期に渡り性的虐待を行うという悲惨な話を美化していますね。そのあたりの徹底した取材や考察があればこういう浅い話にはならないでしょう。作者の考えの根底は強姦神話に通じています。つまり、性犯罪者が、「女性は嫌だと言ってもほんとうは喜んでる」的な勝手な妄想を言い、また社会も、強姦された側にに非があるといった認識から抜け切れていないということが、この本が容認され、映画化されることからもよくわかります。 性犯罪者/性虐待者が「だって愛しているんだから」「あの子が誘ってきた」とかね。この本の主人公がまるで喜んで性的関係を受け入れているかのようにわざわざ描写しているあたりが、浅はかだなー愚かでなんにも考えてないなー意地悪いなー、と。少女に、親の本物の愛と、ただの肉欲で迫る人間の行為を整理して対応できると思いますか?性行為をされたって、大事な「おとうさん」が喜んでくれるなら、受け入れて適応せざるを得ないんじゃないでしょうか?嫌悪感だしたら「おとうさん」かわいそうでしょ?この作者によって主人公の少女は意味もなく何重にも尊厳を踏みにじられたと思います。 この作者なら監禁事件も「そんなに愛されて束縛されて幸せ」って言うんでしょうね。地獄を知らない人間がこういうものを書いてはいけないですよ。 性虐待や肉欲を愛とか言われてもねえ。映画化とかありえないです。 不買運動レベルの性犯罪者/性的虐待者容認小説です。 | ||||
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救いようのない内容です。読まなきゃよかったと後悔した作品の一つです。 | ||||
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あらゆるものが障壁ではなくなってきている現代では、「親子」は残された最大ともいえるタブーではある。悲しい愛を紡ぐのに障壁は必要かもしれないが、未成年、それも9歳のこどもを無理に性行為に及ぶことは児童虐待。『彼』が無欲で他事に淡泊であり魅力的であるように描くが、こどもへの性欲が抑えられない犯罪者としか思えなくなった。文学であっても、とにかく二人の姿に美しさが感じられず、個人的には反吐が出る物語である。残念。 | ||||
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しょうもなさすぎる……映画に興味あり、そういや直木賞だったよなと思って読んでみた。 いちいちイライラしっぱなし。これは文章?最初の一文からまったく意味分からず。こういうの、駄文って言うんだよ。 しっかし、同じ表現が多すぎる。連載だったからそうなったせいもあるだろうけど、単行本するなら加筆修正くらいしてほしいわ。 小文字のひらがなには虫唾が走り、延々と続く海だの雪だのの貧乏くさい表現。 すべてが凡人の想像力内で、新鮮さや驚きすらない。 近親相姦?いいえ、この小説にそもそものテーマはないです。ミステリーにもなってない。 あとがきの作家が絶賛してるが、恥ずかしくないのか? 直木賞の選考委員だって面白いもの書けていないもの、こんなんで受賞できるんだろね。 流し見レベルのテレビの2時間ドラマの脚本ならまだ許せるだろうけど。 お金払って読む価値はないです。 | ||||
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設定は興味深く、ショッキングなものの、キャラクターがあまりに陳腐すぎる これまでのライトノベルでの書き方と大差ない表現方法で物語のリアリティを著しく削いでいる | ||||
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フィクションにあまりリアリティーを求めるものではないと思いますが、「花」はあまりにも子供らしくありません。おかあさぁん、などと言ってすがりついて性的虐待をはたらく養父(実は血の繋がりのある)を特に嫌悪するでもなく受け入れて慈しむような子です。9才の女の子にそんなことがあり得るのだろうか、と思いました。押し入れに何年も死体をしまっていてなぜ近隣住民にばれなかったのか、どうして大塩さんのカメラのフィルムは現像されなかったのか、など、突っ込みたいところはまだまだたくさんありますがとりあえず置いといて、花はどうして美郎と結婚しようと思ったのかが一番の謎です。「おとうさん」を愛して殺人まで犯し、そうまでして一緒にいたいと願った相手を捨ててアッサリと結婚するか?と思いました不毛な関係を断ち切ろうとして「おとうさん」と正反対の人と結婚したのか、「おとうさん」以上に美郎に惹かれたのか。結婚に至るまでの過程をもう少し掘り下げて欲しかったと思います。なんだか中途半端でした。 | ||||
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何が言いたかったのかが、イマイチわからない小説でした。 文章 は大変読みやすく、舞台である北海道の風景や匂いまでもが伝わるところなど、とても良かったです。 ですが、九歳の女の子の心理状態が成人と変わらない…むしろ中年に近いような堕ちた女の感覚を持っていることに疑問と不快感も覚えます。 仮にも家族四人で育った環境で、あんな殺伐とした感情にはならないと思います。 いくら幼少時代に疎外感を抱いたからと言って、あんな風な子にはならないと、一人の親として感じました。 実の親子が、なんの疑いもなく罪悪感さえ飛び越えて、身体を使ったコミュニケーションを図ることになんの意味があるのでしょうか。 これを肯定してしまったら、 世の中のモラルは崩壊するし、 ほんとうの被害者児童に対して 申し訳がたたないような気がします。 小説だから、フィクションだからと、 近親相姦の場面をあんなに生々しく書く必要も…理解できないです。 | ||||
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共依存は、愛じゃない。そこにある愛は、自己愛で、ただ相手に流れる純粋な愛じゃない。 映画が気になり読んだけれど、だから何なの?と言った気持ちになった。 殺人も、共依存も、花と父の関係もなげっぱなしなまとまり。 この話に共感した人は、自身の恋愛経験に重ねた人達だと思う。 しかし、この話は、キーワードは近親相姦だ。 日本語は、曖昧な表現が多く、長所でもあるが、やはり欠点もある。曖昧な表現が、物事の意図や核心までも曖昧にさせてしまうと思う。 この話は、9歳の子供が近親相姦にあう。性行為は愛情表現だと認識し、意図して行動に移すには、それなりの年齢が必要になる。 9歳の子供に、性行為が愛情表現で、認識して行いたいと思っているとは、私は思えない。 私からすると、花は実父にレイプされた。花は実父に強姦されたと言える。性行為は、お互いの同意があり成り立つ。 子供がそこに居るのは、そこに居るしかなく、そんな父の相手をするしかない。せざるおえない。この視点を無くして、ただ「愛」の話とするのは、非常に危険な思いがする。 なぜなら、性的虐待の被害者は、生き残る為に自らの心を殺す・抑圧する。自らの「愛」から性行為をしている訳では無く、ただ命の為に、認識を歪ませている。 題材を認識しているならば、この話を「家族の愛」などと言うのは、如何なものなのか。 この作家は、現実に世の中に、花と同じ性的な被害者がいる事を考えて書いたのだろうか? レイプや性的虐待の被害者を、しっかりとリサーチしたなら、こんな流れの物語は書けないだろう。と思った。 私には、この作家の、世の中に発信する者としての、責任の欠如さを感じた。 共依存だろうと、殺人だろうと、近親相姦だろうと、現実にその被害者が世の中にはいると考え、あえて作品を世に出したいなら、伝える責任を考えて作品を創作してほしいと思ってしまった。 その人達が、どれ程の苦しみを味わったかを知っているのだろうか?その苦しみを表現しきれても無く、ただ「作家」として、書きたいから書いただけなら、不謹慎だとも思った。 昭和な感じは伝わった。血の繋がりに執着する感じや、親の意識、子の意識など、私も言われて育った。しかし、家族でも、違う人格の人間が集まる仲間だし、親も子も、お互いに、相手の「物」では無い。花や父の様に、環境や与えられた物事のせいにばかりしていては、成長は望めない。 花と父の、自己にある悪や責任から背を向け、「私はこうなの。」と、投げやりに開き直って生き、他人を巻き込み、反省もせず、ただ落ち込み、感傷的に生きてる様には、胸糞悪くなった。 今流行っているが、「ありのままの自分」を受け入れたあとは、成熟に向かう言動や意識の変換を自らが行わないなら、ただの怠慢な人間の出来上がりだと思う。 そんな怠慢な人間を書きたかったなら、成功してるのでは? ただ、この作家は、複雑な家庭に育ったのか?と思うほど、花や父の嫌な姿(結局、自分の気持ちを満たしたいだけな人・自己愛人間)を、リアルに書けていると思った。 人間の闇に迫りたかったのかな?とも思ったが、この話だと、人間の闇には、理由がある。様な感じだし、不幸な生い立ちだと幸せになれない。みたいなレッテル貼りな感じにしか読めない。 人間の闇に、環境や生い立ちが関係あるとも思うが、人間には元々闇があるものだろう。そこも、血のせいにしてばかりで、人間の闇に迫った話としては成り立って無い。 人間の心情を情景で表現したとしても、何だかありきたりで浅く、深みが感じられない。 全てが浅いので、伝わるものが無く、ゆえに、賞がとれたのは、ただ近親相姦が書かれてるからだろ。としか思えない作品。 何となく、作家の自己満足感しか感じなかったし、ねちっこいだけで、人間の内面を表現してるつもり。な話にしか読めなかった。 | ||||
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一応頑張って最後まで読みました。 こういう倒錯的作品は結構好きなほうですが、 これは受け付けませんでした。 モラルに反する事をしてまでも、読む人を引き付けるには やはり人間として、どこか僅かにでも魅力を感じなければ難しいのかな、と思わせた作品でした。 少しネタバレ(未読の方はご注意) この親子がまるで駄目、特に花。 花は可哀想な子なのですが、それよりも大塩のおじさんがもっと理不尽で気の毒すぎて・・・ 花と父親に全く感情移入できませんでした。クズ過ぎて。 「おとうさぁぁ〜ん」「はなぁぁ」(確かこんな感じ)などお互いの呼び方に虫唾が走るほど。 一章から過去に遡りながら章は進んでいきます。 最後読み終えてから、また一章を読み直しましたが、嫌悪感しか生まれませんでした。 花が結婚する相手もきっかけも、薄すぎてイマイチ。 結婚なんかしないで二人堕ちるところまで堕ちて貫いた姿が見たかったかも・・・。 これから花にとって生き地獄が始まるのか、父の影を探して夫を反故にするのか、 その辺は読み手の想像力に委ねられるようにしてるんだと思います。 私としてはどうでもいいかな? それと、色んな点で矛盾というか、リアリティ無さ過ぎです。 カメラのことでは、どうして警察で現像しないで、わざわざ未現像のものを当人に突きつけたのか、 押入れの中のこと、その他色々と・・・。 小説だから、リアリティそんなに求めてはないけど、ちょっとそれは無いかなと思います。 入り込んで読めなかった原因の一つでもあります。 既読後、珍しく全く余韻に浸れない作品でした。 これ映画化されるんですね。 この二人をもっと魅力的に表現できれば・・・いや、出来るのか? ※ 本の表紙が映画公開ver.に。 この二人って切れ長の目が似てるって作中やたら出てくるのに、映画に出演される2人はあまり似てないですね・・・ | ||||
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いちおう、読みました。 個人的には、『赤朽葉家』のほうが、おもしろいと思います。 直木賞、累計40万部、結果がすべてなんでしょう。 刑法175条でも、内務省の検閲制度でも復活させて、排斥して然り、と思います。 同じ近親相姦ものなら、夢野久作『瓶詰の地獄』のほうが美しいです。短編なので、青空文庫でサラッと読めます。 あの元銀行員のおばちゃんが、憎めないね。世の女は、すべて若くて美しいわけじゃありません。女磨きの失敗例も多いはずです。 あと、映画化するらしいけど、二階堂ふみ、重苦しい役が多いね。彼女の女優としての寿命を縮めなければいいですが。 「花」を演じる、か細く初々しい女優の生命に対し、だれが責任をとるのでしょう。 お金や結果よりも、かけがえのないものの存在を軽薄視しての「文学」なんでしょうか。 他人を楽しませられる(エンターテイメント)なら、人間そのものの価値は、お金よりも軽いものかもしれません。 | ||||
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